♪ Ombra mai fu

 

Ombra mai fu(樹木の蔭で〈ラルゴ〉)
テーマ: イタリア古典歌曲集
作曲:ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759) 1738年初演 歌劇《セルセ》より タイトルロールのアリア  
歌詞
レチタティーヴォ
Frondi tenere e belle del mio platano amato
per voi risplende il fato
tuoni rampi e procelle
non v’oltraggino mai la cara pace
né giunga a profanarvi austro rapace!
アリア
Ombra mai fù di vegetabile,
cara ed amabile,soave più

 対訳レチタティーヴォ
私の愛するプラタナスの柔らかく美しい葉よ
運命はお前たちの上に輝いている
雷鳴や稲妻や嵐が
決してお前たちの平和を乱すことのなきよう
貪欲な南風も、お前たちを冒涜することのなきよう

アリア
樹木の蔭において
これほどいとおしく優しく愛らしいものはなかった 
 

 

 

 


歌詞  原詩 Ombra mai fù
di vegetabile,
cara ed amabile,
soave più

日本語訳
かつて、これほどまでに
愛しく、優しく、
心地の良い木々の陰はなかった
Frondi tenere e belle
del mio platano amato
per voi risplende il fato
tuoni lampi e procelle
nonv`oltraggino mai la cara pace
ne giunga a profanarvi austro rapace!
Ombra mai fu
di vegetabile,
cara ed amabile,
soave piu.

In 1996, French TV dedicated a show to the charming Jennifer…
Here’s a “glamour” clip from Haendel’s “Xerxes”
I left the end of the show that followed : Jennifer speaks a rather fluent French…

Haendel – Ombra Mai Fu / Nathalie Stutzmann · Orfeo 55

Georg Friedrich Haendel: Ombra Mai Fu / Nathalie Stutzmann, contralto & conductor · Orfeo 55 / Recorded at Les Victoires de la Musique Classique, Bordeaux, 25 February 2013.

アルトの音域で歌ってるもの


History
18世紀初頭、イギリスの首都ロンドン。すでにヨーロッパ有数の大都市として発展していたこの街も、音楽の世界ではまわりの国に後れを取っていました。しかし、そこへ巻き起こったのが、イタリアオペラブーム。当時、オペラの本場といえばイタリアでしたが、ロンドンでもイタリア語の新作オペラが次々に上演され、派手な衣装や大仕掛けの舞台に人々は熱狂したのです。そんなイタリアオペラに欠かせないのが「カストラート」でした。声変わりを避けるために少年時代に去勢された男性歌手たちがイタリアから招かれ、その歌声はロンドンっ子の心をわしづかみにしました。このイタリアオペラブームの中心人物が、作曲家ヘンデルです。彼はロンドンで36ものオペラを生み出し、その活躍によってこの街のオペラ文化は大きく花開いたのです。
ひとりでも前向き人生
1685年、ヘンデルはドイツ中部の町ハレで生まれました。彼はイタリアへ音楽修業の旅に出かけ、本格的なイタリアオペラを作曲・上演するなど、貴重な経験を積みます。そして25歳の時、単身イギリス・ロンドンへ。オペラ作曲家として、そしてロイヤル音楽アカデミーというオペラ団体の音楽監督として活躍します。彼の多忙な音楽活動を支えていたのは、旺盛な食欲でした。そしてドイツ語なまりのユーモアあふれる話しぶりとひょうきんな人柄で、人気作曲家の地位を築き上げました。しかしロンドンのオペラブームはやがて下火に。52歳の時には卒中で倒れ、体の一部が不自由になってしまいます。ところが6週間の湯治で健康を回復。病から立ち直ったヘンデルは、再びオペラの作曲を始めます。男と女の恋の騒動を喜劇的に描いた「クセルクセス」。それは、これまで彼が手がけてきたまじめな英雄オペラとは異なる、新しい感覚のオペラでした。
もっと心地よく…
「オンブラマイフ」の歌の冒頭は最初の長い一音が特徴。それはカストラートの美しい声の聞かせどころでした。木々の間から吹くそよ風のように、すっと自然に始まる心地よいオープニングです。そして、この曲には注目すべき歌詞があります。「soave più」、直訳すると「これほどに心地よい」。曲の中間部で音楽が大きく高揚した後に歌われるこの部分は、和音も短調になるなど、ドラマチックであり、切なくもあり、甘くもありという複雑な感情を表現しています。他にも様々な表情を伴って歌われる「soave più」に注目しながら、この曲を聴いてみてください。

1738年初演。
オペラからオラトリオに移行してゆく時期の作品。
セルセは、アケメネス朝ペルシャの王、クセルクセス1世(在位:紀元前485-465)。 SerseStory
オペラの台本は一応、ギリシアの歴史家ヘロドトスの『歴史』に基づいている。
「Ombra mai fu」の歌詞でセルセはお気に入りのプラタナスの木を愛しているが、実際に1本のプラタナスを愛でて黄金で飾り、護衛の兵士をあてたという逸話をもとにしている。
ところでこれがプラタナスの木だそうです。

アリア
・ombraのoをぎりぎりまでのばす。すると、bのあとにuが入ってしまうのが防げる。
・dの前にンを入れない。
・最高音になるpiu、uはoに近いあけかたで。ここのフレーズは、soaveのaで軟口蓋をさげないで保っておく。  
・低音部分は、焦点を下に感じるのではなく、少し後ろに感じるとうまくいく。


♪歌いたい歌

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