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Constitutionalism (Page 6)

環境大臣になり、のこのこ(自分ではたぶん”颯爽”と)国連の会議に出かけていき、国際的な場面で発言するレベルに届いていない英語力でインタビューを受け、中身と英語力の不足を内外にばらしてしまった。(英語力が弱いのを自覚しているAbeの方がまし??)<英語の勉強のために掲示>

青山学院大学 米山明日香 准教授の解説:

写真・図版

小泉進次郎環境相の発言要旨

小泉進次郎環境相がニューヨークで開かれた国連気候行動サミットで、「気候変動問題に取り組むことはきっとセクシーでしょう」と英語で述べ、国内外で波紋を呼んだ。セクシーという言葉は、政治家として適切だったのか。

一部SNSやメディアでは「小泉進次郎環境大臣が気候変動問題をセクシーに扱うべき」として、話題をさらっています。いくつかのメディアやSNSでは、誤解があったと記事を書き換えているところもあるようですので、誤解も減っているようです。(誤解なく伝えているメディアももちろんあります)ではなぜ上記のように発言に誤解があったのでしょうか。 なぜ誤解されたのでしょうか。

「sexyに」気候変動問題を・・・進次郎大臣の真意は?

(19/09/23) https://youtu.be/MXaVwWocUT4  @YouTubeで小泉進次郎 氏の問題となったsexy発言の映像はこれ。

1. sexyが問題というよりは

そもそもsexyには「性的な、セクシーな」という意味のほかに、口語でexcitingとかappealingといった意味で使われることもあります。例えば、オックスフォード米語辞典(2nd edition)にある例としては、I’ve climbed most of the really sexy west coast mountains. (試訳:本当に魅力的な西海岸のほぼすべての山に登ったことはあります)のように使われます。またロングマン現代英英辞典(5th edition)の例には、one of the sexiest companies in Seattle(試訳:シアトルでもっとも話題の会社の一つ)があります。このような意味もあるので、小泉氏も「魅力的な」といった意味で使ったのでしょう。そもそも文脈からすると、女性の言葉の引用のようです。(2.の英文をご覧ください。sheと言っています)
(加筆:twitterでご親切な方が、その女性とはChristiana Figueresで、Christiana氏は”Let’s make green sexy”の提唱者であると教えてくださいました。つまりその言葉を引用してsexyといったわけです。)以下がそのビデオです。

Rio+20: Christiana Figueres, UNFCCC Executive Secretary https://youtu.be/gH9RxESkh7A  @YouTubeさんから YouTube ‎@YouTube50:26 – 2019年9月24日Twitter広告の情報とプライバシー米山明日香 Dr Asuka Yoneyamaさんの他のツイートを見る

さらに以下のビデオを見ると、Christiana Figueresさんが隣にいるので、指をさしてsheと言っていますが、sheではなく、sheという代名詞よりはDr. Figueres(ProfessorならProfessorの方が好ましい)の方が誤解を与えません。大臣として重要なのは、話し手である二人(小泉大臣とFigueres氏の二人)あるいはその場にいた人のみがわかっていればよいということではなく、それが記事になった際に、誤解を与えないようにするかに気を配ることではないかと個人的には思っています。したがって、現在、メディアやSNSなどで、「性的な」「セクシーな」と小泉氏が発言したことに注目するのは少し問題の論点がずれています。


2. 実際の小泉大臣の使用例


実際に小泉氏が使った文脈は以下の通りです。音声から書き起こしたので、少し違うところもあるかもしれませんが、ご容赦ください。誤解をしたメディアの一部は、5文目の On tackling such~からしか記事にしていないものも午後に見たところ散見されました。On tackling on this issue, everything gonna be fun. And she added also ‘sexy.’ I totally agree with that. 
In politics there are so many issues, sometimes boring. On tackling such a big-scale issue like climate change, it gonna be fun, it gonna be cool, it gonna be sexy, too. (試訳:このような問題を解決するとき、すべては面白くないといけません。彼女は「セクシー」にねとも言いました。政治においてはたくさんの問題がありますが、時々それは退屈なものもあります。気候変動のような大きな問題を解決するにあたって、その問題は面白く、かっこよく、sexyでなければなりません)

On tackling on this issue, everything gonna be fun. And she added also ‘sexy.’ I totally agree with that. 
In politics there are so many issues, sometimes boring. On tackling such a big-scale issue like climate change, it gonna be fun, it gonna be cool, it gonna be sexy, too. (試訳:このような問題を解決するとき、すべては面白くないといけません。彼女は「セクシー」にねとも言いました。政治においてはたくさんの問題がありますが、時々それは退屈なものもあります。気候変動のような大きな問題を解決するにあたって、その問題は面白く、かっこよく、sexyでなければなりません)

※On tacklingではなく、In tacklingが文脈上、正しいでしょう。On~ingは「~するとすぐに」、In ~ingは「~するとき、~する(した)際に」。※on this issueではなく、onは不要。他動詞のため。※it gonna beではなく、it’s gonna beが正しい。※gonnaではなく、gotta be(=got to be)と言いたいのだと思いますし、一部ではそのように伝わっていますが、音声を聞くと発音がgonnaになっています。

では、なぜ「魅力的な」と小泉氏が言いたかったのが、誤解を招いて、世界のメディアの一部が話題にしたかというと、小泉氏のitがclimate changeを指してしまっている(と考えられる)ので(本来はsolution of climate changeと言いたかったのでしょうが)、「気候変動はsexyであるべきだ」と誤解されてしまったのです。言いたかったのは、「気候変動問題解決をsexy(=appealing)にすべきだ」ということでしょう。それでも前後関係や背景などがわからない人にとっては???なのです。また、そもそもitが何を指しているのかも不明なのも誤解された要因でしょう。その結果、言葉が一部でひとり歩きしてしまったというわけです。

またsexyを「引用」としたかったのであれば、英語圏では両手の人差し指と中指で ”    “というジェスチャーをするのです。しかしそれがなかったこと、あるいはso-calledといった語がなかったことから誤解されてしまったのです。あるいは、sexyの後に、as Dr.(ProfessorならProfessorのが好ましい)Figueres called のように言えばよかったのです。

今回の問題はsexyという語の誤用云々というよりも、世界の一部のメディアから内容が誤解されてしまったことが問題なのです。小泉氏が言いたいことは、おそらく        In politics, there are so many issues, sometimes boring. In tackling such a big-scale issue such as climate change, what we can do is to tackle the issues properly. However,  to solve the environment issues together is sometimes fun, cool and appealing or so-called “sexy” , so we should solve our issues together. 
(試訳:政治においてたくさんの問題があり、時々それは退屈です。気候変動のような大きな問題を解決するにあたり、私たちができることはその問題を適切に解決するということです。しかし、環境問題をともに解決することは、時として楽しく、かっこよく、魅力的なこと、言い換えればsexyでもあるので、我々の問題をともに解決しましょう)ではなかったかと推察します。ただ、なんせ言葉が足りないので、補うのも難しいのです。つまり、「言葉を補うのが難しい」ということは、「言いたいことがよくわからない」という結論が導かれてしまいます。ここが今回の問題なのです。

3. 今後の課題

しかし、今回の問題は言葉の選択が誤解を与えたか否かというだけの問題ではありません。むしろ小泉大臣の大臣としての危うさと脆さを露見したことに注目すべきではないかと思うのです。小泉大臣は今回、映像で(0’59~)「英語は絶対話せなきゃだめだと思います。通訳がいるってだけで、もうあの場では勝負にならない。国連の中での存在感を発揮していくということが見せられたと思います」と述べています。

確かに「英語ができる大臣」は”sexy”(「魅力的」という意味で)です。(ただし、個人的にはsexyという語をこのように使うのは好みません。なぜなら、もともとは「性的な意味で魅力的」という意味なわけで、アメリカでは口語で使いますが、イギリス人はあまり使いません。このような差があるだけでも国際舞台での使用は誤解を与える危険性があるので避けたいところです)

しかし、口語過ぎる英語、誤解されるような英語を話すならば、やはりプロの通訳者を使うべきではないかと個人的には思っています。私自身も通訳者をしていたことがありますが(と言っても駆け出しです)、通訳者は(特に大臣を担当する通訳者は)相当な訓練を受けているので、インフォーマルな場では通訳者がいなくても問題はありませんが、フォーマルな場ではぜひプロの通訳者を使ってほしいと思います。

学生であれば、間違ってもよいからどんどん話しなさいというところではありますが、小泉氏は「大臣」なのです。したがって、「国連というフォーマルな場で英語を話せば勝負できる」とか「勝ちか負けか」とかという問題ではなく、母国語(母語)でもよいので、言語のプロである通訳者に訳してもらう、あるいは、誤解されないような英語力を身に着けることが重要ではないかと思います。

つまり、国の代表として行っている場なので、自分の勝負の場ではないですし、個人的に勝負をかける場ではないということを心に留めておく必要があるのではないかと個人的には思っています。やはり大臣なのですから、フォーマルな場で(少なくともテレビクルーが入っているような場で)gonna(gotta)とかlikeとかといった口語的すぎる言葉のチョイスは、避けるべきだと考えます。

追記:もちろんどのように気候変動問題に取り組むかという内容が重要ですが。



米山明日香先生のBoris Johnson英語の解説も面白い

B. Johnsonの英語について 10/9
音声学者が見るボリス・ジョンソンの人となり 
  • 2019/07/24 15:57

このジョンソン氏、ある意味でとても「興味深い人物」です。以前、CNN English Express2017年2月号のp47にジョンソンの「話し方のテクニック」の項目で、「経歴と話し方の特徴」を書かせていただきましたが、この人物、本当に「不思議」なのです。CNN ENGLISH EXPRESS (イングリッシュ・エクスプレス) 2017年 02月号 [雑誌]CNN English Express編朝日出版社2017-01-06

「イギリスのトランプ」と一部では言われますが、トランプ大統領よりはかなりの「やり手」「策略家」とみた方がよいでしょう。その根拠は、ジョンソンが選ぶ「発音」に見ることができます。

1. 略歴
その前に、まず経歴を見てみましょう。お父様は欧州議員で、先祖にもそうそうたる面々がいます。その中にはジョージ2世もいるなど貴族に連なる血筋もある家系で、ニューヨークで誕生します。その後、イギリスにもどり、イートン校からオックスフォード大学ベリオール・カレッジを卒業でしています。この経歴だけを見ても、イギリスの「エリート」の典型であることがわかります。ちなみにイートン校とは名門のパブリックスクール(私立中等高等学校)の1つで、これまでにも19人の首相を輩出するトップ校です。ジョンソンは20人目にカウントされます。卒業生の中には、4度首相になったグラッドストンや、大英帝国をさらに拡大することに貢献したといわれるセシル、最近で言うとデイビッド・キャメロンもいます。また政治の分野にとどまらず、「オトラント城奇譚」を書いたホレス・ウォルポール、ロマン派の詩人として知られるシェリー、「ケインズ経済学」で知られるケインズもこちらの出身です。したがって、世界の歴史に一役買う人物を多数輩出している学校であることがわかります。それから、ウィリアム王子など王族、貴族の御用達の学校として知られます。

次にジョンソンが通ったオックスフォード大学ベルリオール・カレッジも名門大学として名高いところです。よくオックスフォード大学出身というと、「すごい!」と単純に捉えがちですが、イギリスでは「どこのカレッジの出身か」ということも重要な意味を持ちます。しかし、このベルリオール・カレッジは雅子皇后も一時期留学なさったことがあり、ノーベル賞受賞者、3人の首相を輩出する名門カレッジなのです。政治経済学者として世界的に知られるアダム・スミス、現在のミクロ経済学・マクロ経済の発展に貢献したヒックスがここの出身と聞けば、いかに名門カレッジかがわかるでしょう。このようにジョンソンは「エリート」なのです。しかし、発音にそれが表れていないのが興味深いところです。

2. 発音
イギリスでは21世紀になった現在でも、発音からその人の階級や出自がわかるといわれます。最近ではその傾向が薄まったとはいえ、ジョンソンの経歴や年齢(55歳であること)を考えると、いわゆる典型的なイギリス英語「容認発音(Received Pronunciation、RP)」で話すのが通常です。同年代で、イートン校出身で、カレッジは違うものの同じオックスフォード大学出身のデイビッド・キャメロン元首相はRPを話します。しかし、ジョンソンは典型的なRPではなく、むしろカジュアルなイギリス英語を話します。

昨日の勝利宣言は少々フォーマルな英語で話していたことは興味深い点ではあります。俗な言い方をすれば「ボリスもきちんとした英語が話せるのね」といった感じですが、それでも従来の英国首相が話す英語発音ではない点に注目したいところです。普段、イギリスのエリートが使う典型的なイギリス英語RPで話していないところに、ジョンソンの「賢さ」が表れています。これはどういうことでしょうか。

3. ジョンソンの策略?
ドナルド・トランプがアメリカの大統領に就任したのは「ポピュリズム」の蔓延ゆえと言われています。今回、イギリスの首相にボリス・ジョンソンが就任したのも、この「ポピュリズム」ゆえでしょう。つまり、現在、大国の長に就くには「大衆」に推される必要があるのです。
それを考慮すると、今やイギリスの3%しかRP話者がいないとされる中で、エリート臭のする発音で国民に語り掛けることが有利に働かなくなっています。こうしたことがイギリスで実際に起きたことは、ある意味でイギリスという国が大きな転換期にあることがわかります。なぜなら、言語における変化は、すなわち文化の変容を意味し、これはそうそうに起きることではないからです。その意味で、ジョンソンがRPではなく大衆的な発音で話すこと、エリート臭を感じさせないモップのようなヘアスタイルやファッションセンスは、イギリスの大衆に親近感を与えるのです。この対応に失敗したのが、前首相のメイ氏でしょう。前メイ首相の評判が悪かったのは、やはりオックスフォード大学出でRPを話すことから、一般の受けしなかったことも大きな要因と言えます。イギリス人の中には「メイ首相はsnobである」という声も多く聞かれるのはそういった事情もあるのです。実際には、ジョンソン氏とメイ氏を比較すると、メイ氏はグラマースクール(公立学校)出身であることからも、ジョンソン氏の方が圧倒的に「エリート」であることを忘れてはいけません。

ところで、発音というのは、「環境」に大きく影響を受けます。ということは、ジョンソン氏の周りは、経歴から見るよりもはるかに「大衆」が多いことがうかがえます。この周りの「大衆」が今後の首相としての働きに、「吉」と出るのか「凶」と出るのか、見守る必要があります。まずは、BREXITをどう処理するのかが見ものです。本人はtwitterの中で「10月に完全離脱」と明言していますが、大きな困難が待ち受けていることは言うまでもありません。

元号が変わって10連休。今日は憲法記念日だ。70年余の長命はそれなりの理由がある。その平和を希求する先見性と、人権という個人にとってもっとも重要な普遍的価値を核とする日本人になじみ親しまれてきた憲法だ。

憲法記念日のイベントが開かれているかと思うけど、TVはGWの混雑とか、どうでもよいことばかり報道している。「危ない」のか、「平和」なのか?

国会の復権に取り組もう(毎日新聞)

2019年5月3日
 憲法は国の背骨と言われる。日本国憲法が施行から72年の時を刻み、姿を変えずに令和の時代へとたどり着いたのは、基本的によくできた憲法であるからだろう。ただし、憲法典そのものが修正なしの長寿を保っているからといって、現実の国家運営が健全だということにはならない。大事なのはむろん現実の姿だ。国民の代表が集う国会は、絶えず憲法について論じ、その価値体系に磨きをかける努力が求められる。安倍晋三首相が政権に復帰して6年半になる。歴代で最も改憲志向の強い首相は「改憲勢力」の拡張に執念を燃やし、選挙でそれなりに勝利してきた。それでも衆参両院の憲法審査会は停滞したままだ。Read More →

4月1日午前、作業をしながらいLive放送をInternetで見ていた。”れいわ”という心地よい響きが耳に入った。Anとか Shinとかだったらどうするのか、と思っていたので、ホッとした。

近代民主主義国家での、特定個人による国民生活の「分割」っていいのかな?問題を拾ってみた。

内田樹と政治学者三谷太一郎氏の興味深い論考(特に三谷論考が良い!)


4/10頃ともなると、Abeの「改元」までも私物化した態度への批判や、無理やりこじつけたような「解説」への学者からの反論なども掲載されるようになってきた。

「天皇退位と憲法問題」へ

a 天皇退位,女性天皇へ

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「民のかまど」とは、あなた何年生まれ?と突っ込みたい気もするけど、O議員のすばらしいところは、自分の言葉で、香川生まれの土着精神で、真実を語ろうと真摯に努力すること。この頃活躍が目立つO議員の国会での1時間48分の演説を法政大学のU先生が 文字にした。(この力の入れ方にもちょっとびっくり)

【民のかまどを憂う思いを】

 今回の国会審議。私も数値や統計と、格闘してまいりました。しかし、委員会でも申し上げたとおりです。途中から、ふと思うようになりました。なぜ私は、こんなに数字をにらみ、統計手法と取っ組み合い、政権と数値論争をしているのだろう。週末に、議員会館で一人詰め、もがいている時だったと思います。

 もし、この国の総理大臣が、 「良い数字はもういいから。そこはうまくいってんだろう? 悪い数字はないのか。そこに困っている国民はいないか。そこで抱えている社会の矛盾はないか」 そう問いかける内閣総理大臣がいれば、そもそも、こんな不毛な数値論争は、起きてないじゃないですか。

 表面的な言葉だけでなく、数値だけでなく、真に国民に寄り添い、国民生活を思い、国家の威信や国家の尊厳に勝るとも劣らぬ重要な国民生活への思い、民のかまどを憂う思いを、総理に求めたいと思います。

Abeの不正が、森友・加計学園、統計不正から元に戻って元祖「森友」の籠池さんから何と司法の場で真相が暴かれようとしている。「中身のない万能感」「善意の暴走族」「単なるおバカ」Akieさんは緊張しているのだろうか?それとも、まだ何もわかっていないのだろうか??

上西メモ  🌹小川議員を映しつつ、彼自身の言葉を一言も紹介しなかった NHK この小川議員の趣旨弁明演説を同日 3 月 1 日の NHK「ニュースウオッチ 9」は報じたが、その報じ方は、 あまりにひどいものだった。悪意ある編集により、小川議員はあたかも、政権を皮肉り、無駄に水ばかり飲 み、いたずらに時間をつぶして喜んでいる礼儀知らずの議員であるかのように紹介された。そして、そして、自 民党議員の反対討論は、その小川議員の行為を諫めるものであるかのように報じられた。 以下にその「ニ ュースウオッチ 9」において、趣旨弁明演説とそれに対する自民党議員の反対討論がどのように紹介された か、文字起こしして見ておきたい。 あとで改めて説明を加えるが、最初に注意を促しておきたい。小川議員の演説は確かに映像で紹介され た。しかしそれは冒頭部分だけで、統計標語を皮肉ったネット上のパロディを紹介した場面だった。小川議員 自身の言葉は、一言も、ただの一言も、紹介されなかった。

3/15 
小川議員の演説には後日談がある 。PDFの後半の上西先生のメモにあるように、当日のNHKの報道がものすごく偏向していたのだ。これについて、小川議員が国会の予算委員会でNHKの会長などに詰め寄ったのだ。報道に対して国会議員が国会で問い詰めるのは報道に対する圧力にならないか懸念する声もあるが、それを承知で小川さんは質問に臨んだようだ。

(朝日新聞より)

NHK、野党の「政権寄り」批判に「真摯に受け止める」 3/14

 新年度予算案の衆院通過をめぐる与野党の攻防があった3月1日のNHK報道について、立憲民主党会派の小川淳也氏が14日の衆院総務委員会で「野党の主張を報道の骨子に取り入れてない。政権与党に都合のいいことを言う(報道)という批判がある」と指摘した。NHK幹部は最終的に「指摘は真摯(しんし)に受けとめる」と応じた。F

 小川氏が問題視したのは1日の「ニュースウオッチ9」。統計不正への対応が不誠実だとして野党6党・会派が同日提出した根本匠厚生労働相の不信任決議案に関する2時間弱の小川氏の趣旨弁明を取り上げた。

 番組は小川氏が議場の演壇で水を飲む場面を3回映し、「途中何度も水を飲む姿に議長は」とのナレーションとともに「少し早めて結論に導いてください」と呼びかける大島理森議長の姿を放送。その後、小川氏の主張を「ただの審議引き延ばしのパフォーマンス」とした与党の反対討論を使用した。

 小川氏は「(統計不正批判で紹介した)川柳と、あたかも時間を引き延ばすかのように水を飲んだ部分しか取り上げていない。なぜ野党の主張を骨子に入れなかったのか」と指摘。大島氏の発言についても「水を飲んだことに対し議長が注意したかのような報道のされ方は事実と異なる」と主張した。

 NHKの木田幸紀専務理事は「自主的な編集判断」と繰り返し答弁。野党が反発して委員会審議が中断すると「結果としてこのようなご指摘を頂いたことは真摯に受け止める」と述べた。

 今回のNHK報道をめぐっては、安倍政権幹部の質問に答えずに論点をずらす答弁手法を「ご飯論法」と指摘した上西充子法政大教授がネットメディアで「悪意ある切り取り編集」と紹介。総務委で木田氏は1~13日にこの放送内容について170件の意見が届いたと明かした。(別宮潤一)


小西さんというのも面白い! 2019.3.5ごろ

「今気付いたのだが、実は「法の支配の対義語は何か?」を質問した際に議場にいた多くの自民党議員はそれが「人の支配」であることを知らなかったのではないか。なぜなら、彼等がたった一言「総理、人の支配です!」と言えば安倍総理は救われた。しかし、一部のヤジを除いて水を打ったように静かだった。」

文字で読んでも十分可笑しいですが、改めて動画で見るとめちゃくちゃ笑えます!🤣🤣

「法の支配」の対義語で「アジア太平洋、インド洋」ってワードが出てくるって事は、本当は頭に「いずも」がチラついて「武力による支配」って言いたいのを必死で我慢したんじゃないのー?😜

小西さんが質問した直後にソーリは助けを求めるよう後ろの人を見ましたが援護射撃なしで珍回答となりましたね。

アベ総理は「憲法を守らない」ではなく「憲法を知らなかった」のですね。もし、憲法を知らなくても人間の情があればなんとかカバーできるけどそれさえない。アベ総理の政治を「猿が電車を運転している状態」という揶揄がありましたが、まさか揶揄ではなく真実とは夢にも思いませんでした。

参観日、後ろの親を意識してわからない質問を教師が当てようとしたときのフリーズした4年3組状態自民党。

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Unbelievable Yokobatake 法制局長官「誠に不適切」と認識

野党質問批判した自身の答弁2019/3/8 12:35

©一般社団法人共同通信社 横畠裕介内閣法制局長官は8日の衆院内閣委員会で、野党議員の質問姿勢を批判した自身の国会答弁について「行政府にある者の発言として誠に不適切だった」との認識を示した。同時に「国会における質問の在り方は、質問を受ける政府側でなく国会で評価されるのが適当で、越権だった」と述べた。改めての謝罪などは行わなかった。
 内閣委で質問した立憲民主党の初鹿明博氏は「心から反省しているとは思えない」と非難し、進退を判断すべきだと主張した。福山哲郎幹事長も党会合で「長官の任に足るとは思わない。自身の判断でお引き取りいただきたい」と辞任を求めた。

自身の発言は不適切だったと法制局長官

2019/3/8 10:243/8 12:32updated

©一般社団法人共同通信社

  横畠裕介内閣法制局長官は8日の衆院内閣委員会で、野党議員の質問姿勢を批判した自身の国会答弁について「国会における質問の在り方に言及したのは、行政府にある者の発言として誠に不適切だった」と述べた。ま与野党から「思い上がっている」などと批判されています。一体、何があったのでしょうか。

 「これは大問題。少し思い上がっているんじゃないか」(自民党 伊吹文明 元衆院議長)
 「法の番人が安倍政権の門番に成り下がったと言わざるを得ない」(立憲民主党 辻元清美 国対委員長)
 「全くの越権行為だ。自分を何と心得てるんだ」(共産党 志位和夫 委員長)
 問題が起きたのは、今月6日の参議院予算委員会です。
 「安倍総理のように時間稼ぎをするような総理は、戦後1人もいない。国民と国会に対する冒とく」(立憲民主会派 小西洋之 参院議員、6日)
 安倍総理をこう批判した立憲民主会派の小西議員。「国会議員が国会で行う質問は内閣に対する監督機能だ」と述べて、横畠長官に確認を求めました。すると・・・
 「国会が一定の監督的な機能、国権の最高機関・立法機関としての作用はもちろんある。声を荒らげて発言するようなことまで含むとは考えていない」(内閣法制局 横畠裕介 長官、6日)

 小西議員の質問姿勢を皮肉るような答弁に、野党側は「政治的発言だ」と猛反発しました。直後に横畠氏は発言を撤回、謝罪しました。しかし、7日の衆議院本会議では・・・
 「謝罪と撤回で済む話ではない。横畠長官は潔く内閣法制局長官の職を辞すべき」(立憲民主党 篠原 豪 衆院議員)
 野党側は「内閣法制局は中立であるべきで、横畠氏は長官失格だ」などとして辞任を要求。「法の番人」から飛び出した異例の発言は、国会の新たな火種となりそうです。(07日18:03)
 安倍総理をこう批判した立憲民主会派の小西議員。「国会議員が国会で行う質問は内閣に対する監督機能だ」と述べて、横畠長官に確認を求めました。すると・・・
 「国会が一定の監督的な機能、国権の最高機関・立法機関としての作用はもちろんある。声を荒らげて発言するようなことまで含むとは考えていない」(内閣法制局 横畠裕介 長官、6日)
 小西議員の質問姿勢を皮肉るような答弁に、野党側は「政治的発言だ」と猛反発しました。直後に横畠氏は発言を撤回、謝罪しました。しかし、7日の衆議院本会議では・・・
 「謝罪と撤回で済む話ではない。横畠長官は潔く内閣法制局長官の職を辞すべき」(立憲民主党 篠原 豪 衆院議員)
 野党側は「内閣法制局は中立であるべきで、横畠氏は長官失格だ」などとして辞任を要求。「法の番人」から飛び出した異例の発言は、国会の新たな火種となりそうです。(07日18:03)

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私の好きな「長谷部×杉田対談」 朝日新聞 構成 編集委員・高橋純子 2018年12月1日
写真・図版
 選挙でいくら示しても、政権に一顧だにされない沖縄の民意。紛争地で拘束されたジャーナリストに向けられる自己責任論。子どもを作らないLGBTに投げかけられた「生産性がない」の暴論――。一見ばらばらな事象の底流にある「『分』をわきまえろ」という論理について、長谷部恭男・早稲田大教授(憲法)と杉田敦・法政大教授(政治理論)に語り合ってもらった。(構成 編集委員・高橋純子)

考×論

杉田敦・法政大教授沖縄県が米軍普天間飛行場名護市辺野古への移設の賛否を問う県民投票を来年2月24日に行うことを決めました。しかし、県知事選や那覇市長選などでも、辺野古移設が争点となり、反対の民意はすでに示されています。安倍政権は、自身が勝利した国政選挙は「選挙結果が全て」なのに、地方の選挙結果は無視、ということでしょうか。
 長谷部恭男・早稲田大教授 選挙は、各政党が様々な政策をパッケージにしたものを選挙民に提示して戦いますが、県民投票では単一争点に対する民意が明確に示されます。政府は、安全保障の問題は地方の民意で決めることではないと言い張るでしょうが、衝突する多様な利害や見解を包み込みながら調整し、国全体の中長期的利益を実現するのが政治というものです。
杉田 ところが最近の日本政府は調整を放棄し、時には私企業であるかのように振る舞っている。たとえば沖縄県辺野古の埋め立て承認を撤回すると、防衛省は行政不服審査法に基づき撤回の効力停止を申し立てました。国土交通相が効力停止を決定し、防衛省は早ければ年内にも土砂投入をしようとしていますが、この法律の目的はあくまでも「国民の権利利益の救済」で、国による申し立ては制度の濫用(らんよう)なのでは?

天皇退位と憲法問題Cover

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即位礼と大嘗祭は違憲;120人が東京地裁に提訴 

「即位礼正殿の儀」で、高御座の上の天皇陛下の前で万歳を三唱する海部俊樹首相。=1990年11月
 「即位礼正殿の儀」で、高御座の上の天皇陛下の前で万歳を三唱する海部俊樹首相。左側は成年男子皇族=1990年11月、宮殿・正殿松の間

 

11/30秋篠宮誕生日会見での発言

 秋篠宮の発言については、様々な議論がある。時代の趨勢を考慮しない政府への異論で、同意できる内容だが、この異論が今後、皇族の声として「暴論」とならないとも限らない。

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