Paavoさんの演奏会

コンサートはいつも楽しい。サイン会があるとなお嬉しい!

今回は、Paavoさんの故国エストニアの作曲家アルヴォ・ペルト(Arvo Part)(「タルト学派」・・・「エストニアを知るための59章」小森宏美著より)の作品を取り上げた。”日本人にとってのTakemitsuだ”と書いてあったが、そのように心に残る旋律と曲調だった。

サイン会を目指して行ってるわけではないけれど、この頃サイン会が増えたと思う。

 

 


<Brief Conversation再現>

(Me) I was so impressed by the short piece of music by Part.

(Paavo) Oh really? Thank you.

(Me)  Yes!Even it was new to me, I like it very much!

(Paavo) Do you think so?Good to know that.

(初演だったけどBravoはなかったので、 ちょっと気にしてた(と推測)パーヴォさんが嬉しそうにしておられました。 サインを求める人がズラーッと並んでいるので早口で話しました。Paavoさんも小さ い声で早口でした。とても楽しい時間でした。

 

 第1856回 定期公演 Aプログラム
   

とても美しい曲でした。

スラブの音楽かな?

次はみなとみらい

ホールだ!

「横浜みなとみらいホール」

についての

Paavo vs 池辺対談

 

 


2015・2・11(土)パーヴォ・ヤルヴィ指揮NHK交響楽団
 「東条碩夫のコンサート日記」より
   NHKホール  6時

 A定期。
 ペルトの「シルエット━━ギュスターヴ・エッフェルへのオマージュ」(日本初演)、トゥールの「アコーディオンと管弦楽のための《プロフェシー》」(同、ソロはクセニア・シドロヴァ)、シベリウスの「交響曲第2番」というプログラム。

 パーヴォ・ヤルヴィが首席指揮者になって以降━━デュトワ音楽監督時代以来久しぶりに、と言おうか━━N響定期にもこのような斬新なプログラミングが現われるようになったのは歓迎すべきことであろう。
 エストニアの2人の作曲家による2つの現代曲も、いずれも透き通るような清澄さを湛えた美しい作品だし、所謂「現代音楽嫌い」のお客さんにもストレートに受け入れられたのではないかと思う。
 エストニアとフィンランドの音楽が好きな私も━━この2つの国の名だけを並べて挙げても、特に見当外れと言われることはあるまい━━今日のプログラムは大変心に響くものであった。

 とはいえ、後半には、本当はニールセンの交響曲でもやってもらいたかった、というのが本音なのだが、独特の好みを持った聴衆で固められているN響の定期としては、そこまでの選曲は無理なのであろう。
 しかし、今日のシベリウスの「第2交響曲」は、パーヴォ・ヤルヴィとN響が、もう完全に良きコンビとして固い絆を結ぶのに成功した、ということを示す演奏ではなかったか? 

 響きのドライなこのNHKホールで、これだけ翳りの濃い、重厚でありながら鈍重なところは少しも無い音を響かせたのは、たいしたものだと思う。特に終楽章のコーダで、全管弦楽が一体となって、あたかも深い霧の奥から響いて来るようなくぐもった音色で頂点を築いたのは、見事なものだった。
 いかなるスペクタクルな、力感で押し切った演奏よりも、このような陰翳豊かなシベリウスのほうが、心に響く。

 


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