「ビニールシートのような存在」(?)

Koike 2024/4/15

Kindle 画面から。左はToni Morisonの小説、右はBetti MidlarのThe Rose楽譜

最近、びっくりしたすごい表現。あのKoikeさんは「ビニールシートでしかない」と断言した人がいる。女帝小池百合子の著者石井妙子さん。彼女自身のちょっとスノビッシュなところが見えかくれするのが気になるけど!

 「石井妙子」さんの記事より

〈その場に立った時、「芦屋令嬢」という言葉が、初めて胸に切なく迫った〉

 甲南女子中・高を経て関西学院大中退。経歴をたどり、神戸・阪神間の雰囲気を作品に落とし込んだ。線路脇の生家跡はコインパーキングになっていた。そこで感じたのは「階層の格差」だ。富めるものは富み、貧しいものは貧しい。「上へ上へという脇目もふらぬ上昇志向は芦屋で育ったことが影響している」

 紅一点を好み、権力者に近づき、引き上げられたいと願う。その一方で自身と競合する女性を敵視し、社会的弱者への関心は薄い。

 「人々は彼女を見て空をゆく飛翔体に例え、すごいエンジンを持つロケットみたいだとほめそやす。私は疑問を持った。この人はただのビニールシート。風に舞って高く上がるが、落ちてきたらエンジンも翼もない。でもビニールだから強い。どんな風にも乗れてしまう」

 スポットライトを浴びるほどに表情が輝く。折しも新型コロナウイルスの感染拡大で露出が増えている。

女帝小池百合子記事


 小池百合子「カイロ大卒業証明書」偽造疑惑(日刊ゲンダイ)

  • ウーン、齋藤美奈子さんの評論は正しい。

『女帝 小池百合子』を読んで 斎藤美奈子(記事全部)

 石井妙子著『女帝 小池百合子』(文藝春秋)。べつに読まなくてもいいんだけどね。都知事選の前に出たこともあって話題になり、20万部のベストセラーだそうだ。SNS上では絶賛の嵐で、私もそれに乗せられて読んだんだけど、途中から具合が悪くなりそうだった。小池百合子に対してじゃないよ。この本に対してです。ことに多くの「左派リベラル系男性論客」がこぞって激賞している(多くはないが、女性でも褒めてる人がいる)のを見て、絶望的な気持ちになり、いまでもまだ、半分くらい立ち直れていません。

 私はこの本、まったく評価できません。正直、みなさまがおっしゃるように、おもしろいとも思えなかった。はっきりいいますが、この本を褒めた人は、(1)じつはきちんと読んでいない、(2)都知事選前の時流に流された(リベラル陣営に忖度した・選挙で彼女を落選させたかった)、(3)そもそも本を読む力がない、(4)そもそも性差別主義者である、のどれかではないかと思います。 いまのところウェブ上で読める数少ない批判的書評のひとつは香山リカさんのものです。そこで彼女は、拙著『モダンガール論』のキャッチーコピー「女の子には出世の道が二つある」「社長になるか社長夫人になるか、それが問題だ」を引きながら、〈「社長夫人」ではなく「社長」を目指し、多忙さなどから独身のままでいる女性は、「悪い噂」をたてられるのか〉と嘆いています。 
〈「安倍昭恵氏のように余りある後ろ盾があって何の憂いもなくやりたいことをやる女性は「天然」「無邪気」と大目に見られ、小池氏のようにすべてを自分でまかなわなければならない女性は、攻撃的とか虚栄心の虜などと糾弾される〉。それはあまりに悲しすぎる、理不尽ではないかと。

2024/4/15 Koike’s fake certification

2024/14/12

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