毎月1回と設定した「ハイムガーデン散歩」が、もう実現。左足がなぜか急にポンと跳ね上がり、引きずっていたのが噓のようだった。その分ぎこちない歩きだったけど、「あのかわいい坊やのところまで歩きたい!」と思って歩いた。Ms. Wに花壇でまたばったり会ったのにもびっくり!今回は2本杖だった。

 何はなくても、長く一緒の「家族」だから楽しい。どこかの国から来たかとか、関係ない。みんなおんなじ人間だ。失職の心配をしていたSarahが4月からT大に就職との大ニュースも「そうかな」程度のことだ。Mariに英語を教えてもらい、Aliには車いすを軽々と担いでもらい、Barmyanのご飯を食べて楽しいフツーの家族だ。

俳句には季語、季語には季節、季節にはその時々の花、樹木、空の色、山の色・・・。

待ち遠しい春!!こんなにも草や木が芽を吹く季節が恋しいとは。見るのだ、この目で、この足で!今はとりあえず、頭の中で考えてみる、思ってみる。

ほとけのざ(仏の座)Lamium amplexicaule nipplewort
ほとけのざ(仏の座)

 コオニタビラコ(小鬼田平子)と呼ばれるキク科の草。現在ホトケノザと呼ばれているものはシソ科の草で別種になります。「コオニタビラコ」は田んぼに平らにはいつくばるように広がるの意。

春の七草ではないホトケノザ
コオニタビラコ
オニタビラコ(鬼田平子)

なずな(薺) shepherd’s purse ナズナの別名はペンペングサ、シャミセングサ。アブラナ科
なずな(ペンペン草)

 別名ぺんぺん草とも呼ばれるもので、日本各地の草原に自生しているアブラナ科の草の一種。花の下にできる果実(種子)が三味線のバチの形に似ていることから「ぺんぺん草(ぺんぺんは三味線の擬音)」の愛称で知られる


◆はこべら(繁縷)chickweed
はこべら(繁縷)

 別名ハコベともよばれるナデシコ科の草。
野原に良く見られる草ですね。平安時代の植物辞典「本草和名(ほんぞうわみょう)」に波久倍良(ハクベラ)の表記がある。生まれ育った地方では「あさ(っ)しゃぎ」と呼んでいた。

『拾芥抄』に「蘩蔞」のルビとして見られる
こはこべ

一般にはハコベまたはハコベラという名前で知られています。
日本全国至る所にある雑草ですアサシラギとはこの地方だけの呼び名だそうで、小鳥のえさによく摘みにいきました。別名:ハクベラ、ヒヨコグサ、ハコベラ、アサシラゲ(朝開け)方言名:アサシラキ、アサシラギ 図鑑(Stellaria media)


この図鑑から私の探しているあの「てんてんぱらぱら」に似ている「キクザキイチゲ」または「アズマイチゲ」のような花を見つけた。(2012年「オクノアズマイチゲ」記事

アズマイチゲ(東一華)Anemone raddeana
キクザキイチゲ
サイトに花の名前なし
◆ごぎょう(御形)cottonweed cudweed
ごぎょう(ハハコグサ)

 別名ハハコグサ(母子草)と呼ばれるキク科の草。草餅はヨモギが一般的ですが、古くはこれを使っていたそうです。野山に自生し、春先に黄色い花を咲かせる。かぜの予防やせきなどに効能があるとされる。


◆セリ  セリ科セリ属 (英)Japanese parsley/ water dropwort

セリはセリ科の多年草で、日本全国の山野に自生しています。古く奈良時代にはすでに食用とされていた記録が古事記、万葉集に残されています。水分の多い土壌を好み、沢や河川の水際などに繁殖しています。湿地や田んぼの畔(あぜ)などに「競り合う」ように群生していることからその名が付いた。爽やかな香りで、健胃・整腸作用があると言われる。

せり

◆スズシロ  アブラナ科ダイコン属(英) Radish a Japanese radish(仏) Radis

 ダイコン(大根)はアブラナ科ダイコン属の1年草で、古くから日本人になじみの深い野菜の一つ。春の七草のひとつに“すずしろ”と言うものがありますが、これは大根のことです。

 ダイコンには沢山の種類があり、大きさや形も様々です。日本では白い物が一般的で、それに紅いラディッシュが良く知られている位ですが、海外では真っ黒い物や表面だけでなく芯まで紅い物もあります。


◆スズナ(鈴菜) a turnip
分類: アブラナ目 > アブラナ科 > アブラナ属 学名:Brassica rapa L. var. rapa 英名:Turnip (仏)Navet 中国名:芜菁,蔓菁 和名:かぶ/蕪 別名:カブラ(蕪)、カブラナ(蕪菜)、カブナ(蕪菜)、)、ダイトウナ(大頭菜)

 カブはチンゲンサイや白菜、菜の花、キャベツなどと同じくアブラナの一種です。日本では古くから親しまれてきた野菜の一つで、全国各地にわたり沢山の品種が栽培されてきました。また、その呼び名も様々あり、一般的に知られているものでは「かぶら」や「かぶな」などがあります。下にあげた「すずな」もその一つです。

かぶの別名

旬の野菜 辞典

秋の七草  The seven flowers of autumn

ハギ 萩 (a) bushclover bushclover Japanese clovers マメ科
オバナ 尾花 Japanese pampas grass ススキ(薄・芒)のこと。イネ科
クズ 葛 kudzu (vine) Japanese arrowroot マメ科
ナデシコ 撫子 a pink dianthus ナデシコ科
オミナエシ 女郎花 Patrinia scabiosaefolia オミナエシ科
フジバカマ 藤袴 (a) thoroughwort キク科
キキョウ 桔梗 a bellflower balloon flower キキョウ科

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1/3 正月   1/4 ICF  1/8 (letter to Sarah)  1/13 こもれびの友人  1/21 EV通路歩行  2/1 歩行距離と”時間”  2/10 補装具の調整失敗?の教訓

1/3 新年も元日からしっかりリハビリ開始。1日の歩行では、一瞬、ほんの数メートルだけだけど、”その時、なんと2,3メートルの間だけですが、以前のように自分の両足で歩いている感覚があり、びっくりしました。”(mailより)


1/4 Made year’s resolutions acording to my OT’s guidance

ICF(国際生活機能分類)とは?

2023 Year Plan

3つのレベルの内容は次の通りである。
(1)心身機能・身体構造(生物レベル、生命レベル)
生命の維持に直接関係する、身体・精神の機能や構造で、これは心身機能と身体構造とを合わせたものである。
心身機能とは、たとえば手足の動き、精神の働き、視覚・聴覚、内臓の働きなど。身体構造とは、手足の一部、心臓の一部(弁など)などの、体の部分のこと。

(2)活動(個人レベル、生活レベル)
生活行為、すなわち生活上の目的をもち、一連の動作からなる、具体的な行為のこと。
これはあらゆる生活行為を含むものであり、実用歩行やその他のADL(日常生活行為)だけでなく、調理・掃除などの家事行為・職業上の行為・余暇活動(趣味やスポーツなど)に必要な行為・趣味・社会生活上必要な行為がすべてはいる。
また ICF では「活動」を「できる活動」(「能力」)と「している活動」(「実行状況」)との 2 つの面に分けて捉える。

(3)参加(社会レベル、人生レベル)
家庭や社会に関与し、そこで役割を果たすことである。
社会参加だけではなく、主婦として、あるいは親としての家庭内役割であるとか、働くこと、職場での役割、あるいは趣味にしても趣味の会に参加する、スポーツに参加する、地域組織のなかで役割を果す、文化的・政治的・宗教的などの集まりに参加する、などの広い範囲のものが含まれる。


1/6 少しずつ調子が戻ってきて、12月よりも調子が良くなってきた。Daycareの人たちとのたわいないおしゃべりも楽しく、久しく欠席だった人が元気に戻ってくると家族でもないのに何だかうれしい。


1/8 (letter to Sarah) Something happened on my left leg yesterday. Compare to my previous walk on Dec 29, it was a bit different from last year’s. My left leg and feet strangely went up higher than before and I felt a bit auquad so that my walk was not smooth (yesterday). Then, this morning I knew it was a kind of progress. I felt happy about this and very grateful for your visit!! こちらも

1/13 歩行訓練もこもれび生活もほぼ順調。ICFは「見直し」指示が出たけど!

いつもやさしく厳しく賢い仲良しNさん、ピアノを弾いていたら歌ってくれたHさん、「ビ」のつく言葉のしりとりに「ビンタ」という豪快な答えを出す、大阪ことばが素敵なFさん、山形生まれの(少し話がずれるときがあるけど)正直・率直なKさん、「お嫁に来るとき、呼びにくいからって別の名前で呼ぶからって言われたのよ」と、私から見たらあり得ないことを受け入れたYono Hさん。そのほかにも、遠くの席から脳トレの答えを訊きにやって来る人や、「歩くのがうまくなったね。もう少ししたら歩けますよ!」と励ましてくれるM氏など。気を使ってくれる人の話をよく聞き,好意を大切にしようと思う。

1/21 EV通路散歩(歩行練習)

(Line to Ken) さっき、家にいてもつまらないので、エレベータホールの前を歩いてみました。5.6号室の階段のところまで行って戻りました。これだと杖だけで行けます(車椅子の持ち上げ不要)。 この頃デイケアに行く時、EVのところまでは歩いているので。結果は(大、というほどのものではないけど)成功。問題なく戻りました。楽しかったです。「9月までにバーミヤンまで歩いて行く」の目標を立てたのですが、「これだったら、少ししたらバーミヤンまで歩けるね」と話しました。

1/22 花壇まであと一歩    (これ以降は ☆☆★ハイム散歩日誌

今日はさらに進歩(Message to Kumi ⇒ 車椅子は使わず杖歩行で、海側花壇の端っこまで、散歩しました♪ )

2/1 こもれびの歩行訓練に「スタミナ」or「継続歩行」の概念を取り入れることになり、花壇散歩の約30分(継続歩行は約20分弱)から、ホールを15分休憩なしで歩く訓練をしてもらった。継続時間は14`57″だった(笑) 汗びっしょり、楽しかった。

2/3 Komorebiのささやかだけど暖かい「節分」

節分の助六寿司
2/1のお赤飯
2/3のゲーム優勝(2回目)

2/10 雪のちらつく寒い日。このところ10日ぐらい調子良く花壇歩行を試みてたけど、思わぬbacklash(というか?副作用、反作用?)があった。歩行がうまくなるように若草PTさんが装具の角度を15-18°ぐらいにしたが、私の筋力と歩行能力がそこまで達していなかったらしく、2/8昼、膝が折れてしまいそうな事故が起きた。幸い膝や脚部、足ともダメージがなく2/9装具を再調整してもらい回復したので一安心。なんでも経験!2/10のデイケア歩行訓練は控えめにしてもらって終了。でもM氏は「見違えるように上手に歩いていた。桜の頃には(車椅子無しで)歩ける。」とほめてくれた。2/12 ようやく以前の調子に戻りつつある。まだ9週には至っていない。


2/10ピアノセッション(?)はギャラリーも増えリクエスト曲も出た。職員Sさんから「(私の)歌声が良くなりましたね。他の人もみんな楽しそう」との評価。「(こもれびDaycare計画の)お邪魔にならないか心配。時間を短くしましょうか?」と返答。様子を見ながら調子に乗らないようにやろうと思う。今週の花:

自力歩行へ Feb.12, ’23~(リハビリ_3)

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12月末からにずっと、楽しみに待っていたベルリン・フィルの年末・年始演奏会が、1月1日午後4時にやっとスタートした。年間チケットを(しばらく考えた末)購入し、BOSEのスピーカーも買って待ち構えていたので、楽しみも3倍ぐらい。ペトレンコは言うに及ばず、カウフマンは以前よりうまくなった。素晴らしい演奏だった。コンサート・マスターは樫本大進さんだった!

2022年の最後を飾るのは、ベルリン・フィルと首席指揮者キリル・ペトレンコとテノールのヨナス・カウフマンによるジルベスター・コンサート。朗々たる低音、輝く高音、知的な表現力によりカウフマンは世界有数の歌手の一人に数えられている。イタリア・オペラの有名なアリアや序曲に加え、ニーノ・ロータの組曲《道》、チャイコフスキー《イタリア奇想曲》など、年末年始にふさわしい華やかな作品を上演。

ヴェルディ//《運命の力》序曲、《運命の力》よりアルヴァーロのアリア〈生きるということは不幸な者にとって地獄だ/君は天使の胸に抱かれ〉/ヨナス・カウフマン
リッカルド・ザンドナーイ/《ジュリエッタとロメオ》よりロメオのアリア〈ジュリエッタ、私はロメオ〉/カウフマン
プロコフィエフ/バレエ《ロメオとジュリエット》より〈ティボルトの死〉
ジョルダーノ/《アンドレア・シェニエ》よりアンドレアのアリア〈ある日、深く澄み渡った青い空に〉/カウフマン
マスカーニ/《カヴァレリア・ルスティカーナ》より間奏曲
マスカーニ/《カヴァレリア・ルスティカーナ》よりトゥリッドゥのアリア〈母さん、あの酒は強いね〉/カウフマン
ニーノ・ロータ/組曲《道》より村の婚礼〈ザンパノの登場〉,ロータ/組曲《道》より〈3人の楽士、綱渡りの「キ印」〉
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー/《イタリア奇想曲》op. 45

2023/3/31になってやっとコンサートの映像がアップされた!

藤村美保子さんってあまり好きではなかったけど、歌唱は素晴らしいことを今頃発見。

Mihoko Fujimura: Lieder vol.1 Schubert 春
Im Frühling, D. 882: Still sitz ich an des Hügels Hang · Christian Gerhaher · Franz Schubert
Dietrich Fischer-Dieskau Gerald Moore Studio recording, Berlin, 20 & 21.IX.1957
R. シュトラウス: 愛する人よ、別れねばならない Op.21-3

Mihoko Fujimura: Deutsche Lieder Vol.1(藤村実穂子 ドイツ歌曲集 Vol.1)

Mihoko Fujimura, Mezzo-soprano
Wolfram Rieger, Piano
February & March 2009

春なのに、無くした恋の歌です。でも暗く沈むのは最後の節の「人の心だけが」の部分の前半だけで、あとは淡々とあの人と一緒だった頃の懐かしくも楽しい思い出を、美しい自然の中でしみじみと思い出すという、実に味わいのある曲

R. Strauss: Schlichte Weisen, Op. 21 – 3. Ach Lieb, ich muß nun scheiden
Still sitz’ ich an des Hügels Hang,
Der Himmel ist so klar,
Das Lüftchen spielt im grünen Tal.
Wo ich beim ersten Frühlingsstrahl
Einst,ach so glücklich war.
丘の斜面に静かに私は腰をおろす
空はとても良く晴れて
風は緑の谷間をそよ吹く
そこでは、私は早春の日差しの下
その昔、ああ とても幸せだった
Wo ich an ihrer Seite ging
So traulich und so nah,
Und tief im dunklen Felsenquell
Den schönen Himmel blau und hell
Und sie im Himmel sah.
Sieh,wie der bunte Frühling schon
Aus Knosp’ und Blüte blickt!
Nicht alle Blüten sind mir gleich,
Am liebsten pflückt ich von dem Zweig,
Von welchem sie gepflückt!
そこを私はあの人に寄り添って歩いた
とても心地よく、とても親密に
暗い岩場の泉の底には
美しい空が青くまた明るく
その空の中にはあの人が見えた
見るがいい、色とりどりの春が、もう
つぼみや花の中から現れている
私にはどの花も同じではなく
私が摘みたいのはあの枝の花
あの人がかつて摘んだ枝の花だ
Denn alles ist wie damals noch,
Die Blumen,das Gefild;
Die Sonne scheint nicht minder hell,
Nicht minder freundlich schwimmt im Quell
すべてはあの時のままだ
花も、緑の野原も
太陽が明るく照らさなくなった
わけではないし, 泉に映る影が友好的で
なくなったわけではない
この青い空の影が
Das blaue Himmelsbild.
Es wandeln nur sich Will und Wahn,
Es wechseln Lust und Streit,
Vorüber flieht der Liebe Glück,
Und nur die Liebe bleibt zurück,
Die Lieb und ach,das Leid.
O wär ich doch ein Vöglein nur
Dort an dem Wiesenhang
Dann blieb ich auf den Zweigen hier,
Und säng ein süßes Lied von ihr,
Den ganzen Sommer lang.


マーラー: 美しい喇叭の鳴るところ

Composer: Gustav Mahler Lyricist: Traditional

Wer ist denn draußen und wer klopfet an,
der mich so leise,so leise wecken kann?

Das ist der Herzallerliebste dein,
steh’ auf und laß mich zu dir ein!
Was soll ich hier nun länger steh’n?
Ich seh’ die Morgenröt’ aufgeh’n,
die Morgenröt’,zwei helle Stern’,
Bei meinem Schatz,da wär ich gern’!
Bei meiner Herzallerlieble!

Das Mädchen stand auf und ließ ihn ein,
sie heißt ihn auch willkommen sein.

Willkommen trauter Knabe mein!
So lang hast du gestanden!

Sie reicht’ ihm auch die schneeweiße Hand.

Von ferne sang die Nachtigall,
da fängt sie auch zu weinen an!

Ach weine nicht,du Liebste mein,
ach weine nicht,du Liebste mein!
Auf’s Jahr sollst du mein Eigen sein.
Mein Eigen so llst du werden gewiß,
wie’s Keine sonst auf Erden ist!
O Lieb auf grüner Erden.

Ich zieh’ in Krieg auf grüner Heid;
die grüne Heide,die ist so weit!

Allwo dort die schönen Trompeten blasen,
da ist mein Haus,mein Haus von grünem Rasen!


クラシック音楽館 N響第1971回定期公演

【曲目】ウェーゼンドンクの5つの詩(ワーグナー)メゾ・ソプラノ=藤村実穂子 

ワーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集 -女声のための5つの詩-◆悩み ◆夢

Schmerzen 

Sonne, weinest jeden Abend  
Dir die Schönen Augen rot,  
Wenn im Meeresspiegel badend  
Dich erreicht der frühe Tod; 
Doch erstehst in alter Pracht,  

Glorie der düstren Welt,  
Du am Morgen, neu erwacht,  
Wie ein stolzer Siegesheld! 
Ach, wie sollte ich da klagen, 

Wie, mein Herz, so schwer dich sehn,  
Muß die Sonne selbst verzagen,  
Muß die Sonne untergehn? 

Und gebieret Tod nur Leben,  
Geben Schmerzen Wonnen nur:  
O wie dank’ich daß gegeben  
Solche Schmerzen mir Natur.  
  
Sorrows 

Sun, you weep every evening 
until your lovely eyes are red,   
when, bathing in the sea,   
you are overtaken by your early death: 
but you rise again in your former splendor, 


the glory of the dark world;   
fresh awakened in the morning   
like a proud and conquering hero! 
Ah, then, why should I complain,  
 

why should my heart be so heavy,   
if the sun itself must despair,   
if the sun itself must go down? 
And, if only death gives birth to life,   


if only torment brings bliss:  
then how thankful I am that Nature 
has given me such sorrows.  
痛み

太陽よ、夕べごとに泣いて
お前の美しい瞳は真っ赤だ
海の鏡面の中にその身を浸し
お前がその早い死を迎える
ときには
だが前のままの輝きでまた
昇ってくる

陰鬱なこの世界の栄光よ
お前は朝に再び目を覚ますのだ
誇りに満ちた勝利の
英雄のように!
ああ、ならばどうして
私は嘆く必要があろう、
なぜ、わが心よ、
そんなにお前は重く沈むのか

太陽さえも弱々しくならねば
ならぬというのに
太陽さえも沈まねばならぬと
いうのに?
そして死だけが生を生み
苦しみだけが喜びをもたらす
のだから
おお、どれほど私は感謝すれ
ばよいだろう、こうして
与えられたことを
この痛みを 自然が私に!
Träume 

Sag’, welch’ wunderbare Träume  
Halten meinen Sinn umfangen,  

Daß sie nicht wie leere Schäume  
Sind in ödes Nichts vergangen? 

Träume, die in jeder Stunde,  
Jedem Tage schöner blühn  
Und mit ihrer Himmelskunde  
Selig durchs Gemüte ziehn? 

Träume, die wie hehere Strahlen  
In die Selle sich versenken  
Dort ein ewig Bild zu malen;  
Allvergessen, Eingedenken! 

Träume, wie wenn Fruhlingsonne  
Aus dem Schnee die Blüten küßt,  
Daß zu nie geahnter Wonne  
Sie der neue Tage begrüßt, 

Daß sie wachsen, daß sie blühen,  
Träumend spenden ihren Duft,  
Sanft an deiner Brust verglühen  

Und dann sinken in die Gruft.
Dreams 

Say, what wondrous dreams   
hold my soul captive,   

and have not, like bubbles,   
disappeared into darkest night? 


Dreams, which in every hour   
of every day beautifully bloom   
and with their heavenly imitations   
blissfully float through my mind? 


Dreams, that like glorious rays   
penetrate the soul,   
there to leave an everlasting impression:  

All-forgetting, single-minded! 


Dreams, as when the spring sun   
kisses blossoms from the snow, 
  
that to undreamed-of bliss   
the new day can greet them, 


So they grow, so they flower,   
dreamily casting their scent,   
softly fade upon your breast,   

and then sink into their grave.


言っておくれ、
どんな素晴らしい夢が
私の心を捉えているのかを
そしてそれが空虚な泡の
ようなものではなく
荒れ果てた虚無の中へと
消え去ってしまうことはないのだと?

夢、それはどんなときでも
日々一層美しく花咲く

そしてその天国からの知らせと共に
至福に満ちて心を通り過ぎてゆく!

夢、それは聖なる光のごとく
魂のうちへと沈み込み
永遠のイメージをそこに描き出す

すべての忘却と そして記憶の夢、
それは春の太陽が
雪から現れ出てきた花たちに
くちづけするように
思いもかけない喜びに向かって
新しい一日を歓迎する

そして夢は成長し、花開く

夢見つつその香りを振りまき
穏やかにお前の胸で燃えてから

墓の中へと沈んでゆく

でも、紅白歌合戦でも歌ったというこちらも外せない!

桑田佳祐 feat. 佐野元春, 世良公則, Char, 野口五郎 – 時代遅れのRock’n’Roll Band(Full ver.)

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 1月 ★ 2月 ★ 3月    

1月

幾霜に心ばせをの松飾り (松尾芭蕉)


「心ばせを」は、心の動き向かうところという意味の「心ばせ」と芭蕉を掛けています。幾霜を経ても緑を失わない松の気骨を持った庭の芭蕉をもって、松飾りとするのです。新年にあたっての、芭蕉の新たな決意が感じられます。(季語=松飾り)

オリオンの盾新しき年に入る(橋本多佳子)
・初夢に翼を思い切り使う(月野ぽぽな)
人類に空爆のある雑煮かな(関悦史)
・大空に羽子の白妙とどまれり(高浜虚子)


あおぞらにふれたる水面氷りけり (津久井健之) 

真っ青に澄んだ冬の空。池の水面が氷っているのは、あの青空に触れたから…..(季語=氷る)


1/6 Daycare通所2回目 晴天が続き、海も川もdaycare大浴室の温水もみんな光っている。

 ◆ 冬の陽を受けて水面の光りおり

12/29平潟湾に菜の花

夢殿の赤に世の冬永きかな (松瀬青々)

「夢殿の赤」は、法隆寺夢殿の柱や棟に塗られたべんがら(暗い赤みを帯びた茶色)の色。この世の冬は永く春はまだ遠いことよ。夢殿に安置された、この世の苦しみを救う救世観音への願いが込められています。(季語=冬)

1/16 英語のTextだけど俳句みたい!Twitted by Annie Lennox

I wish I had a river so long I would teach my feet to fly… 

<長き川 あればこの身で 飛ぶものを>  かな?

Song by Joni Mitchell

I wish I had a river so long
I would teach my feet to fly

Oh, I wish I had a river I could skate away on
I made my baby say goodbye
長い長い川の上/ 足を動かして/ そのまま空まで飛び上がりたい/

凍った川の上を滑ってみたい/ ベイビーにさよならを言わせてしまった

River (Singer: Joni Mitchell)

It’s coming on Christmas
They’re cutting down trees
They’re putting up reindeer
And singing songs of joy and peace
Oh I wish I had a river
I could skate away on

◆ 浴槽に冬の木漏れ日きらめきぬ
◆ 窓外の冬の陽(ひ)明(あか)く春近し
◆ 山裾に冬の陽射すをうれし見ゆ
◆ ジャズピアノ響くホールのランチタイム         
1/20 komorebi にて

 ◆ 冬雲の紅色鈍く横たわる(1/21)

冬の空は青く澄みわたり美しい。夕焼け空はことのほか。でも赤い色が終わりに近づくと思わぬ暗い鈍色を示す。

 ◆ 夕焼けの空にひとときミナレッツ(Minarets)

冬の空に美しい夕焼け。海も夕焼け色に染まる。遠くの山を見ると、トルコのミナレットのような景色が浮き出て面白い。

kindleで読んだ俳句歳時記「冬」より(勉強用)

  • 時ものを解決する や春を待つ   高浜 虚子  
  • 旅人と我名よばれん初しぐれ   芭  蕉
  • 初しぐれ猿も小蓑をほしげなり  芭  蕉
  • 淋しさの底ぬけてふるみぞれかな  丈  草
  • 是がまあつひの栖か五尺    一茶
  • いくたびもの深さをたづねけり 正岡子規
  • 降る雪や明治は遠くなりにけり  中村草田男
  • 美しき生ひ立ちを子に雪降れ降れ 村上喜代子
  • 夕暮れは物をおもへと冬の虹   中山純子

  • 旅に病んで夢は枯野をかけ廻る  芭蕉
  • 吾が影の吹かれて長き枯野かな  夏目漱石
  • 遠山に日の当りたる枯野かな   高浜虚子
  • よく眠る夢の枯野が青むまで   金子兜太
  • 舞ひあがるもの何もなき枯野かな 白濱一羊
  • 雪野来て雪野を帰る訃の使ひ   小畑柚流
  • 雪の野のふたりの人のつひにあふ 山口青邨

寒牡丹おのれの色をしぼり出す (三嶋隆英)

厳しい寒さにさらされながら健気に咲く寒牡丹。自らの体を痛めつけ、絞り出して、これほど美しい色に咲かせているのでしょうか。(季語=寒牡丹)

Kindleで「季語」の勉強をしていると、ふと句が浮かんでくる。今日は「角巻」。

  • ◆ 角巻の母と二人の雪の道
  • ◆ 雪の夜の母の角巻握った手
  • ◆ 雪の日はえんじの角巻ひょいと広げ
母の「詩」

角巻を展げて雪を払ひをり   原田 青児

2月

2/2 蠟梅の季節、でも見に行けないもどかしさ。Daycareに行くとき締め切った車窓から小さな黄色い花を見てその香りを想像するだけ。よし、来年は蠟梅の香りを見にいく!!

◆ 蠟梅の小さき花に春を知る
◆ 垣根越し蠟梅の香り懐かしむ

◆ 節分や鬼もかじかむ冬霰 (季語が3つも入ってるのはダメ?)
◆ 節分や鬼のパンツは黄色なり

さざなみのごとく春来る雑木山 (青柳志解樹)

今日は立春。いよいよ春です。さまざまな木々が芽吹きはじめ、生命が響き合う雑木山。遠くから、さざなみのように、優しく静かに春がやってきます。(季語=春来る)

まんさくは頰刺す風の中の花 (日原 傳)

早春、他の花に先駆けて「まず咲く」ので、なまってこの名がついたという満作の花。まだ、頰をさすような冷たい風が吹くなか、明るい黄色が輝きます。(季語=まんさく)

ゆるゆると児の手を引いて春の泥 (杉田久女)

ぬかるんだ道を、汚れないようにそろそろと歩きます。雪解けや雨にぬかるんだ泥の道、都会ではあまり見なくなりましたね。わずらわしいけれど、「春の泥」は、春が訪れたことを実感させる趣のある季語です。(季語=春の泥)

2/8 daycareの大きな甕に生けられた紅梅が見事。

◆ ふっくりの蕾で春を待つ紅梅
◆ 紅梅の枝ありそこだけ春の風

 

 

何もかも押しやってミモザ抱え来る (豊口陽子)

ミモザは、黄色い小さな花を溢れるように咲かせ、木全体が黄色に輝きます。ほかのどんな用事もあとまわしにして、息を弾ませ、胸いっぱいに抱えてきたミモザ。まわりがぱあっと明るくなりました。(季語=ミモザ)

3/8 久しぶりの俳句。日差しが暖かくなり、施設への道には美しい花が・・・。

◆ 道行けば梅木瓜木蓮春の風
◆ 道端の名もなき黄花を揺らす風
◆ 🌸春近し戸外歩行で陽のもとへ

いよいよ、桜の季節がきた。去年は病院の窓から見たマメザクラだけだった!

<自分で編集した🌸図鑑> <Ofuna Flower Center, March ’21><さくら, 2023>

3/17 片吹町の桜並木を見て。

◆ サクラ咲けソメイヨシノもアケボノも
◆ 春の歌グノーメンデルシューベルト

( Gonord:Chanson de printemps, Mendelssohn:Lieder ohne Worte Op.62-6 “Frühlingslied ” (Spring Song) , Schubert:Frühlingsglaube)

3/31 Komorebiにて(2023のサクラを思って)

◆ 2年越しに見る桜花ただ美しき
◆ 薄紅のさくらの花びら空の青
◆ さくら咲きクスノキ芽吹く瀬戸キャンパス
◆ さくら追い銀杏並木に新芽吹く

Haiku, poem

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