30年前、今住んでいるマンションの前の街路樹がアメリカディゴ(梯梧)だった。夏が近づくと、ホントに真赤な花がいっぱいに咲いた。でも、20年前ぐらいに、ばっさりと切られてしまった。代わりに植えられたサルスベリさんに罪はないけど、アメリカディゴはやっぱり懐しい。

去年はうっかり見ないうちに花の季節が終わっていた。今年こそは!ちょうど見ごろの華やかさ、キャッチしました。

 

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キャンパスの昼は笑い声がいっぱい。私はいつもの「いちょうの館」脇のベンチでロコモコ丼ランチでした。

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構内にもう1本ぐらいしか残っていない夾竹桃が枝の先に少しだけ花をつけていました。夾竹桃は、この頃、毒があるとかで人気がなく、どんどん少なくなっています。母が一番好きと言っていた花(花木)です。

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今年2回目のIan Bodtridge 日本公演。もちろん、行ってきました!

今回もBenjamin Brittenの音楽。ランボーの詩による歌曲集「イリュミナシオン」。 光、イルミネーション、光と影。

Ianさんが超長身、細身の体を少しゆすって左ステージから舞台に現れると、それだけで演奏会場に華やかさと緊張感が走ります。演奏が始まり、体を大きく揺らしながら、時に苦しげに時に激しく歌い続ける・・・・・・。
異境の世界に誘われるような不思議な難曲を、Ianさんが知性豊かに、時にはエキセントリックに歌いきると、コンサートホールは静かな興奮に包まれました。そして、その中にいることが本当に心地よい至福の時間でした。

 

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コンサート後、Ianさんのサイン会があったので、歌曲集を買ってサインをいただきました。 サインをもらうときちょっとだけ話しをしました。Thank you very much.と低い声で応えてくれました。お顔にはそれなりにしわが刻みこまれ、少し暗い肌でした。誰が見てもとても素敵だと思います。

(ただし、今回はサントリーホールのため制約が厳しく写真は全く撮れないどころか、サインの時も女性2人がIanさんの防衛に廻っていて、時間を与えない、おしゃべりをさせないよう仕向けていてかなり不愉快、残念。)

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Ian さんのインタビューより: ランボーの詩に曲をつけたのはブリテンぐらいかな?フランス人にも居ないと思いますが、彼の詩は音声自体が音楽的ですね。言葉だけで音楽のような響きが生まれるのです。内容は確かに謎めいていますが、詩人のイメージの塊には意味が明確でない場合も多く、そういった曖昧さも、この詩が音楽と合わさっても成り立つ理由の一つでしょう。

次回が待ち遠しいけど、きっと来年です。

Ian さんの日本人によるインタビュー記事こちら

都響指揮者大野和史による「イリュミナシオン」解説こちら

Proms 2013. Royal Albert HallでのDaniel Hardingとのコンビで演奏されたものがYouTubeにありました。

Britten – Les illuminations (Ian Bostridge, Proms 2013)
Daniel Harding, conductor
Ian Bostridge, tenor
London Symphony Orchestra

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来日前、イギリス・バービカンでの「」冬の旅」公演に使われていた写真;

Ian at Winterraisse

”1997年の写真”ではありません。今年の写真でした。びっくり。でもうこちらを見るとわかります。2016年の写真です。13315679_1295597797136060_1755816617409310605_n

13307285_1295597787136061_5252584338034638432_4 こちらもBarbicanからの写真をお借りしました。

今回のイメージ  current image of winter journey2 current image of winter journey3 current image of winter journey4 current image of winter journey5

The Dark Mirror_ Zender’s Winterreise with Ian Bostridge, Netia Jones and more by Barbican Centre

前回の記事こちら

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米国に「Barack Obama」さんという人がいることは、あの方が大統領になる8年前から知っていた。バーモント州の友人から「将来大統領になるべきすばらしい政治家がいる。」と聞いていたから。どんな人か興味をもっていたが、8年後、米国の良識ある人が彼を大統領に選んだ。

HIROSHIMA, JAPAN - MAY 27: U.S. President Barack Obama gives a speech during his visit to the Hiroshima Peace Memorial Park on May 27, 2016 in Hiroshima, Japan. It is the first time U.S. President makes an official visit to Hiroshima, the site where the atomic bomb was dropped in the end of World War II on August 6, 1945. (Photo by Atsushi Tomura/Getty Images)
HIROSHIMA, JAPAN – MAY 27: U.S. President Barack Obama gives a speech during his visit to the Hiroshima Peace Memorial Park on May 27, 2016   Photo by Atsushi Tomura/Getty Images) HPページより

 

でも、彼の大統領としての道のりは厳しかった。いちばんの理由は前任者の失政から仕事を始めるしかなかったこと。彼は苦しかったはずだが、彼なりに理想を忘れまいと努力したと思う。

今回の広島での行動も、その証左として、世界の歴史の中に、そして人々の心の中に記憶されることと思う。いろいろ足りないことや不満足に思う人はいると思うが、それでも、与えられた状況の中で精一杯の一歩を踏み出す強さと潔さが光った。

Obama with Mr Mori2 Obama with Mr Mori

広島では、まず原爆資料館を訪れ、原爆慰霊碑と原爆ドームの前で深く息をし、頭を垂れた。被爆者との会話でもオバマ大統領のこころからの気持ちが表情に表れていて清々しかった。オバマさんは大統領の今よりもこれから活躍の場があるだろうと思う。

今はまだ、岩国基地では大統領として米兵を励ます演説をし、傍らにはいつも「核」のスイッチが入ったブリーフケースをもつ部下が陰のように付いているという矛盾の中にいるのだ。

<大統領スピーチ最後の部分>

And perhaps above all, we must reimagine our connection to one another as members of one human race.  For this, too, is what makes our species unique.  We’re not bound by genetic code to repeat the mistakes of the past.  We can learn.  We can choose. We can tell our children a different story –- one that describes a common humanity; one that makes war less likely and cruelty less easily accepted.

We see these stories in the hibakusha –- the woman who forgave a pilot who flew the plane that dropped the atomic bomb, because she recognized that what she really hated was war itself; the man who sought out families of Americans killed here, because he believed their loss was equal to his own.

My own nation’s story began with simple words:  All men are created equal, and endowed by our Creator with certain unalienable rights, including life, liberty and the pursuit of happiness.  Realizing that ideal has never been easy, even within our own borders, even among our own citizens.   *******

The world was forever changed here.  But today, the children of this city will go through their day in peace.  What a precious thing that is.  It is worth protecting, and then extending to every child.  That is the future we can choose -– a future in which Hiroshima and Nagasaki are known not as the dawn of atomic warfare, but as the start of our own moral awakening. (全文はこちら) (HPによる日本語訳)

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10年ほど前、バーモント州の山の中にある(といってもバーモントは全部山の中のようなもの!)小さい小学校に行った時、廊下のディスプレーに、広島の禎子さんの展示があったことを思い出す。アメリカの良識ある人は、原爆の悲惨さ、残虐さを、もしかして私たち日本人よりもきちんと記憶しようとしている。

日本の小学校でいま、禎子さんや原爆の展示をしようとしたら果たしてどのようなことになるのだろうか?実現できるのだろうか?こころもとない限りだ。

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その展示のあった公立小学校(2007)

  DSCF6314 A scenery of Vermont

 

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オバマ大統領広島訪問についての記事

WP & Reuters: 71 years after the first atomic strike,

NYT: President Obama Visits Hiroshima

BBC: Hiroshima memory must never fade,

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3年ほど前からグループで英語の勉強をしている。最初は先生がいたが、最近2年は元生徒だけ、勉強好き、好奇心いっぱい、英語好きがあつまって2週間に1回、discussion class を続けている。

クラスのトピック(ス)は当番の人が決める。2週間前の私の担当のときは、いつものようにBBCサイトが編集し提供している「英語によるDiscussion topics」から8個ぐらい選んで使う。その中のひとつが、(階級社会の英国らしく)Savile Rowに初めて女性が登場の話題。

Savile Rowはロンドンの高級テーラーが店を連ねるところ。”背広”の名前が生れたところだ。その”背広通り” の37 Savile Row”に初めて女性がテーラーショップを出すことが認められた”という。この話題は日本のTVでも取り上げられていた。

There is one female shop owner on Savile Row.

Kathryn Sargent: Savile Row’s first female master tailor  6 April 2016

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Its history spans two centuries and it is known worldwide for its famous suits and impeccable cuts. Now for the first time on London’s Savile Row, a shop has opened with a female master tailor. Kathryn Sargent has dressed royalty, politicians and celebrities, including David Beckham.

一体どんなスタイルの高級スーツ・シャツ・コートなのだろうと思っていた。 ところが、数年前から私が着ているおしゃれなシャツが、何Gieves and Hawksとなく高級なので、 よーく見たら、何とSavile Row, London」製だった!!それも#37ではなく No. 1 Savile Row, London  Gieves and Hawkes だった。 何だか楽しい。もちろん、私が買ったのではなく、夫の方から渡ってきたものだ。

なるほど、生地はしっかり、発色は美しく、首回りのデザインも申し分なく高級感がただよう。

 

Gieves & Hawkes

どんなデザインか、こんな感じ。

シャツ(20,000円)、 スーツ(150,000円)・・・・・もちろん誂えではない、Online shopの価格です。オーダーメイドの価格は出てきません!

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今年は早春のソシンロウバイも、春の花海棠も見逃してしまいました。今日、「少し早いかな」と思っったのですが、例年より早く見ごろとなったというヤマアジサイが可愛らしい花を咲かせていました。

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光則寺参道の駐車場でまず、Kさんに会いました。しばらくぶりに立ち話をして、「Sさんがいると思うから早くアジサイ見に行きな!」と言われて、お寺さんに入ったら、Sさんが境内にいらして、たぶん檀家さんで幼稚園のママさんの人と何やら楽しそうにお話し中。Sさんは、私を見てびっくり。だって、Sさんたちは何とこの私の噂をしてたのだという!何だか、ひととひとはつながっているらしい、と感じました。

ここからはiPhoneで撮影。やっぱりカメラ!のようです。

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境内はよく整備され、木々もよく手入れされていました。匂蕃茉莉の芳香、オオモミジの赤い新芽、ヤマボウシの白、都忘れの可憐なムラサキ。クジャクさんの大きな鳴き声も聞こえました。

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It is very green everywhere! 

今日の横浜は気温30度のところもあったとか。キャンパス内も半袖の人がほとんど。

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昼食は7/11の”牛蒡弁当”と野菜のスム―ジー。このベンチでとりました。男子学生が座っていたベンチの隅っこに相席させてもらいましたが、そのあと、最近知り合いになった大学の女性職員さんが来て、しばし楽しくおしゃべりをしました。

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イチョウ並木の下につづく花壇にはあじさい、石楠花、つつじが咲いています。

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YCUMay23_5 これは何という名前かしら?「キキョウソウ」2025/6/1

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今日は長男の誕生日。43年前のあの日。色白でかわいい男の子が来た!うれしかった、大事だった。しっかり大人になった。大成功だと思う。

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5月は一年の中でももっとも忙しく、気の抜けない大事な会議が続く。

私の得意分野でないところで、自分の能力を越えたところに”すべきこと”のレベルがあるのがちょっとつらい。自分でできるだけやってみて、できないことは助けてもらうことで折り合いをつけるしかない。何でもできる人はいないのだから。

荻上チキさんが、5/22朝日新聞のコラムで書いていた。「経済学の用語に≪比較優位≫という言葉がある。仕事というのは、他人の代わりに何かををしてあげること。何か絶対的に秀でている状態でなくてもよい。他人の求めに応じて時間や労力を割けるのであれば、それで充分に役割を果たせているのだ。」と。そして、「あなたは、あなたの人生の『当事者』。どんな特性をもった『当事者』なのか考え、自分の能力を適切に把握し、もし苦手なことがあるのならそれを伝えサポートしてもらってよい。」と。

これ、いいな、と思う。ムリしたり、見栄を張ったりしてはいけない。できる人に助けてもらいながら、自分のできる範囲で精いっぱいやればいいのだと思う。

あとは、できないことを、ムリしてまでずっと続けるのは時間とエネルギーの無駄かもしれない・・・。 こんなことも考える5月。

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こちらの木は、昨秋、剪定で、びっくりするぐらい枝を切られた。「これで、来年葉がでるのだろうか?」と心配したけど、やっぱりちゃんと、芽をだした、というか葉っぱが出てた。すごいなぁ、でもきっと随分痛かっただろうなァ・・・。

 

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3年ほどYCUにいるのに、あの、懐かしの1講は遠くから眺めるだけで、中庭へ行ってみることはありませんでした。

Extention講座で、講師から”浄土式とフランス庭園のみごとな融合”と聞いて、行ってみて驚きました。50年前には認識できなかった美しい様式の庭園がありました。

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この階段に懐かしい記憶あり。混声合唱団のみんなで並んで写真撮影した!
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本館、教室側からみた庭園

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ウィーンの宮殿のよう??

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YCU

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YCUの春の楽しみ。その日はほんの1週間ほど。クスノキのむせかえるような香りに包まれると、立ち止まり・・・深く深く息を吸いこみ・・・、生きている喜びさえも感じます。

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写真を見ただけで、あの甘いかぐわしいScentが、ここまで・・・・

YCU_May2016_3(2) YCU_May2016_3  こちらは新築のYCU SquareYCU_May2016_4 YCU_May2016_6    YCU_May2016_7

All Green!!YCU_May2016_8 YCU_May2016_9はなみずきYCU_May2016_10

 

 

 

 

 

 

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