鎌倉の家に置いてある古い岩波文庫 「万葉秀歌」(斎藤茂吉)でふと目にした歌の最後の句に目がくぎづけになった。その”道の知らなく”のあてどない語感、寂しさ、深さ、静けさに。

 

★ 山吹の 立ちよそひたる 山清水 汲みに行かめど 道の知らなく ★

 

158;挽歌,作者:高市皇子,十市皇女,難訓,

[題詞](十市皇女薨時高市皇子尊御作歌三首)

[原文] 山振之  立儀足  山清水  酌尓雖行  道之白鳴

 

詞書・・十市皇女(とおちのひめみこ)の亡くなれた時、高市皇子の詠まれた挽歌。

意味・・山吹の花がまわりを飾っている山清水を、汲みに行きたいと思うけれど、そこまでの道が分らないことである。

亡き人のいく所を黄泉と書き、そのまま、こうせんとも読み、よみとも読む。山吹の色の黄と、山清水の泉で、この黄泉を暗示している。
高市の皇子はイメージに描く。十市の皇女の魂は、今頃どこをさまよっているのか。山吹咲く泉のほとり。それは、うら若い女性の行き場所としてふさわしい。自分もあとを訪ねて、そこまで行きたい。山吹に照り映えて、そこにたたずむ皇女の姿ははっきり見えるが、泉にたどりつく道は、深い霧につつまれたように見えない。

<斎藤茂吉の解釈>

 

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「年末恒例」というのが気に入らないので第九のコンサートは行かなかったけど、今年は新日本フィルにソプラノEri Nakamauraさんなので、行ってきました。第九は名曲だといまさらながら感動。遠藤先生の授業を受けたので、曲の構成にも興味を持って聴くことができました。

 

演奏は、栗友会合唱団と中村恵理さん、バリトンの岡昭宏さんの演奏が良かった。でも、あとはちょっと物足りなかったかな?

 

 

 

今回は席の選択が間違っていた。前列から2番目の左端のため、指揮者は見えたけどソリストがあまり見えず、気になったのはViolinの最後部席男性がひとり全くやる気がない演奏態度に見えたこと。私の気のせいならいいのだけど・・・。(その人の名前も調べたけどここには書かない。)

   新日本フィル(Britten&Hardingさんの時はすばらしい演奏だった。)

 

 

 

 

 

 

 オーチャードホールの地下にあるレストラン(上からの眺めがアート!)

 

最初にたっぷりのコーヒー

 

 

 

 

パスタ・ランチ(¥2,400)

 

 

 

 

 

 

 

 

  1FロビーのDisplay

 

  街はクリスマス!(Tokyu前)                                           

  以前に「第九」について書いた記事

 

(附録)

 

 

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私のスケジュール管理はもちろんIT。Googleのサービスは時におせっかいが過ぎるけど、GoogleカレンダーのiPhone用は美しい、かわいい。例えば「コンサート」と入れるとヴァイオリンやピアノ、「コーラス」と入れると楽譜や音叉、「美容室」と入れるとヘアドライヤーが表示される。


 

難点はPCや他のデバイスとの相性が時に”ご機嫌斜め”の時があり、やっぱり記憶してるのが大切!!(それじゃ何のためにあるの??)

 

 

 

 

何だか遊んでばかりいるような12月!

翻訳のボランティアもしています。

 

 

 

 

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12月10日(土) Voice Trainingを始めてから、2回目のコンサートがありました。今年は「横浜人形の家ホール」でした。145席のこじんまりとした素敵なホールでした。(舞台照明はMarumo Electric社製でした!)

コンサートに先立ち、ウェブサイトの更新(といっても、製作者が不明のため、古い資料を使って新しく作りました。またプログラムも見やすく(?)しました。

新しいウェブページ 

 

 

 

 

 

 

 

<演奏の模様は後で>

ネットで(急いで)購入したブラウスとスカートだったが、意外に良かった(ほっ!)

 

演奏の模様

 

 

 

 

 

 

 

かわいい2匹の猫ちゃんたち

 

 

 

コンサートの(公式)写真

 

 

 

 

 

 

 

鎌倉チーム(クリスマス・ソング集)

 

 

 

 

 

 

 

 

女声コーラス「落葉松」

 

 

 

 

 そのほかの写真はこちら

 

 

 

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これは、インターネット上の情報なので、お名前を出して「紹介」としたいと思う。York大学を出られた写真家 Mat Robinsonさんの作品。http://www.matrobinsonphoto.co.uk/york-another-year

York: Another Year 06th December 2016

” The beauty of York ” 私がちょうど1カ月前に見た風景だ.

Atop Clifford’s Tower

Clifford’s Tower daffodils Bluebells – a rare sight on the mound Bluebells near Dunnington
Ouse sunset Lendal Bridge at sunset The Minster at night
Wentworth reflections –Univ of York Strensall Common Skeldergate Bridge in the autumn
Millennium Bridge afterglow Fisherman Atop Clifford’s Tower
Bishopthorpe Palace York Minster from the north Precentor’s Court
York Castle Museum Ouse mists Clifton Ings
Flooded reflections – Acaster Malbis Rowntrees Park Illuminating York – the Shambles
Lendal Bridge sunset Central Hall – the University of York

あの「写真」がこんな風に水彩画になっている!きれい!

水彩画(by Ann, at her FacaBook) 

 

Ken’s photo he took last year in Montpelier

 

この水彩画の元写真はこれ?それとも景色は変わらないので、どちらともいえる??雲の位置が同じなので、この写真だと思う。どちらにしても面白いアプリがあるものだ。(Waterlogueというアプリで、約 $3.00とのこと、購入してみようっと!)

※ この写真が入っているページ

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12年前、Vermontで彼の名前を聞いてから12年が経った。4年後、彼が大統領に当選した時、アメリカ、そして世界が明るく良いものになると思った。そして良くなった。でも、その後何が起きたのだろう?オバマ大統領の理想は失われたのだろうか?

FTは懐疑的に「歴史の中で”無かった時間”なる」というが、そう思わない人もたくさんいると思う。

obama

「FTより」 米国民、オバマ氏を惜しむ

It was tempting to believe history had turned a page. Alas, posterity may see Barack Obama’s 2008 election as a detour from the path an angry America took after 9/11.

Mr Obama called for an open dialogue with the Muslim world. Donald Trump and his team have all but declared war on Islam. Mr Obama believed there was no problem that could not be salved by reason. Mr Trump has opposite instincts. Whatever precise form Mr Trump’s administration takes, we know this: Mr Obama’s legacy will be purged. In many cases all it will take is the stroke of Mr Trump’s pen.

The Obama erasure will go far deeper than undoing domestic laws, or foreign deals. Mr Trump will repeal Obamacare, or alter it beyond recognition. He will “keep an open mind” about whether to pull the US out of the Paris agreement on climate change and quite probably blow up the US-Iran nuclear deal. These acts would undo Mr Obama’s most visible achievements. Less obvious ones, such as the ban on Arctic drilling and enhanced interrogation techniques and the intention of closing Guantánamo Bay (never completed) will also be consigned to the dustbin. It will be as if Mr Obama was never here.

 奇妙なのは、トランプ氏を大統領に選んだのと同じ米国が、すでにオバマ氏のことを惜しんでいることだ。退任が近い大統領にはよくあることだが、オバマ氏の場合、それが並外れて急激だ。大統領の職務能力を評価する支持率は55%と、任期中の同じ時点でのロナルド・レーガン元大統領と並び、ビル・クリントン元大統領の上を行く。ジョージ・W・ブッシュ前大統領のそれには20ポイント以上の差をつけている。

 トランプ氏が直感であれこれツイートすればするほど、米国民は、問題の是非を冷静に検討するオバマ氏の態度を高く評価する。「ドラマなきオバマ」(注:no drama Obama=冷静な大統領をからかう表現)は、トランプ氏に成功する機会を与えるべきだとさえ訴えている。オバマ氏は米ニューヨーカー誌に「この世の終わりが来るまで、何事もこの世の終わりではないと思う」と語っている。

フルテキスト

Barack Obama a sulking Achilles or something else? こちら

このブログで書いた記事、Yoko Ono, Screaming!オバマ大統領の広島, 2016

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