COVID-19後の世界(4) _Olympics

「COVID-19後の世界」とタイトルを付けたけど、まったく終わらない。この国の「程度、貧度(?)」が顕わになり寂しい限りだ。何が何でもオリンピックを開催したことにしようという非科学的な政策に辟易している市民、私がその一人だ。海外の人に「ワクチンはまだ?」と訊かれると[7月末ごろ」、「オリンピックはできるの?」と訊かれたら「中止になると思う」と答えている。数日前のあの大阪のさみしい、見苦しい聖火リレーはショックだった。神奈川も間もなく「まん延防止等重点措置」が発令される。

最大のスポンサーと言われている米国NBCも聖火リレーは「中止せよ」との意見を出した。

 Amid Covid fears, Tokyo Olympic Games' torch relay kicks off. It should be extinguished.
 The spectacle risks sacrificing public health on the altar of an Olympic tradition — one established by the Nazis, no less.  
 March 25, 2021,  By Jules Boykoff

 But many in the region actually blame the Tokyo Olympics for Fukushima's slow recovery, with resources having been diverted from Fukushima to Tokyo to prepare for the games. Sports journalist Dave Zirin said during a 2019 visit to Fukushima: "I've never seen anything like this. They are theming the torch run around the idea of a recovery of a place that hasn't recovered. You can't get more cynical than that."
 Many in Fukushima agree. "Fukushima is being sacrificed for the sake of the Tokyo Olympics," anti-Olympics activist Noriko Kyogoku told me. A week before the launch of the torch relay, Kyogoku joined protesters in Fukushima, unfurling a banner that read: "Just Stop It! No Olympics!" Another protester, Toshio Miyazaki, said the torch relay was "a political disguise" designed "to conceal the reality that there is no recovery in Fukushima." And Hiroki Ogasawara, a professor of sociology at Kobe University, dubbed the relay a "torch wash" that deflected attention from serious, lingering problems in Fukushima.  FULL TEXT

2021/4/14

2021/4/17

オリンピックは開催されるのか、状況はますます悪くなるが、IOCバッハは「天皇に会わせろ」だの「自信をもって東京に行ってくれ」とか「何様?」の様相(怒)

毎日新聞に掲載さた1964年の様子

 ★ 三島由紀夫「突然、予想外の効果をもって、各国の選手が腕を組み一団となってかけ込んできたときのその無秩序の美しさは比べるものはなかった」
  ★ 石原慎太郎「聖火は消えず、ただ移りゆくのみである。この祭典は我々に、人間がかくもそれぞれ異り、またかくも、それぞれが同じかと言うことを教えてくれた」
  ★ 北杜夫「どの顔もせい一杯にこやかに破顔」「あかあかとともっていた聖火が、半分となり、ちろちろとゆらぎ、もう一度かすかにまたたき、ふっと消える」

Olumpicsは無理やり開催するようだ。危険と隣り合わせの賭け、誰のための?誰を何をNeglectして、犠牲にして?6/20

Japan’s emperor voices concern about Covid spread during Olympics

Naruhito said to be ‘extremely worried’ and shares widespread public unease over the Games

Emperor Naruhito is forbidden by Japan’s postwar constitution from making public statements on contentious issues.  Justin McCurry in Tokyo   Thu 24 Jun 2021 12.02 BST

Japan’s emperor has voiced concern over the possible spread of coronavirus during the Tokyo 2020 Olympics, in an unexpected intervention in the debate over holding the Games in the middle of a pandemic. Naruhito, who ascended the Chrysanthemum throne in 2019 after his father, Akihito, abdicated, said he shared widespread public concern about the Games, which open in a month’s time. “The emperor is extremely worried about the current status of coronavirus infections,” Yasuhiko Nishimura, the grand steward of the Imperial Household Agency, told a regular news conference on Thursday.

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菅義偉首相のために、オリンピック中止会見用の原稿書いた あかたちかこ 2021/06/28 傑作

オリンピックはもうどう考えても中止にするべきなのに、なかなかその発表がない。もしかして誰も中止会見用の原稿書いてくれないのかな?と心配になったので、代わりに書いてあげたから、使っていいよ、菅さん。

オリンピックはわたしの夢でした。わたしはいちご農家に生まれながら、いちごが嫌いでした。教員であったことにすがり、いつまでも教員面している母のことも、いちごごときで「成功」を納め、勲章をもらった父のことも、大嫌いでした。秋田出身を売りにしてきましたが、秋田のことも嫌いでした。でも、16歳の時に見たオリンピックだけは美しかった。あんなキラキラした世界に自分も行きたいと思いました。その時、もしかしたら自分も勝てるかもしれない、と初めて思いました。そうして、秋田を捨て、東京に出ましたが、東京も、大学も、わたしを変えてくれなかった。そのことをずっと恨みに思っていました。 勉強も嫌いでした。あんなものは何の役にも立たない。そう思っていました。******  FULL TEXT

 2021/7/13

出したくもないけどJapaneseお目の前で”Chinese”と言ってしまう下種な奴だ

Nスタのキャスター固まらせた、怒りの発言「倉持先生」がトレンド1位 [2021年8月3日20時30分]

3日夕に放送されたTBS系報道番組「Nスタ」で、インターパーク倉持呼吸器内科院長の倉持仁氏が、菅義偉首相と小池百合子都知事に「2人とも至急お辞めになった方がいい」と怒りの発言をし、「倉持先生」がツイッターのトレンド1位にランクイン。コロナ患者の入院対象を重症者らに限定し、重症化リスクが低い中等症患者は自宅療養とするという政府の方針転換を受け、コロナ治療の最前線にいる立場から「言っていることがめちゃくちゃ」と語った。現場の声として「医療現場に治療薬を早く渡していただきたい」とし「ぜひ自宅でも外来でも治療できるような体制を至急構築することで、重症化せずに、『普通の軽い病気だったね』と初めてなる」。また「レムデシビルや抗体カクテル療法の薬も、数が足りないので入院でしか使うなと厚労相から通達が出ている。外来にたくさん患者さんが来ていて、早く使ってあげたいがそれができないので非常に困っている」と訴えた。

シリーズ【コロナ禍の五輪開催を考える】8・3「政府は、五輪と感染拡大防止を同時にやろうとして収拾がつかなくなり、ケツをまくって逃げた」 倉持仁医師 8/3
藤崎剛人 現代ニホン主義の精神史的状況

自宅療養で人々を見殺しにすると決めた菅首相 2021年08月04日

<菅政権は全力で国民の生命を救おうとはしていない。何もしなくても「政権は安泰」と高を括っているからだ> 8月2日、政府は新型コロナウイルスで、「中等症」であっても「症状が軽い」あるいは「重症化リスクの少ない」患者に関しては、「自宅療養」を可とする方針を出した。これまでは原則的にコロナ患者は入院、無症状や軽症の場合は宿泊施設に入るという方針で進めていたが、その方針を転換したかたちだ。FULL TEXT