Das Veilchen 伴奏(YouTube)  Walking March Slow (YouTube)

 <Index> 12/28 my own「理論集」(「定義集」の真似)    12/30 お正月準備・北鎌倉  千両万両南天etc.)  12/31 N響第九  1/1 お正月New Year Greetings!  1/2 Ken &Yohta    1/4 リハ訪問看護開始  1/5 Daycare開始  1/6 ICF Year Plan ’24  1/11 Meeting with Prof.G w/Sylv  1/14 Skypeなど  1/18 自然な歩き方  1/20 Ian Bostridge Concert  1/25 Salon Concert_1(w/two “K”)  1/28 Simonの早大合格戦術  1/29 歩行について  1/31 屋外歩行  2/5 右足外反母趾   2/13 Heim屋外歩行


12/30  12/28夜に年賀状も投函し、30日は休養日。昨日はお正月用のお花を生けた。

12/30 北鎌倉の家:ロドレイアRhodoleiaの花芽がいっぱい!隣家からとんできた「とねりこ」も伸びた。ご近所にできたレストラン、春には行くぞ!

☆紛らわしい樹木;比較

センリョウマンリョウ    ナンテン      トネリコ      クロガネモチ  
センリョウ科センリョウ属、常緑サクラソウ科ヤブコウジ属、常緑メギ科ナンテン属、常緑モクセイ科の落葉樹モチノキ科モチノキ属
千両の実は、葉よりも高い位置にひとつにまとまったようにつく。万両より実が小さい。万両の実は、葉の下に隠れるようにつく。千両よりも少し身が大きい。ブドウのように房状に実をつけるのが大きな特徴「共に練る濃」、「戸に塗る粉」「苦労がなく金持ち」に通じるネーミングから縁起木

12/31 朝は曇り、のち晴れ。平潟湾が明るくなってきた(11:31)。目の前に新しい釣り船が浮いている。歩行はゆったりと開始。まだ左半身の硬さのせいで「やや不調」。でも「寒いときは歩行練習で体温回復」と思いつき、午前中から実施。穏やかな年末だ。少しの歩行も入れて4回歩いて今年もおわり。がんばりました。スープづくりは来年に「延期」となった。午後8時から中村恵理が出演する下野竜也のN響「第九」がある。演奏はFMで聴いたが素晴らしかったので、録画で見るのが楽しみ。紅白は見ない。2023のまとめは「Dataでみる私の”2023″」へ。Happy New Year!

左が新しい船(視界が▲)

下野竜也のN響「第九

素晴らしかった!「ぶらあぼ」のN 響 「第 9」演奏会レビューreview

1/1 私のもとへ最初に届いたNew Year Messageは驚きのSloanさんからだった!以心伝心と思いたい。今年もいいことがありそう! 元日からしっかりリハビリ開始。1/7までSloanさんからMail4通受信,うれしいお正月になった。JohnとのZoomも1/14だ。

<Google 翻訳では私の心は伝わらない!例>

I wish you a wonderful happy and healthy 2024. Beat wishss、Ro…..
I made a year 2023 note last December. In that message, I said that “two surprise visits of my friends, a British friend from Oxford and a friend from Shanghai and many other friends made my life colorful and happier.” As I was in wheelchair, they came visit me.
(年賀状より) 3月英国Oxfordからの友人、11月上海からの友人のSurprise来訪。そのほか友人も多数!車椅子生活ならではの素晴らしい出会いが私の生活を楽しくしてくれました。
(by Google) A friend from Oxford, UK visited in March, and a friend from Shanghai visited Surprise in November. I also have many other friends! The wonderful encounters I had while living in a wheelchair made my life more enjoyable.

龍華寺のお正月 2024/1/1

1/2 (message to Kumi): KenYohtaが来てくれて、良かったです♪♪Yohtaはピアノ弾いてくれました♪あと、私がKenの車で1/19にコンサートに連れてってもらうので、乗り降りの練習、しました♪上手くいきました。今回は若者がいたので、車椅子の階段上げ下げ、私の車椅子押しの練習もさせちゃいました。あとはみんなで、お手玉投げで遊びました。楽しかったです。(それは楽しみですね✨うまくいって良かった!!Yohtaも、いい子ね)・・(me)「能登の人のことを思うと、胸が潰れる思いです。特に高齢の人。寒かったら辛い🥵

1/2 Had good time!”
1/5
1/2 朝焼け

1/2 SloanさんからはまたMailがあり、「2月か9月にHKに行くのでついでに日本へいけるかも」との嬉しいニュース、Ghim:::先生も11日に来てくれる!いいことばかりあり、ベッドの中で「今年の計画」を考えるとにっこりしてしまう。何という幸せ!歩行練習も、もちろん調子が良い。

1/4 Sloanさんから毎日メールが届くうれしいお正月。今日は理学療法士の訪問リハと訪問看護も受けられた。幸せなことだ。歩行は「腿を上げて!」行うことの意味を詳しく教えてもらった。訪問看護では爪切り洗髪までしてもらった。有難い。ちょっと食べ過ぎて体重0.7kg増加 (1/7:元に戻っていた)。1/5 こもれび通所開始。普通に歩けた。こもれび神社おみくじは今年も「大吉」

2023 ICF Review

 

1/6 ICF Year Plan ’24

2024 画像
2023 Review
2024/2/3最終

 ファイルICF Year Plan 2024 Final

1/8 訪問ヘルパーさんによる浴槽入浴実施。去年から2回目だけどかなり上手にすんなり入浴、ゆったりお風呂が楽しめた。スゴイ!

Mishima meal

1/10 リハビリ歩行は以前よりすんなり歩ける気がする。Mrs Nishimは「あら、ちゃんと歩けるのね!背中も曲がってないわよ!」と励ましてくれた。OT Nishikさんは良い目標を設定しリハビリを楽しく確かなものにしてくれる。感謝。Short Stayについて訊いたら「家族の都合で必要なら良い制度だが、リハビリ的には勧めない」とのことだった。こもれびゲームは何度目かの一番だった!

1/11 木曜日午前Ghimire夫妻が来てVolunteeringについての研究についてお手伝いをした。準備などで疲れていて英語があまり出てこなかった。でも、スリランカと恐山旅行の話が面白く、写真がきれいだった!「元気そうに見える」とのこと。うれしい。Sylvianeにはフランス語を教えてもらった。Rodolyiaが咲きそうになった。see this site

そのほかは、恵子さん、嶋田mさんからのLineメッセージも忙しかった理由。

La Temps des serises by Sylv

♪Le Temps Des Cerises 歌詞

1/14 お正月から良いことが続く。Sloanさんからのメール、Ghim夫妻の来訪、K子さんKaz子さんの訪問決定、昨日はPat先生からの電話、今日はJojn,Emilyとの楽しいSkype。歩行がうまくいかないわけがない!1/19はコンサートだし。あとは、Haruちゃんの共通テストがうまくいけば万歳なんだけど。

1/18 明日はIan Bostridgeのコンサートなので、こもれびはお休みにした。だから家歩行をがんばる。午後の歩行で、ちょっとだけ左足の出し方がわかったような気がした。「昔、普通に歩いてた頃はこんな風に足を出してた!」と思い出した気がして喜ぶんだけど、すぐその感覚を忘れる(ずっとは続かないので)。困る。でも、訓練ってこんなことの繰り返しだ。

1/20 ついに実現、夕方のコンサート鑑賞大作戦。こもれびを休んで準備、大成功だった。何といっても演奏会そのものが素晴らしかった。今まで行った演奏会の中でも屈指の見事さ。本当に幸運だった(内容はこちら

。Mrs. Shimさんとお話したり、Kenに連れてってもらったり。。楽しかった。身体と心のリハビリになった。今日は「自然な歩き方」がまだできた! 1/23 まだIanの素晴らしい演奏が耳に残り、夢見心地が継続中。今日は改めてAn die ferne Gelibteの最後の歌唱に感動。すッばらしい!。自然な歩行継続中(動画を見ると、そうでもないけど、一応合格。)

久しぶりの景色1/19
1/19, Ongakudo

1/25 YCU混声の仲良しK子さんとKa子さんが我が家へ来てくれてお喋りと歌の会をした。楽しくないはずがない!今度は夫婦で来てくれると。我が家は「集まる場」として魅力があるのだ。Sloanさんからの長いメールもうれしいことだ。急病のこととAnatole君のsarrogate motherに関するshort filmのこと。どの人にとっても、私との交流/交信が相手に有益であるよう、互いが楽しめ勉強になり励みになる関係を続けたいものだ!<1/25歌の会はこちら> 3人の歌「花」はこちら

letter to Mr. Sloan jan 27: Congratulations on Anatole’s winning of The Pitch Film Fund . I saw his tessor and an interview over the Internet and I met him! He is not only a great film creator, but also a great thinker and an artist, so bright.

I like the film “Our child,” very carefully and beautifully taken, and make us think of many cultural differences. To be honest, I haven’t thought about adoption or surrogation much (or nearly none), as in Japan it is very rare having babies, maybe not allowed, with surrogate mothers. I deeply moved by two women on the film. I understand the situation and understand there feeling and sorrow. I will talk about the film with my 47 years old daughter and her son, 13 (too early?) who will come this Sunday. I am now thinking why it is “Our Child,” not “Your Child?” Do you understand my question?


1/28 ;This is his comment:
Just in response to her question – the longer film that I will be making is about a traditional surrogate mother, so she is in fact the genetic mother of the child. So the title plays on the ambiguity of whose child this is.

1/26 CIF_2024版作成中。1/26Komorebiではスリッパ投げゲームで1位獲得、投げるのが少しうまくなった。

1/28 Simon became taller than me! 彼の今の悪い「お成績」は、「試験ごとに10人抜かしていけば大学入試のころは早稲田に入れるレベルになる」と(大笑い)。今日は横浜に来るので朝6時半には起きて準備したとのこと。遊びが大好き好奇心旺盛パイナップル飴のプレゼントも作ってくれた。

1/29 訪問リハでPTWat女史「歩行、身体機能とも少しずつ良くなっている」とのこと。良かった。自分でも、気分は元気で長時間座って作業もできるし「いい」ように思うけど、時には「どうなんだろう?」と弱気になったりもする。この頃外歩きをしないせいもある。でも、今腿上げ歩行をしっかりやっておけばいざ外へ出たとき「あ、こんなこともできた」と思うはずだと!それを信じて日々頑張るのみ。(1/30 腿上げ歩行良くなる!)

私のところに”押し寄せる”リクエスト”を大事に楽しく過ごそう。K子さんたちの再訪の希望も、Sloanさんからの難しい「Our Child」の話も、Ogaw先生からのblog更新依頼も、Matsuさんからの訪問希望も、うれしいSarahからの訪問予定も、Simonの北鎌倉遠足と久美の友人たちとの2/17-8北鎌倉宿泊(ユズのイベント参加のためとか)希望もみんな私のリハビリへの励ましだと考えよう!うれしいことだ。やることが多すぎるのは!!

1/31 今日のこもれび歩行は「お天気も良いので外へ行ってみましょうか?」「はい!」::外への降り口は難なく突破、外は気持ちよい風、玄関口への上り坂は「ゴルゴダの丘みたい(苦)」、室内歩行のスムーズだったこと!以前より時間がかからずに車椅子に戻れた。

この日のHighlightはShimさんの初ゲーム参加。とても嬉しそうで「阿波踊りと一緒だよ」とのこと。Mrs Shimには「デイケアの人たちはみんな大なり小なり”少々訳あり”の人たちで、それぞれのハンディを超えて楽しんでいるので、誰も(目のお悪いのにすごい)とかは思ってなかったですよ!」と。

2/5 今日は午後から雪が降りそうな寒空。午前のリハでは、右足の外反母趾について相談。歩行練習の思わぬ「敵」が現れた。午後は、寒いのと足の心配が重なり食欲なく布団に入りたかった。1時間して、「こんなことで負けてたまるか!」と起きて「ナニクソ」(久しぶりに声に出して、病院の佐藤さんの振り絞るような励ましの声を思い出した)と言ってみた。久しぶりの左膝がガクガクは、踵を十分つけて歩くことで回避(「集中不足」と言われたので、安心)。12分間いつもの歩行練習敢行。がんばるしかないときは、頑張る!

👈重要!

2/13 今年になって初めてエレベータホールまで降りて外へ出てみた。春の陽気で気持ち良かったから。でも風速7mの強風で、下へ降りてレンガの通路を少し(ほんの10mぐらい)歩いて退散。でも潮風が鼻につんと来て「春だ」と思えた。うれしかった。「あまり歩けなかった」と思うか、「それでも外に出られた!」と思うかは自分次第だ。私は「歩くと歩けるようなる」主義だ。外で写真を撮るのは次回の楽しみにしよう。午後の歩行は、なんだか自然に「普通歩き」になった。「左・右・左・右」1,2,1,2だ。右足の外反母趾はガーゼを使って改善している。工夫も大事。Haru-chanの医学部挑戦も佳境に入ってる。

Walking March Slow (YouTube)

今回からちょっと変更;リハビリのモットー「私の仕事はリハビリです」「ナニクソ!」「歩かないと歩けなくなる」⇒ のうち、3番目は「歩かないと歩けなくなるけど、歩くと歩けるようになる!

11/5 ★「歩くと歩けるようになる!」理論  11/9 少し膝が痛くても歩く  11/10 「Pages」trouble & Nina  11/13 今後のリハ&YCU_rihab  11/15 こもれびにて  11/20 装具更新?    11/21 「車椅子での普通の生活」理論   11/23 「ハイム花壇散歩13」&「Mahler 4番」   11/25 Voici le printemps   11/27 リハビリ歩行注意点   12/4 歩行改善案、友人来訪   12/5 歯科治療  12/6-7,9 Ken  12/12 省エネ歩行  12/13 スキーのような歩行  🌺12/16 「歌の会」  12/18 やっぱり腿上げ歩行(2024年の目標)!  12/23 年賀状作成w/Ken  12/25 浴槽入浴成功  12/27 大音響の中の歩行訓練

11/5 朝の歩行練習で気づいた。「フラワーセンターのタフトtuftを歩きたいなら練習して歩くようにするしかない。そうだ 歩くと歩けるようになる!だ」と。昨日のnegativeな考えを反省し思いついたのがこちらの「理論」。調子がよいというか、呑気、陽気、positive mind 何でもよい、気分がよければ・・・。明るい秋の日。私のwebはコスモスだらけ!

今日はBerlin Phil.のMozartで歩いた。

11/9ろんなことがあった。11/7(Tues)Nina が本当に来た!(記事こちら)今日の2回目リハは寝て起きたので膝が少しガクガクしたが、「大丈夫」と言われているのでそのまま歩行を続けた。だんだん慣れていきなんとかいつもの1/2ぐらいまで実施。自信になった、というか経験ができた。

11/10 三日ほど前からこのサイトの「固定ページ」が表示されなくなり、大いに焦り、あれこれ操作。複数のPlug in どうしがけんかをするみたいで、不要なplug in を削除したり無効化したりしていたら、急に直った!良かった。11/10(金)のこもれびも気楽で楽しかった。歩行はぼちぼち、体の動きが悪いけどあまり気にしない。Ninaが帰国したのが思いのほか寂しい。「小燕子」が好きだなんて、子供みたいなかわいい人だった。(記事こちら

11/11 歩行練習は「ゆっくり、疲れない歩き方で、左脚に体を乗せ」るようにしてみる。すると、杖なしで歩いたほうが早いような気がする。そのようにやってみると、かなり疲れるけど少しだけ歩ける。楽しい。(密かに実験中

菊の花
11/11 の絵
こもれび 11/10
韓国で公演中のIanさん Oct. ’23
「かくれんぼ」Simon Aug. ’16
11/12 Americn Blue

11/13 「調子のよい時なので訊いておこう」みたいな感じでリハビリについての質問などをしてみた。時々は自分のしたいことを整理し質問してみるのが良い。手足の痙縮外来(ボツリヌス療法外来)

横浜市大病院リハビリテーション科

診療案内:・重度痙縮に対するバクロフェン髄腔内投与療法 (ITB療法)・重度痙縮に対するボツリヌス療法

補装具外来:月曜~木曜 午前9:00~12:00  ・上肢装具・下肢装具・体幹装具などの装具、義手・義足、杖・歩行器などの歩行補助具、車椅子、座位保持装置など身体機能障害を改善し機能を代償する適切な補装具を処方し作製します。

ITB(髄腔内バクロフェン)療法・ボツリヌス療法外来:火・木・金曜 午後1:30~3:00  ・脳・脊髄疾患による重度痙縮に対して治療を行います。

11/14 一晩、一日考えたけど、手は夜ならすっと伸びてるし、11/14朝は元気に左足を上げて歩いたし、考えすぎず自然に行くことにした!寒くなったけどいい天気で気持ちいい。そうだ、歩くと歩けるようになる!だ。

11/15 こもれび歩行は室内を1.5 周。家よりはぎこちないが「良い」との評価(OT Mr. Nishik.)にほっとした(嘘でいいから、なるべく悪く言わないでほしい!)。いつものように朝到着すると、写真や動画を見せに来てくれる人、お話に来てくれる人多し。Line登録する人も。Mr. Shimさんは、101歳で前の日に転倒してけがしても今日通ってきた人の話のあと、「5年間通っているけど、仲良くしていた人がある日来なくなり、その後亡くなったと聞くと悲しい」と。「そうね、私たちはずっと元気に通いましょうね!」と話した。連帯意識を感じた。この日は年1回の寿司ランチの日、大食い調査を勝手に行いChampionを決めた(楽し)。

11/20 家ではほぼ毎日のように20分歩行を2回から3回実施。「疲れたときは止めるように」とも。今日のPT Ms W.から先週の相談についての回答あり。HP Mr Itonagaほかに相談し、リハ科の医師に相談することになった。うれしい。Plastic装具にできなくても、それはそれでOKだ。今日の歩行は先週とあまり変わらない(進歩していない)けど「上手に歩いている」と。私の願いが通じたか、それとも「英国の旧友」から嬉しいメールが来たので張り切っているからか?

11/21  11/20 は花壇まで歩いた!ハイムガーデン散歩_12

Ito MTG memo_1
Ito MTG memo_2
11/21 lunch
ミニチュア薔薇

11/21 友人Mr.Ikeのことば「車椅子で普通の生活をしているんですね。」に「そうか、そうだったんだ」と納得

Dec 24 to John: I realized “walking without cane” woulldn’t be the final goal, you can use wheelchair if you can live a normal life with it. It is just like, we use eye glasses or hearing aids when you need them, simple! (12/25 John: “It is good to hear that you are progressing well in your rehabilitation. You are a strong person, and I admire you for that”.)

リハビリでも、筋力がついてきているのを自覚。11/21 特に親しくしているのでもない水曜日にだけ会うが西〇さんが、デイケアのテーブル越しに私に小さな袋をそっと差し出した!私の好きな「ボンタンアメ」が入っていた。何気ない会話で私が「かるかんとボンタンアメが好き」といつか言ったのを聞いていたのだろうか。西〇さんの、その時のちょっと恥ずかしそうな表情とその好意・善意にグッと感動した。素敵な、大切な人たちだ。

11/23 お花撮影無しの「ハイム花壇散歩13」。天気は良かったが強風。白いコスモスと白い薔薇が咲いていた。

聴いてた音楽はグスタフ・マーラー交響曲第4番ト長調 (エルヴィン・シュタインによる室内アンサンブル版)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 キリル・ペトレンコ  クリスティアーネ・カルクChristiane Karg(ソプラノ)  演奏時間: 54分 2020/5/1

第4楽章 <挿入歌>「あの世の暮らし」(Das himmlische Leben)

「天上の生活」:マーラーは1892年に『少年の魔法の角笛』の歌詞に基づいて「天上の生活」(Das himmlische Leben) を作曲、1893年に他の「角笛」作品5曲をまとめて「フモレスケ」としてハンブルクで初演。歌詞に『少年の魔法の角笛』を用いていることから、同様の歌詞を持つ交響曲第2番、交響曲第3番とともに、「角笛三部作」として括られることがある。

O先生からのシクラメン11/23

11/25  ”Voici le printemps (花を運ぶ春が来た) ”私の大好きな歌。エーデルワイスが長くなったのでこちらにテーマソングを変更しようかなぁ、こもれびの人たちにはなじみがなさすぎるかなぁ?Chor der Philistines 【ペリシテの女たち】

Voici le printemps recitation by Eric

◆歩行練習が忙しい(土日は日に3回やりたい)ので友人が呼べない。でも、きちんとやると成果が出る。今日の3回目では、両方の踵を上げて歩く感じが攫めた(なのに、すぐ忘れるのが困る・・・。多分明日はできない・・・(泣))

11/27 訪問リハビリの時も良い歩きができて「上手になった」といわれた。(1)腿上げ(2)左足の踵揚げを意識する歩行を実行すること!インフルエンザの予防接種実施。11/28 グリム歯科受診。

初登場、メダカささん

11/29 こもれび通所 リハビリでは上手に歩けなかったが、家でやったら Watanabe式で歩けた。Ms Hiroseさんと話をした(詳細post)

12/3 11/21 友人Mr.Ike来訪。中身充実のセッション2時間、楽しかった。12/4 リハでは、装具の位置変更で歩きやすく(?)したのを継続することになった。音楽の友Ms Kuraうちでカルメンをやってくれることになった。楽しみすぎる。日程調整中。薔薇の花芽は摘まないことになった。

12/5「カルメン音楽会」は12/16(土)に決定。今日の訪問看護のコメントには「会話明瞭 表情明るく 生活スタイル安定」とあった。良い。

  • 11/28 グリム歯科受診_1  レントゲン検査、口腔内撮影、歯の検査(2,3,4,5mm)。診断:歯周病を治療(1~2月)してから主治医に照会しOKが出たら奥歯抜歯、その後の定期検診は訪問も。歯磨き指導。<加藤歯科との何という違い> (参照:7/29 加藤歯科医院
  • (ruscelloで丁寧に歯磨き1週間)
  • 12/5 グリム歯科受診_2  レントゲン検査(3D)、歯磨き検査(結果良好)、歯の掃除、電動歯ブラシの説明。「次回、抜歯で行く」・・・歯磨きの成果現る!Good!
  • 12/12 グリム歯科受診_3  抜歯と磨き(医師)。予約時間前2:45 入室 3:10 終了、痛み皆無。素晴らしい!
  • 12/13 Daycareは通常どおり。特に問題なし。
  • 12/19 順調に抜糸、そのあと歯を磨いてもらう。歯磨きは良いが傷口はまだ要注意とのこと。来週「電動歯ブラシ」指導予定。
  • 12/26電動歯ブラシ」指導。歯周病チェック(ほぼ2,3ミリに改善)。残りの歯は26本(自歯21、inplant 5本)次回1/16(火)。
  • 2024/1/16 唾液検査結果(虫歯になりやすい体質・・今頃言われても?)と歯磨きペーストの使い方。歯の検査(抜歯後の状態:良い)(電動歯ブラシの使い方も良い)次回2/26  🌟クリニックの入口に車椅子用傾斜設置中!!感動 ただし設計が▲、いろいろ意見を聞いてもらった。「出来上がりを楽しみにしていてください」とのこと。誠意が感じられた。
  • 2/26 玄関のスロープが完成していた。「電動歯ブラシ」OK, その他も問題なし。診察台などへの移動もうまくなっていた。次回:2か月後。帰りにKFCのチキンを買ってもらった、3年ぶりぐらい(Good!),帰りに、車窓から真っ白な富士山が見えた。

12/6 Xmas at Komorebi

12/6-7 Kenが仕事の都合で家に。「今夜は何があっても安心」とか思って安らかに眠った。朝私を見て「顔、太った?なんだかしっかりして見える。」とも。(元気な証拠だ!体重変化なし)独特のヘアスタイルで関東学院大へ取材に出かけた。仕事がんばれ!

12/9 また来てくれた。来るとすぐ掃除を始める! 料理、机の下の整理、午後は陽光を浴びて昼寝。楽しかった。

12/10 10月から育てていたスプレイローズが見事に咲いた!

「バ~ラが咲い」てほしい!

12/12 PT Mr. hayas の「歩行メソッド」(振り子理論)で歩いてみた。左足をふみだしてお尻をきゅっと左にひねり, 上体を6cm左へ移動させる(左への振り出し)。次に右足を出し、同様に6cm腰を移動させる。(合ってるかな?)12/24「結いの会・クリスマス」での歌のお誘いも嬉しかった!今回歌えなくても「春」もあると。来年のお楽しみにしよう。


12/12 (期限を過ぎてもいつまでたっても更新されず)気になっていた財団Web修正こちら)、すっきりした!

12/13 抜歯の後のリハビリも普通に頑張った。家に帰って「休んだ方がいいのかなぁ」と思ったが「歩くと歩けるようになる!」理論により歩くことにした。しばらく歩いてたら「あれ?スキーの時の歩き方だ。」と思った。それとも、小さいころ雪下駄(つま先付きの下駄の底に竹を張った下駄)で滑りながら歩いた感じかなぁとも思った。フシギな感覚だった。(振り子理論)だ。明日が楽しみ! 12/14 あの下駄は「ぼふら」だった(Hitoshiより)。歩行はやや苦労、まだ会得していない。

12/16 今日はうちで「歌の会」だ!陽も暖かく晴れてきた。19:36 午後4人で集まり、良い時間が過ぎた。素晴らしかった。私のリハビリが進んだ。

<限定公開>

私も入れて4人全員がそれぞれ楽しめて興奮できる機会だったようで、うれしい。春にはぜひまたやりたい。みんなにまたそう思ってもらえたと思う。

こちらにも記事

12/17 リハビリも順調。杖なしで歩くのが楽しい。杖なしで少し歩くとスムーズに足が出る。ただし異様に疲れる。15-20分の歩行の中でいろいろ試している。


12/18 WatPTによると「スキー(振り子)理論」は「良し悪し、なんとも言えない。」とのこと。腿上げ・繰り出し歩行と交互に両方を試してみることにする。夕方は「腿上げ歩行」がうまくできた。薔薇園を歩きたい私には腿上げ歩行訓練が必要だ! 12/20 「バラ園を歩く」ことを2024年のリハビリの目標にすることをOT Nishikawaと確認した(「良い目標」との評価・・・良かった)。🌺バラ園を歩きたい!

12/23,24 2024年賀状制作・完了 Ken が来て印刷を手伝ってくれた。そのあとJohn へMail。 いい一日だった。こもれび用に買ったバッグがKenのものと色違いだったのにもビックリ、「さすが親子」Kumi。

2024年賀状

To John : Ken is fine and now he is taking a nap here, very relaxing. Ken often talks about you, John, and wants to contact, but he is always terribly busy with his work, it’s good.


L.L.Beanバッグs
Mrs Shimの秋バラ


12/25 浴槽入浴成功 今年のICF(国際生活機能分類)Goalの一つ浴槽へ入ること。用具(バスボード、椅子、浴槽内滑り止め)、筋力training、手すり設置介助方法テストなど、1か月以上かけて何段階もの準備をし、今日実験⇒成功した。残るは、バーミヤンへ行く」、と「料理、soupを作る」だ! 悪玉コレステロール値も画期的に下がった。 

12/27 こもれび歩行は難航。理由の一つは同じ時刻の「全員体操」:リーダーの音声がバカでかすぎる。体操のリズムと私の歩行リズムが合わず、音楽に気を取られると緊張で足が動きにくい。室内の体操となる冬場は私の水曜リハの時刻を午後にしてほしいかも。それとも、体操の時間帯(15分ぐらい)は耳の遠い人のリハにしてもらう?私が耳栓をつけるとかも考えよう。それとも、どんな状況にも負けずにリハビリするのが大切❓かどうかも考える。

ICFの計画より1か月遅くなったけど北鎌倉の家に行き、Kenと一緒に奮闘して玄関まで入ることができた。大好きなうちのヤマボウシを見たかったから!Kenは家のお掃除を始めたが私は車に待機。いい日だった。

今年も見事に咲いてくれた。見に行けてよかった。

珊瑚樹、トネリコ

朝比奈街道のクワの木
朝比奈街道の紫陽花

北鎌倉のヤマボウシ,`21

1/3 正月   1/4 ICF  1/8 (letter to Sarah)  1/13 こもれびの友人  1/21 EV通路歩行  2/1 歩行距離と”時間”  2/10 補装具の調整失敗?の教訓

1/3 新年も元日からしっかりリハビリ開始。1日の歩行では、一瞬、ほんの数メートルだけだけど、”その時、なんと2,3メートルの間だけですが、以前のように自分の両足で歩いている感覚があり、びっくりしました。”(mailより)


1/4 Made year’s resolutions acording to my OT’s guidance

ICF(国際生活機能分類)とは?

2023 Year Plan

3つのレベルの内容は次の通りである。
(1)心身機能・身体構造(生物レベル、生命レベル)
生命の維持に直接関係する、身体・精神の機能や構造で、これは心身機能と身体構造とを合わせたものである。
心身機能とは、たとえば手足の動き、精神の働き、視覚・聴覚、内臓の働きなど。身体構造とは、手足の一部、心臓の一部(弁など)などの、体の部分のこと。

(2)活動(個人レベル、生活レベル)
生活行為、すなわち生活上の目的をもち、一連の動作からなる、具体的な行為のこと。
これはあらゆる生活行為を含むものであり、実用歩行やその他のADL(日常生活行為)だけでなく、調理・掃除などの家事行為・職業上の行為・余暇活動(趣味やスポーツなど)に必要な行為・趣味・社会生活上必要な行為がすべてはいる。
また ICF では「活動」を「できる活動」(「能力」)と「している活動」(「実行状況」)との 2 つの面に分けて捉える。

(3)参加(社会レベル、人生レベル)
家庭や社会に関与し、そこで役割を果たすことである。
社会参加だけではなく、主婦として、あるいは親としての家庭内役割であるとか、働くこと、職場での役割、あるいは趣味にしても趣味の会に参加する、スポーツに参加する、地域組織のなかで役割を果す、文化的・政治的・宗教的などの集まりに参加する、などの広い範囲のものが含まれる。


1/6 少しずつ調子が戻ってきて、12月よりも調子が良くなってきた。Daycareの人たちとのたわいないおしゃべりも楽しく、久しく欠席だった人が元気に戻ってくると家族でもないのに何だかうれしい。


1/8 (letter to Sarah) Something happened on my left leg yesterday. Compare to my previous walk on Dec 29, it was a bit different from last year’s. My left leg and feet strangely went up higher than before and I felt a bit auquad so that my walk was not smooth (yesterday). Then, this morning I knew it was a kind of progress. I felt happy about this and very grateful for your visit!! こちらも

1/13 歩行訓練もこもれび生活もほぼ順調。ICFは「見直し」指示が出たけど!

いつもやさしく厳しく賢い仲良しNさん、ピアノを弾いていたら歌ってくれたHさん、「ビ」のつく言葉のしりとりに「ビンタ」という豪快な答えを出す、大阪ことばが素敵なFさん、山形生まれの(少し話がずれるときがあるけど)正直・率直なKさん、「お嫁に来るとき、呼びにくいからって別の名前で呼ぶからって言われたのよ」と、私から見たらあり得ないことを受け入れたYono Hさん。そのほかにも、遠くの席から脳トレの答えを訊きにやって来る人や、「歩くのがうまくなったね。もう少ししたら歩けますよ!」と励ましてくれるM氏など。気を使ってくれる人の話をよく聞き,好意を大切にしようと思う。

1/21 EV通路散歩(歩行練習)

(Line to Ken) さっき、家にいてもつまらないので、エレベータホールの前を歩いてみました。5.6号室の階段のところまで行って戻りました。これだと杖だけで行けます(車椅子の持ち上げ不要)。 この頃デイケアに行く時、EVのところまでは歩いているので。結果は(大、というほどのものではないけど)成功。問題なく戻りました。楽しかったです。「9月までにバーミヤンまで歩いて行く」の目標を立てたのですが、「これだったら、少ししたらバーミヤンまで歩けるね」と話しました。

1/22 花壇まであと一歩    (これ以降は ☆☆★ハイム散歩日誌

今日はさらに進歩(Message to Kumi ⇒ 車椅子は使わず杖歩行で、海側花壇の端っこまで、散歩しました♪ )

2/1 こもれびの歩行訓練に「スタミナ」or「継続歩行」の概念を取り入れることになり、花壇散歩の約30分(継続歩行は約20分弱)から、ホールを15分休憩なしで歩く訓練をしてもらった。継続時間は14`57″だった(笑) 汗びっしょり、楽しかった。

2/3 Komorebiのささやかだけど暖かい「節分」

節分の助六寿司
2/1のお赤飯
2/3のゲーム優勝(2回目)

2/10 雪のちらつく寒い日。このところ10日ぐらい調子良く花壇歩行を試みてたけど、思わぬbacklash(というか?副作用、反作用?)があった。歩行がうまくなるように若草PTさんが装具の角度を15-18°ぐらいにしたが、私の筋力と歩行能力がそこまで達していなかったらしく、2/8昼、膝が折れてしまいそうな事故が起きた。幸い膝や脚部、足ともダメージがなく2/9装具を再調整してもらい回復したので一安心。なんでも経験!2/10のデイケア歩行訓練は控えめにしてもらって終了。でもM氏は「見違えるように上手に歩いていた。桜の頃には(車椅子無しで)歩ける。」とほめてくれた。2/12 ようやく以前の調子に戻りつつある。まだ9週には至っていない。


2/10ピアノセッション(?)はギャラリーも増えリクエスト曲も出た。職員Sさんから「(私の)歌声が良くなりましたね。他の人もみんな楽しそう」との評価。「(こもれびDaycare計画の)お邪魔にならないか心配。時間を短くしましょうか?」と返答。様子を見ながら調子に乗らないようにやろうと思う。今週の花:

自力歩行へ Feb.12, ’23~(リハビリ_3)

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特例法による天皇退位に、憲法上の問題はないのか?

<朝日新聞>

上の記事を参考にしながら、今後の動きをチェックすることにした。


<毎日新聞>

シリーズ・退位 国会対応まとまる

 

違憲の疑義、避けるべきだ 

木村草太・首都大東京教授 

 衆参両院の正副議長の見解は、皇室典範の付則に特例法と皇室典範は一体であると書き込むとしている。実質的な内容は国会の議決で退位できるという皇室典範改正になっているので、屋上屋を架しているという印象を受ける。

 特例法では、天皇陛下が退位するとしか規定されないだろう。それでは、退位の理由が明確にならず、将来、強制的な退位や恣意(しい)的な皇位の継承を招く可能性がある。高齢で、執務が困難になってきているという今回の事情は、他の天皇にも生じ得る話だ。法は、同じ状況にある者に公平に適用されるべきであり、一代限りの特例法は好ましい選択肢ではない。

 憲法2条は「皇位は皇室典範の定めるところにより継承する」と定めている。この文言を理由に、皇室典範に基づかない退位は憲法2条違反と考える専門家もいる。私自身は特例法による対応が許される場合もあると考えるが、違憲の疑義が生じる皇位の継承は避けるべきだし、今回あえて特例法にする必要がない。

  特例法を作るのと皇室典範改正をするのに要する時間は、ほとんど変わらないだろう。特例法を作る場合に退位を認める理由を考えることと、皇室典範を改正する場合に、退位の基準を考えることは作業としてほぼ同じなので、特例法の方が迅速なわけではない。さらに、天皇や皇族は、皇室典範の決定に関与する資格がないうえ、人権もかなり制約されている。内閣や国会は、将来の天皇に過度な負担をかけないよう、できるだけその人権に配慮する責任がある。

 現在の皇室には、皇位継承資格者があまりにも少ない。見解は女性宮家の創設などについて触れているが、皇位の安定的継承を考えるのであれば、退位を認めるのと同時に、女性・女系天皇を認めるべきだろう。約70年前に皇籍離脱した人を、男系であるという理由で皇族に戻したとしても、天皇としての正統性を獲得できるかと言うと、相当難しい。退位と同時に女性・女系天皇を認めるかどうかの結論を出した方がいい。皇太子殿下が天皇に即位する時点で、長女の愛子さまの地位が定まっていることが、理想的だ。女性・女系天皇の議論は相当熟していると思われるから、先送りするなら相当の理由を示す必要がある。どうしても無理なら、退位と女性・女系天皇などを2段階に分けて検討する可能性もあろう。

 象徴天皇制については、憲法4条で「国政に関する権能を有しない」と定めている。天皇は個人的に政治的見解を表明したり、政府の法案に反対したりできない。天皇の公的行為については、政治的権能でない範囲で行われる。その時の内閣が責任を持って、公的行為はどの範囲で行うのかを天皇と相談して考えていくべきだと思う。

 次の天皇が天皇陛下のように積極的に被災地訪問などをすべきだと考えることもあり得るし、軽々しく外に出て行くべきではないと考えて、ほとんど公的行為をしなくなることもあり得る。象徴天皇のあり方は一つではないので、それぞれの天皇で、公的行為についての考え方が違って当然だと思う。【聞き手・南恵太】

国論の分裂、強めない意義 井上寿一・学習院大学長

   井上寿一・学習院大学長

 一代限りの特例法で退位という今回の結論は、事態の緊急性と長寿社会化の進展という条件を考慮すればやむを得ない。与野党が大筋合意したことは、皇位継承に関する問題で国論を二分した前例を作らなかった点で、評価できる。

 ただし、天皇と前天皇が同時にいると、いわば「権威の二重化」が生じやすくなる。また、このままだと、同じ事態は将来も起きるだろう。今回は緊急で議論の方法も他になかったが、これから、全国民が当事者意識を持てる形で、皇位の安定的な継承の方法、さらに、今の時代にふさわしい象徴天皇制のあり方について議論を深めなければならない。

 天皇陛下の退位を巡る政府の有識者会議のヒアリングで、もっとも説得力があったのは、笠原英彦・慶応大教授の「天皇と前天皇が共存すると国民の混乱を招きかねず、憲法が定める象徴としての国民統合の機能が低下するおそれがある」という意見だった。

 その笠原教授も、天皇が国事行為をできなくなった場合に摂政を置く可能性は否定しなかった。摂政が置かれる期間が長期化しても権威の二重化が起きないようにする方策は、具体的に示せなかった。そうであれば、結局のところ、今の陛下が否定されている摂政よりは、退位の方がまだよいと言わざるを得ない。

 陛下が摂政を置くことに否定的なのは、大正時代の前例があるからではなかろうか。大正は、デモクラシーと協調外交の平和な時代として振り返られがちだが、大正天皇は病弱で、大正10(1921)年に裕仁親王(後の昭和天皇)が摂政となる直前、皇室を巡る大きな問題が二つも起きた。

 一つ目は、裕仁親王と久邇宮良子(くにのみやながこ)女王(後の香淳皇后)の結婚に元老の山県有朋らが反対した。この件は、「宮中某重大事件」として新聞で報道されて、国民を巻き込んだ大問題になった。もう一つ、山県が推進した裕仁親王の訪欧に貞明皇后らが反対した。

 大正天皇が健康であれば、どちらも天皇の差配で事態はすぐ収拾しただろう。今の陛下は、昭和天皇から直接、大正時代の話を聞いて、「健康で判断力がある天皇がいないと皇室は安定せず、国民も動揺する」と教わられたのではないかと想像する。

 今回は、「陛下は安倍晋三首相に抗議して退位される」などと解釈する人もいた。この解釈は、悪く言えば、国論を二分する問題の道具に皇室を使う「天皇の政治利用」だ。国会が大筋まとまったのは、国論の分裂をこれ以上強めない意義がある。

 戦後、今の皇室制度になった当初から、皇位の安定的な継承が難しくなる可能性は分かっていたはずである。それなのに陛下ご自身にテレビでお話しいただくことになったのは、戦後歴代内閣の責任だ。しかも、そのテレビの視聴率が特別に高いとは言い難かった。

 課題は、権威の二重化を避ける方策や同じ問題が起きた際への対応に限らない。皇室典範改正などだけで答えが出ない、これからの時代にふさわしい象徴天皇制のあり方を、国民全体で深く考えてゆくべきだ。【聞き手・鈴木英生】

特例法を先例に要件作りを 高橋和之・東京大名誉教授

 
高橋和之・東京大名誉教授 

 憲法上天皇の退位は禁止されておらず、退位を認めるために皇室典範を改正することも、特例法を定めて対応することも許容されている。どちらを選ぶかは政策判断だ。ただ、典範改正にあたり退位の要件を定めるのは相当難しく、先例を重ねて、法文を考える方がうまくいくのではないだろうか。

 皇位継承は「皇室典範の定めるところによる」と憲法2条に書いてある。憲法が制定された当時、皇室典範がどう理解されていたかというと、「国会が議決する」としたところに力点はあった。国会が決める法律で定めるということだ。明治憲法下の皇室典範は憲法と対等な地位にある独自の法規範で、議会の関与が及ばなかった。現憲法は、皇室典範自体に重きを置いたものではないという解釈が成り立つだろう。それでも憲法に典範と書いているから尊重するというなら、典範の本則に書いてもよい。だが、本則に書かないから違憲とまで考える必要はない。

 退位が政治的な意味を持たないようにしなければいけない。憲法上、象徴としての天皇が行う行為は国事行為のみと理解すべきである。それ以外の行為も許されてはいるが、それができないことを理由に退位の制度を作れば象徴天皇制の理解を変えることになる。

 今の天皇陛下は、象徴としての天皇が憲法上どういう形で存在し得るかを、長年考えてこられた。そして国民に寄り添うという結論に到達したのだろう。だが、被災地の慰問や戦地の慰霊などの公的行為は法的な義務ではない。陛下の真心によるものだ。公的行為の範囲は明確でないし、状況が変われば違う形になることもあろう。

 退位を検討する際、天皇の意向を知る必要はある。だが、「退位は天皇の申し入れに基づく」などと曖昧にすると、天皇は「国政に関する権能を有しない」という憲法4条との問題が出てくる。いつでも退位を申し出られるように読め、政治利用されやすいからだ。「80歳になれば、天皇は退位を申し出ることができる。申し出を受け、国会で議論し決定する」と書けば中立的かもしれない。それでも将来、米国のように年齢差別が問題になる可能性はある。

 法のありようには二つの大きな考え方がある。一つは、最初から法律で定めるヨーロッパの大陸法的な法思想だ。もう一つの英米法は、先例を積み重ねる中で次第にルールを形成する。大陸法の考え方では、後は法律を適用するだけだから政治的問題になりにくい。しかし、その時点で先を見通した法律を作るのは容易ではない。今回の対応はいずれにしろ先例になる。先例を巡る議論を重ねる中から、国民が納得できる要件が固まってくるのではないか。その都度国会で議論して認めるかどうかの結論を出す方が、天皇の地位は「国民の総意に基づく」という憲法に合うとみることもできる。

 最後に、議会外で各党の意見を集約するやり方は、あまり好ましくないことを指摘しておきたい。国民に開かれた本会議で扱うべきだからだ。皇位の安定継承に向けた検討は、今後も国民の後押しがないと進まないだろう。【聞き手・岸俊光】


特例法と典範は一体

 衆参正副議長の見解は、特例法の名称を「天皇の退位等に関する皇室典範特例法」と定め、典範付則に特例法と典範は一体と明記するよう求めている。これにより、皇位継承は典範によるとした憲法2条に違反するとの疑いを免れ、退位は例外的な措置で、かつ将来の先例になるとした。また、女性宮家創設など安定的な皇位継承について、政府に速やかな検討を求め、結論時期について付帯決議に盛り込むよう各党の合意を促している。

 毎日新聞

 


 


(3/21) 東京新聞では?

 

 

 

 

 

 


 

天皇退位と憲法問題cover

 

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これは、インターネット上の情報なので、お名前を出して「紹介」としたいと思う。York大学を出られた写真家 Mat Robinsonさんの作品。http://www.matrobinsonphoto.co.uk/york-another-year

York: Another Year 06th December 2016

” The beauty of York ” 私がちょうど1カ月前に見た風景だ.

Atop Clifford’s Tower

Clifford’s Tower daffodils Bluebells – a rare sight on the mound Bluebells near Dunnington
Ouse sunset Lendal Bridge at sunset The Minster at night
Wentworth reflections –Univ of York Strensall Common Skeldergate Bridge in the autumn
Millennium Bridge afterglow Fisherman Atop Clifford’s Tower
Bishopthorpe Palace York Minster from the north Precentor’s Court
York Castle Museum Ouse mists Clifton Ings
Flooded reflections – Acaster Malbis Rowntrees Park Illuminating York – the Shambles
Lendal Bridge sunset Central Hall – the University of York