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◆「お言葉」を憲法学者が考える 11/2

国民主権のもと、国民が選挙を通じ、政治家を介する形で、正しくロボットに入力していくという構図” って何だろう?

天皇の「お言葉」、憲法学者ら考察 樋口陽一さん・石川健治さん

2016年11月2日 (朝日新聞)

 著名な憲法学者らが、先人の憲法解釈を引きながら天皇の「お言葉」問題を論じている。憲法学界の重鎮の樋口陽一・東京大名誉教授は天皇と政治の関係について講演会で、石川健治・東京大教授は専門誌で「象徴」について考察した。

東京であった「加藤周一記念講演会」に講師として樋口さんは登場。司会者から天皇の退位問題へのコメントを求められ、戦前から戦後にかけて活躍した憲法学者・宮澤俊義(故人)の憲法解釈を紹介した。

天皇には政治的権能がなく、その行為には内閣の助言と承認を必要とするとした新憲法のもとで、天皇は「ロボット」的な存在なのだと宮澤は説明していた。宮澤があえてその言葉を使った背景には戦後の象徴天皇制に関する「健康な構図」のイメージがあった、と樋口さんは語った。国民主権のもと、国民が選挙を通じ、政治家を介する形で、正しくロボットに入力していくという構図だ。

「しかし実際はどうか」と樋口さんは、2013年に政府(安倍政権)が開催した「主権回復の日」式典に言及。「国論が分裂する中、沖縄県知事があえて欠席するような集会に天皇・皇后両陛下を引き出して、最後には(天皇陛下)万歳三唱を唱和した」と批判し、「いまだに日本国民は、宮澤先生の言った正しい意味での『ロボットへの入力』をすることができないでいる」と述べた。

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東京新聞の若い人の意見コーナーに、こんな素直な発言があった。

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