イスファハンの薔薇 – 詩の内容は、レイラという女性に失恋した男性が、イスファハンの薔薇も、ムスルのジャスミンも、あなたの美しさにはかなわない…と彼女を形容し、賛美するのに花が比喩的に使われています。

 フォーレの息の長い旋律に乗って歌われる、イスファハン、モスル、ジャスミン、オレンジといった異国情緒のある言葉の数々。歌詞のように、中東の街をつつむ花の香気が、音に乗って運ばれてくるような錯覚に襲われる。

 各節の脚韻はléger, douce. oranger, mousseの4つに限られていて、各節の4行目・次節の1行目の最後の単語が同じ、そして詩の最初の行と最後の行も同じ、と技巧を尽くした詩。最初の2節で旋律を繰り返して恋人を賛美する歌は、第三節で意外な展開をする、同じ語彙を繰り返しながら、fui(fuir), ne-plus-niと短い音の否定語をちりばめて、意味は一変する。一滴の朱が水面を全て覆うように、それまでの旋律は悲しみを込めて変奏されるのだが、この箇所のニュアンスの深さ!平静な身振りのなかに、深い悲しみが込められているような感動を味わう。 

Les roses d’Ispahan dans leur gaine de mousse,
Le jasmins de Mossoul,les fleurs de l’oranger,
Ont un parfum moins frais,ont une odeur moins douce,
O blanche Leilah! que ton souffle leger.

Ta levre est de corail et ton rire leger
Sonne mieux que l’eau vive et d’une voix plus douce.
Mieux que le vent joyeux qui berce l’oranger,
Mieux que l’oiseau qui chante au bord d’un nid de mousse.

(歌わない)Mais le subtile odeur des roses dans leur mousse,
La brise qui se joue autour de l’oranger
Et l’eau vive qui flue avec sa plainte douce
Ont un charme plus sur que ton amour leger!

O Leilah! depuis que de leur vol leger
Tous les baisers ont fui de ta levre si douce
Il n’est plus de parfum dans le pale oranger,
Ni de celeste arome aux roses dans leur mousse.

(歌わない)L’oiseau,sur le duvet humide et sur la mousse,
Ne chante plus parmi la rose et l’oranger;
L’eau vive des jardins n’a plus de chanson douce.
L’aube ne dore plus le ciel pur et leger.

Oh! que ton jeune amour ce papillon leger
Revienne vers mon coeur d’une aile prompte et douce.
Et qu’il parfume encor la fleur de l’oranger,
Les roses d’Ispahan dans leur gaine de mousse.

Orchestra: The Israel Camerata Jerusalem Soprano: Jennifer France, Conductor: Daniel Raiskin 2016.

Barbara Hendricks Michel Dalberto, piano

Les roses d’Ispahan – Fauré – accompaniment in D major

◎ Janis Kelly #ファ(楽譜どおり)
Amélie Saadia, mezzo soprano ファ(フランス人,半音低い)
Les roses d’Ispahan (Leconte de Lisle) 朗読
Elly Ameling Piano: Dalton Baldwin Recorded 1970-1974
Sayaka Takahashi and Dalton Baldwin
やわらかい音の伴奏 3:12
Les Roses d’Ispahan Karina Deshyes

🌹🌹 発表会用Piano伴奏(速度調節)
練習中の演奏(1/3)やっと歌詞がつけられるように・・・
練習中の演奏(2/7)※力が入ってない(泣) 最後も気をぬいてる・・
3/2 遅々として進歩せず
3/14 Piano合わせ

苔むした枝に咲くイスファハンのバラも
モスルのジャスミンも オレンジの花さえも
こんなに素敵な香りはしない 甘い匂いはしない
おお、純白のレイラよ おまえの軽やかな息遣いほどには

おまえの唇は珊瑚のよう そして軽やかな笑い声は
泉のせせらぎよりも やさしくそして愛らしい
オレンジの木を揺するいたずらなそよ風よりも
苔の巣のそばで歌う小鳥よりも素晴らしい

だが、苔むしたバラのかすかな香りや
オレンジの木のまわりをそよぐ風や
しとしと音を立てる泉の方が
おまえの気まぐれな愛よりは確かな喜びをくれるのだ!

おお、レイラよ、軽やかに飛び去ってしまった
甘いくちづけをくれたおまえの唇を失ってからは
もはややつれたオレンジの木も香ることはなく
苔むしたバラからも、かぐわしい匂いはしなくなった

鳥も濡れた羽と苔でできた巣の中にこもり
もはやバラとオレンジの木の周りで歌わなくなった
庭の泉ももはややさしい歌をなくしてしまった
朝焼けも昔の済んだ空のようには輝かないのだ

おお、軽やかな蝶のような若々しいおまえの愛が
すばやく、柔らかい羽で私の心に舞い戻ってきてくれたなら
そしてまたオレンジの木の花の香りが
苔むした枝に咲くイスファハンのバラの匂いが戻ってきてくれたなら

 “Après un Rêve / G. Fauré”
“Ombra mai fù / Händel”
“Im wunderschönen Monat Mai Op.48-1 / R. Schumann”

Voice Now

Just thinking about my next goals and music pieces.


Abendempfindung 夕べの想い K.523  Mozart

Magdalena Kožená – Abendempfindung K 523 Mozart



海はなぎ、ほほえんで K 152 Resented la calma 静けさがほほえみながら

Magdalena Kožená’   Piano:Karel Košárek (1967 – ) 

http://www.akemimarumo.com/2019/09/zueignung-r-strauss/

Du Ring an meinem Finger – Frauenliebe und Leben 4/8 – op 42 Schumann

シューマン 歌曲集「女の愛と生涯」作品42  (4)この指に付けた指輪

ドヴォルザーク ジプシーの歌 (ロマの歌) 作品55 - マグダレーナ・コジェナー

Magdalena Kožená’ (1973 – ) マグダレーナ・コジェナー Piano:Karel Košárek (1967 – ) カレル・コシャーレク

  • 1.わたしの歌声は響く 0:14
  • 2.ああ、わたしのトライアングルは高鳴る 3:11
  • 3.森は静まりかえり 4:38
  • 4.母が教えてくれた歌 8:04
  • 5.弦の調子をあわせて 10:46
  • 6.ゆるやかに衣をはおり 12:06
  • 7.たかの翼は音高く 13:52

Voice Now

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詩: ギルム (Hermann von Gilm zu Rosenegg,1812-1864) オーストリア
    Letzte Blätter  Habe dank

~Acht Gedichte aus “Letzte Blätter” 「最後の葉」からの8つの詩 Op.10

曲: シュトラウス,リヒャルト (Richard Strauss,1864-1949) ドイツ  

Ja,du weißt es,teure Seele,
daß ich fern von dir mich quäle,
Liebe macht die Herzen krank,
habe Dank.
そう、あなたはそれを知っている、いとしい人よ
あなたの遠くにいて私が苦しむということを
愛は心を病気にさせる
感謝を受けて下さい
Einst hielt ich,der Freiheit Zecher,
hoch den Amethysten Becher,
und du segnetest den Trank,
habe Dank.
かつて私は持っていた、自由に大酒を飲み
高々とアメシストの盃を
そしてあなたは飲み物を授けてくれた
感謝を受けて下さい
Und beschworst darin die Bösen,
bis ich,was ich nie gewesen,
heilig,heilig an’s Herz dir sank,
habe Dank ! 
そしてあなたはその中で悪を払ってくれた
私は生まれ変わったように
私は清らかに、清らかにあなたの心に沈んだ
感謝を受けて下さい
wissen/知っている
teuer/いとしい
Seele/人
fern/遠く
quälen/苦しむ
Liebe/愛
machen/~させる
Herz/心
krank/病気の
haben/受ける
Dank/感謝
einst/かつて
halten/持っている
Freiheit/自由
Zecher/大酒飲み
hoch/高い
Amethyst/アメシスト
Becher/盃
segnen/祝福する、
授ける
Trank/飲み物
beschworst/払う
darin/その中で
Böse/悪
bis/~まで
nie/決して~ない
sein(gewesen)/ある
heilig/清らかに
ans/an + das
sinken/沈む

Zueignung. Op 10. No. 1. Richard Strauss. Jessye Norman.
Gewandhausorchester Leipzig. Kurt Masur
DIETRICH FISCHER-DIESKAU & Gerald Moore
https://youtu.be/dzmPf9J4bW4
Christa Ludwig–Mezzo-soprano Erik Werba–Piano

R.Strauss “Zueignung” – piano accompaniment for baritone (B-dur)


2019.9.28 突然の発表でMy Way の活動が休止(終了)となった。でも、この歌は自分で歌っていこうと思う・・・・。


私の Zueignung fa (かなり下手)↓

High tone (これ以上うまく歌えることはないかも知れないから)↓

練習会用練習2021/8/1

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Zueignung_2

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Kenの一家が受験で多忙、そこで残りのメンバーでMarieの受験勉強も兼ね年末年始を奈良・京都で過ごすことになりました。思いがけず気楽な楽しい旅になりました。でも、観光客でごった返す道を若い人たちと連日15,000歩以上歩くのは時に辛く年齢を考えさせられる旅でもありました!






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年末で忙しい。なのに毎日のようにお出かけの予定や、仕事(メールでの)も・・。Museの仕事が2個、大学のG先生宅訪問。そして今日は美容室。思ったより早く終わったので「忙中閑あり」龍華寺へ。コスモスが咲いてると聞いたので・・・。





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