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側近が知る昭和天皇の“本音と愚痴” text  2024/1/2 (田島道治の回想) 河西秀哉

昭和天皇の「母」と「妻」に対する認識の落差 Text  2024/1/2 (田島道治の回想)

「皇位継承」論 Nov, ’24

再開:「皇位継承」論 Nov, ’20-21

◆ 久しぶり、女性天皇「問題」

◆ 女性天皇と”伝統”との乖離・矛盾

◆「象徴」天皇とは何か?

◆令和の憲法記念日

◆改元「令和」(わっ!すぐ変換される!)

◆2019;女性天皇支持率は84%

◆ 即位礼と大嘗祭の行方(12/4)

◆天皇の福島被災地訪問の車列から見えるもの

◆「退位」の日程の”違和感”

◆ 皇后の、奥深く選び抜かれた平和を願う「ことば」

◆ 天皇の高麗神社「訪問」

◆ ”女性天皇でも” LDP福田さん

◆天皇退位の法整備に策略が(4/19,20,22&23)

◆天皇退位問題も大詰め(4/10-3)

◆愛子さんの平和への思いを綴った作文

◆退位特例法;典範と「一体」

◆ 国会での進捗「特例法」許容へ?( 3/11)

◆「特別立法ではむしろ制度不安定に」(石破さん)

◆有識者会議の「論点整理」全文

◆”「有識者会議」のゆがみ”

◆民進党2議員の議論

◆Abe’s Intentional Misleading

◆生前退位ならぬ「公務の負担軽減」について(毎日、東京11/23)

◆「お言葉」を憲法学者が考える 11/2

◆「皇室の危機を回避する」;河野太郎提言

◆「女性皇族が減ってしまう”危険”」

◆「有識者会議に望む」 10/14

◆天皇論の「名著」: 福澤諭吉『帝室論』

◆Is he allowed to? (NYT)

◆Emperor Akihito Wants to Retire (W Post)

◆Can Japan’s Emperor retire? (USA Today)

◆Japan’s emperor retiring (The Guardian)

◆「『特措法は違憲』の指摘」という記事

◆「天皇と象徴を考える」(考論 長谷部×杉田)+岩井克己

◆「生前退位、明確な基準必要」

◆「特措法ではいけない生前退位」

◆天皇と「公務」

◆「度胸の天皇陛下」

この頃の日本、なんか危ない・・・

◆ 皇后の、奥深く選び抜かれた平和を願う「ことば」

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2019.3.9 女性皇族の参加について

2019.3.9 女性皇族の参加について 2

Rageh Omaarさんが久しぶりに英国のテレビ番組に現れた。2003-2004年、彼はBBCのイラクレポーターとして世界中の注目を集めた(Our man in Baghdad)。サダムフセインを「追いつめて」行く、米国、英国の軍隊を追い、ある種の熱狂の中にいた彼は、大量破壊兵器がなかったことが明らかになる頃からピタリと活動を止めた。

Rageh ITV 20160707

その後、アフリカのレポートやアルジャジ―ラでの活動のあと、ITVのレポーターになったようだ。ソマリアに生まれ英国で学び仕事をし、矛盾の中に生きた彼は、今、困難な状況にあっても”英国の良心”を見せた Chilcot Reportの発表に合わせ、わずか1分半ながら、彼にとってのちに大きな負担と後悔の日々を生み(と私は考えている)、そしてそこから学んだこととして今視聴者に伝えたいことを語ったように思う。

映像:Rageh Omaar Discussion

”I think Iraq is unique beyond some of the other wars we’ve fought recently – Northern Ireland, Afghanistan, some of them much bigger- because I think it taught us the most profound and most painful lessons that history can teach you. That might is not always right, that power does not always confer wisdom and that sometimes, the best role that an ally can play to one’s closest allies is to tell them the truth and not to go through with action. It will haunt us, and continue to do, for many years.”

★ちょうど英国ヨーク大学にいた私は、イラク戦争について政治学のレポートを書く必要がある立場にいて、とりわけ印象深い。

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Chilcot report: Six key things we learned

  • UK joined invasion ‘before peaceful options had been exhausted’

Tony Blair ordered the invasion of Iraq before “peaceful options for disarmament had been exhausted”, and at a time when Saddam Hussein posed “no imminent threat”.

“Military action at that time was not a last resort,” Sir John concluded.

  • Blair wrote to Bush

Nine months before the invasion in July 2002, Blair wrote to US President George W Bush to say: “I will be with you through whatever”.

But there was no support for Blair critics’ claim that he agreed a deal “signed in blood” to topple Saddam with Bush in April 2002.

Tony Blair is also said to have “overestimated his ability to influence US decisions on Iraq”.stream_img

(レポート・ダイジェストはこちら

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Bushに追随しイラク戦争に加担した英国、Tony Blairの苦悩は深い。

Tony Blair speaks after the report's publication. 英国の 新聞論調

Protesters hold a banner in London ahead of the report's publication.

 

 

 

 

 

 

英国にあらがえなかったブレアの立場を擁護するような論調もある。ただ、それによって自分の立場を守ろうとしているのではない、と誰が言えるだろう。

<下> 同じ人のインタビュー記事なのに切り取り方で印象が違うのが面白い。

Former ambassador: US ‘pushed’ Blair into Iraq War
Sir Jeremy Greenstock, former UK ambassador to the UN. Credit: PA
The former UK ambassador to the UN in 2003 has said that he believed Tony Blair felt “pushed” into going to war by the Americans.
I felt that at the time, the British felt it at the time, I think the prime minister felt it at the time, that the Americans pushed us into going into military action too early.

SIR JEREMY GREENSTOCK, UK AMBASSADOR TO THE UN IN 2003
Speaking to the BBC Sir Jeremy added that the former prime minister had wanted a UN resolution backing military intervention in Iraq, but that senior US officials thought it was a “waste of time”.

Last updated Thu 7 Jul 2016

翻って日本を見ると、反省どころか正式な調査さえしていない。

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YCUエクステンション講座:この2年間はずっと「歌で聴くドイツの歴史」。最初はシューベルトの「冬の旅」だった。 2016年春季講座はベートーベンの生きた時代と、その作品。

9.Sinfonie_Beethoven今日は彼の晩年の大作「第九」(1824年)の成り立ちとその音楽を通して彼が人々(それも今後何百年も先までの・・・)へどうしても伝えなければならなかったことについての話だった。第九は(小学生の頃から!)ずっと聴いてきたし、もう知っていると思っていた。でも今日は「全く知らなかった」ことを知った。

合唱付きの第4楽章では、それまでの第1,2,3楽章とのつながりの中から、その時代を踏み越えて「すべての人々は兄弟となる」と高らかに宣言する。

”未解決の和声”のすごさにも気づいた。そして、その先にベートーベンの伝えたかった「神の恩寵で理想が遂げられるわけではない。すべての人が兄弟となり(シラー)未解決の平等な未来を我々が闘って勝ちとるしかない」の思いがあり、その思いが強く込められているからこそ、この音楽が私たちの心を今もとらえて離さないのだ。ベートーベンは真に偉大だ!

An die Freude 「兄弟たちよ、自らの道を進め /  英雄のように喜ばしく勝利を目指せ」

Laufet, Bruder, eure Bahn, Freudig, wie ein Held zum Siegen Seid umschlungen, Millionen! Diesen Kus der ganzen Welt! Bruder, uber’m Sternenzelt Mus ein lieber Vater wohnen. Ihr sturzt nieder, Millionen? Ahnest du den Schopfer, Welt? Such’ ihn uber’m Sternenzelt! Uber Sternen mus er wohnen. 7bd29f6b1dbf873337a6a488639ff230フリードリヒ・フォン・シラーによる本00000001Score                      手書きの楽譜

ドイツ語はもうすっかり忘れたけど、2年間やっていると少しずつ目でも追えるようになるし、意味もわかるところが出てくるのが面白い。

Ian Bostridgeに会えたのも、白井光子の歌声に会えたのもここから。

シラーの詩とベートベンが追加した詩の対訳: こちら

ベートーベンの手書き楽譜と1989年東ベルリンでのバーンスタインの演奏に関する(と思われる)ドイツ語解説: こちら  (この時の演奏ではAn die Freude の代りに An die Freiheit と歌われたことで知られる。)

           9.Sinfonie_Bernstein

神奈川フィル遠山奈緒美さんによる作品の意味紹介: こちら

 

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3年ほど前からグループで英語の勉強をしている。最初は先生がいたが、最近2年は元生徒だけ、勉強好き、好奇心いっぱい、英語好きがあつまって2週間に1回、discussion class を続けている。

クラスのトピック(ス)は当番の人が決める。2週間前の私の担当のときは、いつものようにBBCサイトが編集し提供している「英語によるDiscussion topics」から8個ぐらい選んで使う。その中のひとつが、(階級社会の英国らしく)Savile Rowに初めて女性が登場の話題。

Savile Rowはロンドンの高級テーラーが店を連ねるところ。”背広”の名前が生れたところだ。その”背広通り” の37 Savile Row”に初めて女性がテーラーショップを出すことが認められた”という。この話題は日本のTVでも取り上げられていた。

There is one female shop owner on Savile Row.

Kathryn Sargent: Savile Row’s first female master tailor  6 April 2016

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Its history spans two centuries and it is known worldwide for its famous suits and impeccable cuts. Now for the first time on London’s Savile Row, a shop has opened with a female master tailor. Kathryn Sargent has dressed royalty, politicians and celebrities, including David Beckham.

一体どんなスタイルの高級スーツ・シャツ・コートなのだろうと思っていた。 ところが、数年前から私が着ているおしゃれなシャツが、何Gieves and Hawksとなく高級なので、 よーく見たら、何とSavile Row, London」製だった!!それも#37ではなく No. 1 Savile Row, London  Gieves and Hawkes だった。 何だか楽しい。もちろん、私が買ったのではなく、夫の方から渡ってきたものだ。

なるほど、生地はしっかり、発色は美しく、首回りのデザインも申し分なく高級感がただよう。

 

Gieves & Hawkes

どんなデザインか、こんな感じ。

シャツ(20,000円)、 スーツ(150,000円)・・・・・もちろん誂えではない、Online shopの価格です。オーダーメイドの価格は出てきません!

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It is very green everywhere! 

今日の横浜は気温30度のところもあったとか。キャンパス内も半袖の人がほとんど。

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昼食は7/11の”牛蒡弁当”と野菜のスム―ジー。このベンチでとりました。男子学生が座っていたベンチの隅っこに相席させてもらいましたが、そのあと、最近知り合いになった大学の女性職員さんが来て、しばし楽しくおしゃべりをしました。

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イチョウ並木の下につづく花壇にはあじさい、石楠花、つつじが咲いています。

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YCUMay23_5 これは何という名前かしら?「キキョウソウ」2025/6/1

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今日は長男の誕生日。43年前のあの日。色白でかわいい男の子が来た!うれしかった、大事だった。しっかり大人になった。大成功だと思う。

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5月は一年の中でももっとも忙しく、気の抜けない大事な会議が続く。

私の得意分野でないところで、自分の能力を越えたところに”すべきこと”のレベルがあるのがちょっとつらい。自分でできるだけやってみて、できないことは助けてもらうことで折り合いをつけるしかない。何でもできる人はいないのだから。

荻上チキさんが、5/22朝日新聞のコラムで書いていた。「経済学の用語に≪比較優位≫という言葉がある。仕事というのは、他人の代わりに何かををしてあげること。何か絶対的に秀でている状態でなくてもよい。他人の求めに応じて時間や労力を割けるのであれば、それで充分に役割を果たせているのだ。」と。そして、「あなたは、あなたの人生の『当事者』。どんな特性をもった『当事者』なのか考え、自分の能力を適切に把握し、もし苦手なことがあるのならそれを伝えサポートしてもらってよい。」と。

これ、いいな、と思う。ムリしたり、見栄を張ったりしてはいけない。できる人に助けてもらいながら、自分のできる範囲で精いっぱいやればいいのだと思う。

あとは、できないことを、ムリしてまでずっと続けるのは時間とエネルギーの無駄かもしれない・・・。 こんなことも考える5月。

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こちらの木は、昨秋、剪定で、びっくりするぐらい枝を切られた。「これで、来年葉がでるのだろうか?」と心配したけど、やっぱりちゃんと、芽をだした、というか葉っぱが出てた。すごいなぁ、でもきっと随分痛かっただろうなァ・・・。

 

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今年の桜もそっと過ぎていくようです・・・。
暖かい日が多くいつもより早く来た桜の季節、ゆっくり花開き、そして
やっぱり、過ぎてゆきます。

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今年の風景は去年とは違います。新築のYCU Square が
お目見えしました!

 
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文系研究棟側に咲く枝垂れ桜、樹枝が美しい!!
    YCU2016Spring_5.jpg     

     本格的(?)桜並木は正門北側の十数本です。(4/4撮影)

 
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時計塔の近く、運動場のコーナーに咲く白い桜。
芳香が、春を身近にそして懐かしく感じさせます。
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カメリアホールの前のイチョウは、もううっすらと
新芽が芽吹いています。

 



 こちらは、3/25 卒業式の風景です。
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    和装の男子を多く見かけました。

 

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 大学内のオフィスで働くようになって3年。自分でどうすることも
 できず気になっていたことが、もうすぐ解決しそうです。

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     以前のオフィスレイアウト

 
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こんなふうに快適になりました。
スペースだけでなく、オフィス環境が画期的に改善する予定です。
  

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2016年2月24日

 

春のような陽ざしがあったかと思うと、急に寒くなったり。それでもキャンパスは少しづつ春めきます。

 

YCUFeb2016_2.jpg     体育館の外側の濃い紅梅です。

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土の中からやっと出てきたような・・・



シーガル・カフェ(陽光と眺めはいいです)
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この驚きの安さ?!
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金沢八景駅前、劇的に変化中 YCUFeb2016_7.jpg   YCUFeb2016_9.jpg

木村邸は「金沢八景西公園」になるとか。もう少し史跡にふさわしいネーミングはないのだろうか!

 

 

 

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フィッシャー=ディースカウ亡き後「冬の旅」を歌う人を探していました。
2014年にYCUで聴講し始めた音楽講座でIan BostridgeのVideoを観る機会がありました。やや細く鋭いテノールがIanさんの若々しく美しい容貌ともマッチしてとてもすばらしい映像でした。それ以来Ianさんの音楽を聞いたり、文章を読んだりしていました。

IanProfile.JPGphoto from his FaceBook


心の中で遠くから「いつ日本に来るのかなぁ?」と待っていたところ、ついにやってきたその日。2016年1月15日すみだトリフォ二―ホールでの新日本フィルコンサート。
 
IanConcert_1.JPGIanConcert_6.JPGステージ見取り図
 

 

プログラムは、Benjamin Britten, WAR REQUIEM.壮大なスケールの楽曲にIan Bostridgeの思索的で鋭く強い歌声が響きました。Brittenの音楽は歌曲をBostridgeさんで聴いて初めて知りました。War RequiemはBrittenの第一次世界大戦への反戦の思いを深く投影した英国人らしい(と感じられる)曲。重々しい曲の中に人間への警告と、それでもなお人間の智恵への信頼が込められた曲で、終曲「Let us sleep now…には深い感動がありました。
 
 

コンサートのあとにサイン会があり「来る人は指揮者のDaniel Harding とIan Bostridgeさんです」とのこと。何という幸運。遠くの人が急に目の前の人となり、たった一言ですがことばを交わすことができました!

  サイン会 IanConcert_3.JPGIanConcert_2.JPG

 
 いただいたサインIanConcert_4.JPGIanConcert_5.JPG

 

“I was so impressed, thank you (me)” “Thank you!”(Ian)

イギリスの新聞FTにも「街を歩く誰よりも背が高い」と書いてあったけど、サイン会に歩いてくるときも、前を歩く指揮者に足がひっかかりそうになっていました。(私の目での計測では195cm?? Fischer-Dieskauさんも2mぐらいあったみたいです。)
サイン会では日本式の低い椅子に窮屈そうに座っていました。

Ian_san_2Ian_san_1


Ian_san_3



◆Financial Times の記事(2013)はこちら
◆The Guardian の記事(2011)はこちら
◆2012年に書いたフィッシャー=ディースカウさんの記事はこちら

 

★YouTubeにある若き日のIan Bostridge「冬の旅」映像
「おやすみ」

 「春の夢」


【1/24追記】
IanさんのFacebookのカバーページのお写真が曾祖父であるTottenhamのゴールキーパーとして活躍した”Tiny JOYCEさんのお写真になっているので、IanはいつもAcademicとかインテリとか言われているけど「家系はゴールキーパーもいる、普通(上流じゃない)の家庭だよ」といいたかったのではないかと思う。だから、1000分の1ぐらいの確率で見てくれるかな?と思いつつ「大おじいさんですか?」と書き込んだら、1週間して「yes]と返事が返ってきました。
びっくり、うれしい、楽しい。だからFacebookは大好き。  記事はこちら ⇒             FacebookReplyByIan20160124copy.jpg

(前回のFacebook記事はこちら

(Ian についての2011FT記事Heart and headも面白い。)