里の春「フキノトウ」

2012年10月1日

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    鎌倉円覚寺2011

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ふるさとの思い出は、なぜかすべて雪解けの春から始まります。とりわけ春の花々が懐かしく思い出されます。「春」は若い日の夢と希望の象徴だったからかもしれません。


フキノトウは、見るだけでなく立派な食卓の春の味覚でした。でも、大人になるまで、残念ながらそのほろ苦い味を美味しいと思ったことはありません。

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春の陽ざしが少しずつ家のまわりの道の雪を解かし、道にまぁるいのや、長細くまるい形の土が顔を出し始めます。

まぶしいような陽の光の中でその土を見た時の喜びは何とも言えないもので、幼い心に焼きつき今も私の心をふるわせます。私のもっとも大切な記憶のひとつです。

 


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「雪解くる頃」

都会に出て一番感じたことは”春”がないこと。私にとっての”春”は雪解けの水とその音が、どこからともなく聞こえてくる、心弾む季節でした。

私の記憶のネコヤナギは、寒さに痛めつけられてとても小さく、つぼみもまばらなものでした。それでもネコヤナギは確実に春を知らせてくれました。

春は山から来るのでしょうか、それとも川のほとりから雪を解かして近づいて来ていたのでしょうか?

2024/3/9 追加:宮芳平「画文集」より

「雪解くる頃」1942-49
 


オクノアズマイチゲ・・・小さい女の子だった頃

2012年9月27日

アズマイチゲ(左右とも)

この写真のアズマイチゲもオクノアズマイチゲも私の「その花」ではありません。花の図鑑で何年も何年も、どんなに調べても、私の思い出の中のその花に会うことはありません。

私のふるさとは、春にその場所へ行くには遠すぎる存在になってしまいました。だからなおさらいとおしいその花。もう夢に見るだけなのでしょうか?


子どものころの思い出を書きためようと時折試みましたが中途半端に終わっていました。このブログで文章にしたきっかけは東日本大震災復興支援ソング「花は咲く」の歌詞です。

その歌は、次ののように始まります。

真っ白な 雪道に 春風香る
わたしは なつかしい
あの街を 思い出す
  ※歌詞こちらから

 <オクノアズマイチゲ>

2023/1/15 Internetsiteで見つけた花;どちらがあの「幻の花」に近いだろうか?

 

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 私がまだ小さかった頃 (オクノアズマイチゲ)

 春、近くを流れる川の土手に沿って咲くこの白い花をどこまでも追いかけていきました。このページは、この白い花に寄せて思い出す、ふるさとと子どものころの話です。 続きはこちらから・・・

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 ネコヤナギ

 ふるさとの「春」は雪解けの水音とともに近づいてきました。川辺に咲くネコヤナギはそれを知らせる「春の使者」でした。  続きはこちらから・・・

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 フキノトウ

 里の春を知らせるフキノトウ。 そのほろ苦い味を”おいしい”と感じたのは、ずうっと後のことでした。 続きはこちらから・・・

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 辛 夷

 まだ7歳か8歳ぐらいのころ、ふと入り込んだ山でこの花の強い芳香に気づきました。「帰れななったらどうしよう」と思いながら登って・・・続きはこちらから・・・

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 カタクリの花
 カタクリは雑木林の岩場の日当たりの悪いところにも咲いていて、芳香を放っていました。続きはこちらから・・・
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 ヤマザクラ

 母がいて、近所の人達と近所の八幡神社でお花見をしたときに咲いていた、薄緑の葉を付けたヤマザクラが私の最初の記憶にある桜です。続きはこちらから・・・ //<Surprise> 2018年の”サンタクロース”

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 リンゴの花

 リンゴの花は、その実の華やかな紅とは対照的に、花も白く小さく、あまり気にも留められず咲いていました。続きはこちらから・・・

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 ミヤマエンゴサク

 何という名前だったか、もう覚えていません。いろいろ調べたみたら「ミヤマエンゴサク」という名前のようです。吸うと甘い蜜のような・・続きはこちらから・・・

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 アヤメ

 私の家にはアヤメの花は咲きませんでした。でも、家の庭に続く小さなため池のような水辺に沿って春になると群青色の小ぶりのアヤメが美しく 続きはこちらから・・・

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 オダマキ

 母がどこかからこの「きれいな、大好きな花」を手に入れ、大事に育てていました。最初は植木鉢に 植えられ、室内で育てられていたように 続きはこちらから・・・

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 クルマユリ

 小さい頃住んでいた家の花壇は家の西側にありました。西側なので日当たりが良すぎて、夏になるといろいろな花が・・・ 続きはこちらから・・・

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 大輪のダリア

 その花は何といっても大きかった。私の背よりもずっと高いところに豪華に、もっといえば豪快に咲いていました! 続きはこちらから・・・

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 アサガオ

 夏でも朝はまだ空気もひんやりとしていて、陽が昇る前から一斉に咲くアサガオは、夏の楽しみでした。青い花のアサガオが多くありましたが 続きはこちらから・・・

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 ノギク

 秋を感じる野の花、ノギク。ノギクが好きなのは、私の子どもの頃最も好きだった小学唱歌が「野菊」だったからです。 続きはこちらから・・・

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 クリの実

 小学校1年生のとき、大きな書道展で『特選』をとった時の題材が「クリの実」のお話。その初めの部分が「かぜがふいたらとびおりるんだ」続きはこちらから・・・

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 キ ク

 毎年秋に開かれる「菊まつり」は毎年の秋の楽しみでした。「菊まつり」の日は親戚中が集まり、菊ダンゴを食べながら、のんびりと秋の一日を続きはこちらから・・・

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 ナンテン

 冬の庭は雪に埋もれ、樹木も「雪囲い」で見えなくなりました。でも、玄関脇の植え込みにあった丈の低いナンテンは、冬になってもそのまま・・・続きはこちらから・・・

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2012年9月23日


“イラストでよくわかる・きれいな食べ方”の本という本が今年8月に出ました。

『イラストでよくわかる きれいな食べ方』(680円/彩図社)
www.amazon.co.jp/dp/4883928772/ 

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本や雑誌の執筆・編集をしている私の長男が、長年ためておいたアイディアを形にしました。

横浜・金沢の海のそばで生まれ育ち、青年期にはアジアや米国での生活も経験し、面白いことを探しそれで仕事をしてきた人です(推測)。

もうとっくに独立しているので詳細は知りませんが、彼なりに食について面白いと思ったことや疑問に思っってきたことを、それぞれの食のプロに食い下がって「食べ方」を聞きだし本にしたようです。

ペンネーム「丸茂アンテナ」(ちょっとヘン!)で書いたこの本はナカナカの人気で、9/28にはナントNHKテレビにも出演予定です。

先月は、秋葉原で”実用本”のカテゴリーで売上第1位だったようです。(下の写真)

2010年に会社を設立してから、なんとか少しずつ業績を伸ばしているようで、ホッとしています。がんばってね!!

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「丸茂アンテナ」氏がFMラジオに出演した時の様子は、こちらで。

関連ページへ

「Welcome Page」へ

2012年9月23日

CARE’s Smile Campaign

 

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ケア・インタナショナル ジャパンでウェブの更新など広報の仕事を始めてから5カ月経ちました。仕事は順調、Movable Typeにも慣れ、コードもそこそこ読めるようになってきました。

今年のCAREのサンタのプレゼントは東ティモールの子どもたちへ登校用かばんと筆記具を届けようという内容です。サンタさんを募集中なので、このサイトにリンクを貼ってみることにしました。
見た方はぜひ上の大画面をクリックしてください!

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これとは別に、最近気に入っているレストランは、千登世橋のたもとにある”上海食堂

外見は普通の中華レストラン、でも中へ入ると雰囲気が一変。
都電荒川線の線路を眼下に見て、荒川線と明治通りの街路樹が目の前に現われ、まるでアジアのどこかの国にでも来たような気分になります。お店の人は中国人です。

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美味しかった夏の定食「真鯛のサラダ風定食」はこちら(鯛が見えない?) 

9/27追記

今日も上海食堂で昼食。帰り際に入口に並んでいる本をふと見たら「きれいな食べ方」の本が置いてありました。

Ken_book_at_shanghai syokudo.jpg 「きれいな食べ方」の本(黄色の表紙、写真をクリックして拡大!) 

関連ページはこちら


9月とはいえ猛暑の1日、久しぶりのメンバー再開に話も弾み、バーバキューの葉山牛を堪能しながらの暑い・楽しい一日でした。でも猿島ビーチの混雑ぶりにはただびっくり!

 
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  横須賀市オフィシャルサイト
 
003.JPG安針塚駅から徒歩20分「塚山公園」の三浦按針夫妻墳墓(春はきっと桜が美しい!)

 
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塚山公園の展望台から 
 

 
 
 

 
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ヴェル二―記念館で 
 
 
 

 
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横須賀工廠の説明

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猿島への船旅(約10分)
 

 
  023.jpg Pamさん

024.jpg Jessicaと私
 

 
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勘定奉行小栗上野介の像 

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フランソワ・ヴェル二―の胸像
 

 
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どぶ板通り

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帰島後の三笠公園で(猿島の写真はなし。あまりの暑さとバーベキューの忙しさと暑さで失念)
 

 
  026mikasa.JPG戦艦みかさ

2012年9月05日

Peter Van Buren (a 24-year veteran Foreign Service Officer at the State Department)
のイラク戦争についての論文がネット上で盛んに引用され話題になっている。

 

言い古された感があるドイツと日本の「第二次世界大戦後の経済的復興の成功」を、歴史的土壌、現代社会との違いも無視してただまねし、石油資本のあらわな策略をアメリカ式「正義感」でカモフラージュして進めた戦争。その結末と現況がいかに悲惨か。イラクの人々は国際社会とアメリカに向かって、どんな言葉を発するのだろうか?
私は怒る。今更こんなことを言うことが許されるのだろうか?「How to reconstruct the US」が空しくないか?