Kenが小さいころ手にし、私のほうが長いこと愛読した本(実際は写真集)。広い野原にすっくと立つ1本のはるにれが、夏のある日、葉をいっぱいに広げるページをめくった時の衝撃と感動は忘れられない。

北海道豊頃町にある樹齢140年のニレの大木。実は二本らしい。農場に立ち自然とともに撮るカットと自然に立ち農場とともに撮るカットがある。秋から冬になり、冬眠を迎える。心配する写真家に「もっと近くで撮ってくれ」などと語っているかのようだ。春にになり、元気よく登場する。彼らは月とも仲良し、たくさんの草達にも囲まれる。寂しくはない。私たち人間は、日々のことがらで悩んだり、悲しんだり、喜んだりする。ゆったりと生きるニレの大木に語りかけよう。おそらく彼らは私たちを優しく包み込んでくれる。本書は絵本だ。写真集ではない。

敬愛する福岡伸一が『福岡ハカセの本棚――思索する力を高め、美しい世界、精緻な言葉と出会える選りすぐりの100冊』の中で紹介している

『はるにれ』は、原野にすっくと立つ1本の大きなはるにれの木の各季節の写真と朝、昼、夜の写真だけで、文章は一切ない。それでも、このはるにれは多くのことを語りかけてくる。

1本の大きなハルニレの木の写真だけで構成された本です。表紙は寒々とした冬を迎える前のハルニレの写真です。ページをめくると青空の中に一本のハルニレが立っています。秋を感じさせる景色はやがて冬になり、雪景色の中のハルニレをとらえます。大きな木でありながら、細い枝ばかりが目立つハルニレは、朝から夜までの様々な表情を私達に見せてくれます。

圧巻は若枝から沢山の葉を蓄えた、堂々たるハルニレの姿です。ページ一杯にこれでもかといわんばかりの緑色のハルニレの木があります。そこには偽りのない「自然」がありました。子どもから大人まで、じっくりと味わって欲しい一冊です。

名称ハルニレの木/はるにれのき
所在地北海道中川郡豊頃町幌岡
関連HP豊頃町公式ホームページ
姉崎 一馬 写真  カテゴリ: 絵本  ページ数: 32ページ  初版年月日	: 1981年11月10日

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・水無月や風に吹かれに故郷へ(上島鬼貫)
・夕立の空傾けて妙義山(川崎展宏)

・向日葵の空かがやけり波の群(水原秋桜子)
・夏空へ雲のらくがき奔放に(富安風生)
・もう空を容れず青田となりにけり(富吉 浩)
・仙人の落ちて来さうな合歓の空(松澤雅世)


・咲き満ちて天の簪kanzashi百日紅(阿部みどり女)
・蛍に暮れねばならぬ空のあり(稲畑汀子)

私も、季語の入った句を!

◆ 七月は湾(うみ)を眺めて過ごしけり

◆ 梅雨明けやベランダの花咲きそろう

◆ 夏の夜やヨットに若者の声響く

◆ 湾(うみ)の朝カヤック数艇走りゆく

ムラサキの小さき花よ蕃茉莉

待ちに待った小さな紫色の可憐な花。匂い求めて近づけど、遠い。海からの風を待つべきか、小さな枝を「折って」と頼むべきか。(7/16)

◆ 朝焼けに海もバラ色午前4時 7/20

◆ ベランダに小さきイチゴふたつあり

熱帯夜なすすべもなく顔洗う   8/26

コロナ後、体調管理が難しい。特に夜の暑さに苦しむ。エアコン・冷風機・扇風機も効かず、寂しく右手で、冷たい水を出し顔を洗ってみる。悲しい。

幼い日、近所の人たちと一緒に楽しんだ山の芋煮会を思い出して・・・ 9/29

 

◆ ナナカマド枝がお箸の芋煮会

◆ 秋の山赤い実連なり芋煮会

◆ 秋晴れの里に芋煮の声響く

「一志溺れる」(笑)

鎌倉の金木犀を思う(2022/9/30)

◆ 🌸鎌倉の庭に香るや金木犀

◆ 誰も来ぬ鎌倉の庭金木犀

◆ 木犀の香り寂しや鎌倉の家

◆(想像・・)訪ね来て庭に木犀の香りきく


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ここに記載できる句ができたとは思えないけど、私のこころの句だ。

  • (March 6 Sun)
  • 春の空にかえるがひょっこり顔を出し
  • バラ色雲ワニの形で浮かんでる
  • 青空に白(しろ)雲見れど心くもり(Mar 7)
  • (March 8 Tues)
  • 我の見る白きすじ雲ウクライナにも!
  • 今日も晴れ春はその薄バラ色の空に
  • (Mar 12)
  • 春近し今咲く花を思いみる
  • 「うちへ帰りたい」小さき声で電話する人あり(「私は歩けるようになって帰る!」)
  • この春は窓から見るのみ来春こそ(これって,not俳句)
  • 大船の玉縄桜ブログで見る
  • (Mar 27 Sun)
  • リハビリの病室窓外(まど)にマメザクラ
  • 空の青小さき白雲たなびきぬ

少しだけ動くようになってきた左脚。「歩く」感じがわかってきたこの頃

  • (Apr 20)~うた忘れ久方ぶりの俳句読む~
  • うす曇り長く続きて卯月ゆく
  • 外眺めリハビリを待つ午後3時
  • 鎌倉の庭に咲く花想う午後
  • ロドレイア咲く季節来ぬ見てみたし

memo

  • (May 26)
  • サクラ散り病室(まど)の外今ツツジ咲く

俳句はここで終わり。あとはトイレの練習、リハビリの追い込み、家の改築、退院準備で超多忙となった。

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星屑の冷めたさに似て菊膾  (大木あまり)
食用の菊をさっと茹でて冷水にさらし、三杯酢で和えた菊膾(きくなます)。新潟や山形の「もってのほか」「柿のもと」が有名です。その冷たさとしゃきしゃきとした歯ざわりに星屑を感じ、思いは遠く星空へ向かいます。(季語=菊膾)

キク

・・・数日前、金山の古い家に母といる夢を見た。久しぶりに会えてうれしかった・・・。母が所蔵している本の話をしたように思うけど、忘れてしまった。また、会いたいものだ。目の手術をして「危機」があったので見たのかもしれない。


交響曲イタリア響く秋の宵                                   11/8(月)六本木の夜はサントリーホール満席の賑わい。Riccardo Muti とWien Philの豊穣の夜。交響曲イタリア、ストラヴィンスキーのバレエ音楽、そしてアンコールの運命の力序曲まで、素晴らしい演奏会でした。(2021/11/9)

広島忌未だ帰らぬ弁当箱 (西谷剛周)
広島に原子爆弾が投下されたあの日、いつもと同じように持って出た弁当箱。いつまで待っても、もう永遠に戻ってくることはありません。(季語=広島忌)


人も蟻も雀も犬も原爆忌 (藤松遊子)
今日は広島に原爆が落とされた日。人間だけでなく、蟻も雀も犬も、さまざまな動物たちが、一瞬にして生命を奪われたのです。(季語=原爆忌)


幼き日の 写真FaceBookにそっと置き 異郷に立つ友 カーブル陥落

朝、なぜか胸がぐっと苦しくなった。世銀で働くわが友AH Sofizada. 国際機関に働く人は狙われやすいと。7/30にイスタンブールに入ったが、その目的はなんだったのか?なぜ、平和を求める普通の人が、故郷を追われなければならないのか?理不尽としか言いようがない。つらい。(2021/8/16)

15日、店が閉まり人けのなくなったカブールの新市街― スポニチ Sponichi Annex 社会
人気の消えたカーブル
タリバン、アフガン首都カブールに進攻 米外交官はヘリで退避|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
タリバンは15日首都カブールに。8月15日、ジャララバード


白木槿嬰児も空を見ることあり (細見綾子)

嬰児が抱かれたまま、空を見ています。泣きもせず、眠りもせず、ただ静かに空を見つめる赤ん坊。どこか神秘的です。何かの気配を感じているのでしょうか。ひらひらとした花びらの、白い木槿が咲いています。(季語=白木槿・しろむくげ)

白木槿|せんねん灸


気に入ればここがふるさと鰯雲 (大谷弘至)

鰯の群れのような小さな無数の雲が薄く空一面に広がっています。鰯雲を見つめながら、遠いふるさとを思います。いまは大好きなこの土地が自分のふるさとです。(季語=鰯雲)


Ev’ry Valley高めよ荒れ野は平らかに

次の歌は Ian Bistridgeさんの演奏で勉強中😊 あり得ない?選曲に挑戦。12月まではMessiahで。聖書の哲学も学びながら……。(2021/9/3)


生きて仰ぐ空の高さよ赤蜻蛉 (夏目漱石)

漱石は、明治43年、43歳の時に修善寺温泉で吐血しましたが、かろうじて一命をとりとめました。高い空、小さな赤とんぼ。生きているいまを実感します。(季語=赤とんぼ)


投げる良し打つ良し顔良し走る良し(川柳だね) (武蔵野市相坂さん)

今期絶好調の大谷さん。只今MLB新記録街道をまっしぐら 2021/9/6

昼は蝉夜は蟋蟀夏がゆく 

職場からの帰り道、ふと聞くとコオロギの鳴き声。昼間ランチのあとの帰り道、ニイニイゼミが鳴いていたのに。夏が足早にすぎ、秋が近づくようだ。(2021/9/6・・・45年前に娘が生まれた日だ!)


水澄むやあめんぼうにもある晩年 (きくちつねこ) 

澄んだ水の上を漂うあめんぼう。この小さな命にも、人間と同じように晩年があるのだな、と思います。この世に生きとし生けるものには、やがて命の終わりが来るのです。(季語=水澄む)


赤とんぼ夕暮はまだ先のこと (星野高士)

秋の静けさのなか、無数の赤とんぼが飛んでいました。だんだん暮れてゆこうとしているけれど、まだもう少し、赤とんぼの群れとともにこの時間を味わっていたい、そんな願いが1句になりました。(季語=赤とんぼ)

母もまた母恋ふるうた赤とんぼ (高田正子)

郷愁を誘う赤とんぼ。幼い頃を思い出します。私が母を恋うように、母もまた母を思っていたのです。そしてその母もきっと。母への思いは、永遠に受け継がれていくのです。(季語=赤とんぼ)


秋晴や父母なきことにおどろきぬ (内田美紗)

爽やかに晴れ渡った秋の空。幼い頃に見た空と同じ色なのに、いつのまにか長い時間が過ぎ、もうこの世に父も母もいないことに、ふと驚くのです。(季語=秋晴)


ひさかたの我が子と窓に海を見ゆ

Skypeでは会って話をするけれど、直見に勝る楽しみはなし。短い時間でも、たわいない話だけでも、こころなごむひとときだ。窓から見える平潟湾はいつもおだやか。少しずつ秋が近づく。。。。(2021/9/15)


大いなるものが過ぎ行く野分かな (高浜虚子)

野も草も大きく揺らし、吹き抜けていく野分。なにか大きな力が、通り過ぎてゆくようです。豊かな恵みをもたらすとともに、天変地異や禍いを与える大自然に、人知の及ばないはるかな力を感じずにはいられません。(季語=野分)


ひとたびは夫(つま)帰り来よ曼珠沙華 (石田あき子)

前書に「入院長期に及べば」とあります。結核で入退院を繰り返す夫、石田波郷。せめてもう一度、家に帰ってほしい、と心から願います。曼珠沙華が燃えるように咲いています。(季語=曼珠沙華)


つきぬけて天上の紺曼珠沙華 (山口誓子)

紺色に澄みきった秋の空へ突き抜けるように、真っ赤な曼珠沙華がすっくと伸びています。紺と赤の対照が鮮やかです。昭和16年、三重県四日市市で療養中の作。自然のエネルギー、力強さに圧倒されるような作者の思いが伝わります。(季語=曼珠沙華)


野辺ゆけば飛蝗(ばった)しおからコスモスの花

氷取沢の農園の道を歩くとコスモスがゆれ、さまざまなトンボやチョウ、蜂や小さなキリギリスなどがくっついている。どの生物も秋の風に吹かれ精一杯生きている。(2021/10/2)  写真:ツユムシ(キリギリス科)


プラタナス色づくころに会う人いたり もう居ぬと聞く なぜか寂しき

数年間、年に一度9月に仕事で出会う人がいた。ほとんどそのころ数日だけ思い出す人だけど心が通う気がしていた。今年は、その人は「そこにはもういない」と確信していた。人生にはこんなちょっとしたこともある。ゆかしきかな。(2021/10/7)


吾も亦紅なりとついと出で (高浜虚子)

秋の野山で風に吹かれる小さな卵形の花、吾亦紅。地味な赤ですが「吾も亦紅(くれない)なり」と自ら名乗ります。「ついと出(い)で」がいかにもこの花らしいですね。同じ日に「吾も亦紅なりとひそやかに」の句もあります。(季語=吾亦紅)


ラ・フランス山荘の夜を香りけり (德田千鶴子)

山荘に洋梨、ラ・フランスの香りが漂っています。高貴な香りと上品な味わい。静かな夜、心がやわらかく豊かに広がっていきます。(季語=ラ・フランス)

https://www.ajfarm.com/11057/


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大谷くんの活躍とその素晴らしい笑顔を見ているとついTaeTaeくんを思い出す。二人とも自分の仕事が好きで人と交わるのが好きで得意でこころやさしく強く、いつも周りの人を楽しませ、だからみんなに愛される。そして幸運なことにその容姿がさらに存在を輝かせる。

MLB Homerun Derby とAll Star Game に出場した大谷クンの雄姿

MLB site より

Red Carpet の雄姿(?)

大谷くん旋風

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田を植ゑて空も近江の水ぐもり (森 澄雄)
水を満々にたたえた田んぼには小さな苗がそよぎ、空は水を含むように薄く曇っています。天も地も美しく清涼な水の国、近江の景です。(季語=田植え)


Berg歌う我に微笑めキバナフジ

5/9のリサイタルのあと次の歌にはAlban Bergの曲が加わった。シェーンベルクなどの近代歌曲の流れで、ロマン派や印象派の音楽とは違う柔らかな艶めかしい音が続く。すばらしい曲だ。


樟若葉雨の木となりぬ (森賀まり)

樟の大木が雨に包まれました。鮮やかな緑、生命力漲る若葉に雨が滴り、雨がやんでもなお、一本の「雨の木」となって水滴を滴らせています。みずみずしく美しい情景です。(季語=樟若葉)


夕河岸の鰺売る声や雨あがり (永井荷風)
雨あがりの夕河岸に、賑やかに鰺を売る声が響きます。大正、昭和初期の庶民の暮らしがうかがえる1句です。江戸時代からの慣わしで、魚河岸では、魚が腐りやすい夏は、夕方も市が開かれました。(季語=夕河岸・鰺)


大叔母が四人緑陰の赤ん坊 (正木ゆう子)

夏の木陰で、緑に包まれて笑う可愛い赤ちゃんには、元気な祖父母の妹が4人もいます。4人が揃って、笑顔で赤ちゃんの顔を覗き込んでいる、明るい情景が思い浮かびます。過去から未来へつながってゆく、新しい生命です。(季語=緑陰)


見上ぐれば塔見渡せば夏霞 (原 川雀)

対訳句集『俳句 その風景』(朔出版)。同じ場所に立っていても、「見上げる」と「見渡す」では風景がそれぞれ違います。対句的表現を効果的に用いた1」句。なおこの句集、娘さんによる英語対訳も掲載されています。「知音」同人。(季語=夏霞)


自転車に七夕笹と子を二人 (星野恒彦)
自転車に、七夕笹と子供を2人乗せて帰ります。これから親子で飾り付け。楽しい時間です。七夕は本来陰暦の7月7日の行事なので、秋の季語となっています。(季語=七夕)


梅雨空に密かに香れ白き蓮

ハスの花が、いつもより2週間ほど早く咲き始めたと聞き、時折ザア〜と来る雨を、傘なしで大樹の陰やカフェで避けながら、ハスの花の芳しい香りを楽しみました。(7/6 大船フラワーセンター)


◇ 「森の道」に連なり咲くやヤマユリの花

20年ぐらい通っている植物園。今年のヤマユリが一番!! 新しく植えたのかなあとも考えてみた。今週月曜日(7/5)には八景木村邸のヤマユリが遠くでたくさん咲いているのも見た。


亡母や海見る度に見る度に (小林一茶)
 一茶50歳の句です。3歳で母を亡くし、8歳で迎えた新しい母との折り合いが悪く、家庭的に恵まれなかった一茶。海を見るたびに、母の面影が胸に蘇ります。素朴な表現から、切々とした思いが伝わってきます。(無季)


◇ 金色のまんまる月や母いづこ //   金色のまんまる月に母想う
   亡き母や月見る度に見る度に”
 一茶50歳の句を見て、今の私と同じ歳で亡くなった母を思って作句。(無季)7/22

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菫程な小さき人に生れたし (夏目漱石)

目立たずひっそりと咲く小さな菫のように、権威や権力にこだわらず無心に清らかに。そんな生き方をしたいのです。明治30年作。漱石が熱心に作句に励み、生涯の約2400句の内、約1000句を詠んだ熊本時代の作品です。(季語=菫)


どの道も家路とおもふげんげかな(田中裕明)

一般に蓮華、蓮華草と呼ばれる紫雲英(げんげ)の花。春の野や田んぼに咲きあふれて、紅色に彩ります。紫雲英の咲く道はどの道も、幼い頃の家路へとつながっているようになつかしく感じられるます。(季語=げんげ)

花あれば西行の日とおもふべし (角川源義)

「願はくは花の下にて春死なむそのきさらぎの望月のころ」と願い、その通りに没した西行。桜が咲けば西行の日と思えと詠み、西行への憧憬とともに自らの死への覚悟と願望が伝わる、源義の代表作です。(季語=花)

春蘭や雨をふくみてうすみどり (杉田久女)

山中に春蘭が咲いています。春蘭は東洋蘭の仲間で、昔からその清らかな姿を愛されてきました。しっとりと雨に濡れ薄緑色に透ける花の美しさ。平仮名の表現が、花の命のふくらみとやわらかさを感じさせます。(季語=春蘭)

春霞 わがこころなる春の原景

春霞のはっきりした記憶はない。でも、まだ小さいときに山に分け入り見た風景、山野草が顔を出し始める頃の生暖かい風、それらは春のかすみの彼方にあるような気がする。<辛夷を追いかけた日の思い出を語ったら仏人の友人にも通じたので驚いた。>(2021/3/21)

手に取ればかそけき香りヤマザクラ

ソメイヨシノは美しいが一番好きなのはサトザクラ。大島桜も緑の葉っぱとの対比が美しい。花も葉もきれいだけど一番好きなのはその芳香。そこはかとない、でも息をつめて吸い込んでみたい良い香り。いつまでも離れがたい。(2021/3/22)


鎌倉や松葉谷なる利休梅 (Akemi)

鎌倉や寺を廻れば花いかだ(Simon)

♧ 浄妙寺竹林の中静かかな(原文のママ、Simon)

前回に続き鎌倉五山巡りに出かけた。サクラの季節、花海棠、花桃、ミツバツツジ、利休梅、シャガ、ムラサキハナナなど、色とりどりの花に出会えた。時々立ち止まり、無理やり”俳句”を作ると、あとで楽しい!!(3/31)

安国論寺で抹茶の休憩
妙本寺

便所より青空見えて啄木忌(寺山修司)

便所という、狭く暗い場所から見上げる、明るく輝くはるかな青空。困窮の中で希望を求めた石川啄木の思いと響き合います。早熟の天才、寺山修司の代表作のひとつ。十代のフレッシュな感覚が溢れます。(季語=啄木忌)


春ゆかしMari九段中エンジのりぼん

孫のMariが3年の頑張りの末に予想外の成果をあげ、背が伸びたのよりももっと嬉しい九段中高等教育学校への入学を果たした。Mariのその晴れやかな表情はなにものにも代えがたい若い人だけに与えられる輝きだ。その美しいこと!見るたびに喜びで胸がいっぱいになる。(4/23)


ランチカフェ川辺の緑に”Blue Skies” (Noah and the whale)

But, blue skies are calling, oh, yeah, blue skies arecalling スタバのOutside tableでランチしてたら聞こえてきた!そのとき自分の年齢を忘れさせる不思議な幸福感があった。まるで外国にでもいるような・・・。ふとした時間がかけがえのない大切なものに思えた。

ひとりいるカフェの向こうの空あおしスタバテラス川辺にそよぐ高き緑木

なんといういいタイミングで!

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Haiku Poem 2021 Jan-Feb