これ!面白い。

 琉球列島への3万年前の人類到達 偶然の漂着ではない 2020/12/4

 約3万年前に琉球列島に住み着いた祖先たちは、黒潮に流されて偶然漂着したのではなく、意図して島へ航海した「開拓者」だった可能性が高い。そんな論文を東京大などのグループが3日、科学誌サイエンティフィック・リポーツに発表した。海洋調査用の漂流ブイの経路などを詳しく分析した結果、「漂流説」が強く否定されたという。

 琉球の島々には3万年前ごろの旧石器時代の遺跡が点在し、人が台湾やフィリピン方面から海を渡ってきたと考えられている。人が移住するためには、10万年以上前からほぼ流路が変わっていない世界最速級の海流、黒潮を横切らなければならない。

漂流ブイの例=Global Drifter Program/Lagrangian Drifter Laboratory, Scripps Institution of Oceanography, University of California San Diego提供

グループは、海に流して位置や水温などを計測する漂流ブイに着目。米海洋大気局などに集まる世界各地のデータから、1989年から2017年に台湾東岸やルソン島北部から流された138個の経路などを調べた。

分析した138個の漂流ブイの経路。台湾とルソン島から流されて黒潮を横切ったブイは6個だった=グループの郭天俠さん提供

 大多数は黒潮を横切れず、台湾の北方海上や中国大陸の方へ向かった。黒潮を横断した6個はいずれも台風や強い季節風の影響を受けていた。人が無事に航海するのは難しい気象条件と考えられた。また8個は九州やトカラ列島付近まで達したが、2~3週間かかるため人が舟の上で生き続ける可能性も小さいと思われた。

 新しい島で人口を維持するには少なくとも男女計10人程度が必要という。漂流する舟に男女がうまく乗り合わせて島に到達する確率は極めて低いと結論づけた。

 一方、ブイの中には台湾などへ再び漂着したものもあった。舟で漂流しながら生還した人が経験を基に航海の知識を身につけ、人々の中に蓄積されたとも考えられるという。

2019年に台湾から与那国島へ渡った丸木舟による航海実験の様子(「3万年前の航海 徹底再現プロジェクト」提供)

 グループは昨年、国立科学博物館が主導した「3万年前の航海 徹底再現プロジェクト」で、5人乗りの丸木舟による台湾から与那国島への航海を成功させている。海部陽介・東京大総合研究博物館教授(前国立科学博物館人類史研究グループ長)は「漂流説がほとんどあり得ないことを、初めて説得力を持って示せた。海を渡った祖先は、意図的な移住に挑戦した開拓者というイメージが適切だろう」としている。

Palaeolithic voyage for invisible islands beyond the horizon

Abstract

How Palaeolithic maritime transportation originated and developed is one of the key questions to understand the world-wide dispersal of modern humans that began 70,000–50,000 years ago. 

However, although the earliest evidence of maritime migration to Sahul (Australia and New Guinea) has been intensively studied, succeeding development of Paleolithic maritime activity is poorly understood. Here, we show evidence of deliberate crossing of challenging ocean that occurred 35,000–30,000 years ago in another region of the western Pacific, the Ryukyu Islands of southwestern Japan. 

Our analysis of satellite-tracked buoys drifting in the actual ocean demonstrated that accidental drift does not explain maritime migration to this 1200 km-long chain of islands, where the local ocean flows have kept the same since the late Pleistocene. 

Migration to the Ryukyus is difficult because it requires navigation across one of the world’s strongest current, the Kuroshio, toward an island that lay invisible beyond the horizon. This suggests that the Palaeolithic island colonization occurred in a wide area of the western Pacific was a result of human’s active and continued exploration, backed up by technological advancement.

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Introduction

The rise of voyaging technology beyond nearshore boating was a key for early modern humans to exponentially expand their habitable territory on the globe. 

Maritime migration to Sahul (a combined continent of Australia and New Guinea), which occurred about 47,000 years ago or earlier, is the oldest accepted evidence for open ocean crossings by modern humans1,2,3,4,5, and has been central to such discussion. 

There is growing consensus that the colonization of Sahul was a consequence of deliberate voyages, based on theoretical considerations and circumstantial evidence such as the need of repeated sea-crossings, a more or less large number of immigrants needed to establish a viable population, and archaeologically demonstrated advanced maritime adaptation including pelagic fishing4,6,7,8,9 (but see ref.10 for a contrary view). 

Although the exact seaway taken by these Palaeolithic voyagers still remains undetermined, at least one main route ensured visibility of target islands all through the course to Sahul11,12,13,14. The densely distributed large islands and the warm sea surface temperature of Wallacea (eastern Indonesia) were advantageous for these earliest voyages.

However, the western Pacific holds other areas with evidence of sea crossings during the Marine Isotope Stage 3, which are equally important to understand the developmental processes of early maritime technology and activity. 

The Ryukyu Island Arc in southwestern Japan (Fig. 1) is particularly interesting in this context. Here, archaeological sites found on six different islands suggest that maritime migration occurred ~ 35,000–30,000 years ago both from north (via Kyushu) and south (via Taiwan)15

Migration to these islands is challenging. The islands are small, of low elevation and not all are intervisible. Moreover, one of the world’s largest and strongest ocean currents, the Kuroshio, intervenes the water way (Fig. 1).

Fig. 1

「滝川人」って何??  2020/8/17

 日本列島人類史の冒頭を飾る📍港川遺跡(沖縄県八重瀬町)。旧石器時代人の全身骨格がまとまって見つかった点で、世界でもまれな遺跡だ。この「港川人」が発見されたのは50年前、1970(昭和45)年8月だった。

 人骨は、📍フィッシャーと呼ばれる🔹石灰岩の割れ目から出た。沖縄本島は隆起したサンゴ礁でできた石灰岩で覆われている。港川遺跡は良質な石灰岩の採石場だった。FULL TEXT

なぜか「バスの歌」を歌うことになりました!??? 12/2
【童謡 こどもの歌 全集】バスのうた
大中恩作品集より「バスのうた」
Soprano・間庭小枝▲
ドロップスの歌:日本大衆文化倉庫
六月 – 作詩:高村 喜美子
おなかのへるうた – 作詩:阪田 寛夫
大中恩「海の若者」

子供の歌シリーズ 『バスのうた』 さとうよしみ作詞
どこの誰だか 知らない人と
なかよくならんで こしかけて
バスは はしる バスは はしる
ブルルルル
「左 オーライ まがりまーす」
バスが 左へ まがると
となりの人も 左へ まがる
ぼくも 左へ まがりまーす
バスが はしる  
窓の景色は 映画のようで
映画のおかねは とらないで
バスは はしる バスは はしる
ブルルルル
「右 オーライ まがりまーす」
バスが 右へ まがると
となりの人も 右へ まがる
ぼくも 右へ まがりまーす
バスが はしる
ドロップスの歌
 作詞まどみちお
昭和48(1973)年出版
「うたう童謡画集」より  
むかし 泣き虫かみさまが
朝やけ見て泣いて
夕やけ見て泣いて
真っ赤な涙が ポロン ポロン
黄色い涙が ポロン ポロン
それが世界中に 散らばって
今ではドロップス
子どもがなめます ペロンペロン
おとながなめます ペロンペロン
むかし 泣き虫かみさまが
悲しくても 泣いて
うれしくても 泣いて
すっぱい涙が ポロン ポロン
あまい涙が ポロン ポロン
それが世界中に 散らばって
今では ドロップス
子どもが食べますチュルンチュルン
おとなが食べますチュルンチュルン





 日本学術会議問題も時々議論が本筋からそらされることも多く、行方が気になってたところ、11/23から「サクラ」問題が新局面へ。Abeの元側近への検察の任意聴取が始まり、周辺の関係者が不正について語り始めたようだ。前首相らに対する告発状を出していた一人の泉沢章弁護士は「ホテルの明細書が出ているのであれば1000万%アウト」と指摘し、前首相の違法行為は明らかだと主張。

11/24

木村草太先生の説明で使われていた

学術会議の任命拒否問題で菅政権が掘った墓穴とは  Full TEXT

政治絡みのニュースでは、巷では桜を見る会での安倍事務所の関与が明らかになったことが大きく注目されているようだが、実はその背後についこの間まで菅政権にとって喉元に突き刺さった棘のような存在になっていた学術会議の任命拒否問題での進展がある。桜を見る会の問題が表面化する直前の11月5日、参議院予算委員会で今回の学術会議の任命拒否問題をめぐる政府側の主張を根本から打ち崩す証拠が、立憲民主党の小西洋之参院議員から提示された。それは、政府がこれまで学術会議法7条二項が定める学術会議の会員は、会議側からの「推薦に基づいて内閣総理大臣が任命する」とする条文を、首相は推薦された委員を形式的に追認するだけでなく、場合によってはそれを拒絶することもできると主張する根拠のもっとも根幹の部分が、まったく誤りだったことを明確に証明するものだった。

[木村草太の憲法の新手](138)(140) 学術会議の会員任命拒否 侵害された「学問の自律」 FULL TEXT


論理的でない受け答え「首相の器ではない」 上西充子法政大教授

  • 論理的な受け答えになっていない
  • 明らかになった力不足
  • 「ご飯論法」ではなく「壊れたレコード」
  • 私は臨時国会で2度予算委を見に行きましたが、菅さんが何を言うのか、与党の議員たちもシーンとして聞いていました。余裕で聞いているという感じではありません。「変なことを言われたら大変だ」と緊張している感じが伝わってきました。少なくともメディアが多用しがちな「安定した答弁」とか「💢安定した滑り出し」とは全然言えない。  FULL TEXT

(Suがおバカだとみんな思ってるけどなかなか書けない。上西先生がTwitterではっきりとそう言ったのを聞いた。)

 早稲田大学 志田陽子教授

「日本は君主制の国になったのか」 名大・隠岐さや香教授

 ――任命拒否の問題が発覚してから2カ月近くたちました。最初に知った時はどう感じましたか。◆近世フランスのブルボン王朝時代の出来事ではないかと驚きました。それほど異常で前近代的なことが起きたという意味です。FULL TEXT


Choose Life Project での木村教授講演

これは、憲法違反である。 #日本学術会議への人事介入に抗議する Vol.3 12/4

「何も考えていないんだろうな、この人は」国語学者の金田一秀穂さん 12/7

 ◆あまり考えた発言とは思えないですね。その場その場をしのげればいいと思っているんでしょう。(学術会議について)「女性が少ない」とか「私立大所属が少ない」「既得権益」とか、思いついたことをとりあえず言っている感じですね。これらは★中身を伴わない、何の意味もない言葉です。「★何も考えていないんだろうな、この人は」と思いますね。ポリシーがあって言っているわけではないことが分かってしまう。FULL TEXT

なぜ国会報道は政局報道になってしまうのか?求められる「論点に沿った」報道 上西充子 2020.12.10
国会議事堂

与野党攻防」「逃げ切り」「決定打に欠けた」など、なぜ国会報道は対戦ゲームのように報じられるのか。なぜ政局がらみで報じられ、論点に即して報じられないのか。この問題を考えてみたい。(中略)

  論点に注目せずに、まるで対戦ゲームのように国会を見てしまうと、「ゴールを許さなかった」「負けを認めなかった」政府与党の「勝ち」のように見えてしまう。野党はなんとか「敵失」をねらっても、「ダメージ」を与えることに失敗したかのように見えてしまう。‼️客観的な政局報道のように見えて、そのような報じ方は、😡政権側に「余裕」があるように見せ、😡野党側を「無力」であるように見せる報道になってしまう。そのような政治報道は、冒頭に紹介した山崎雅弘氏が語る通り、「論理的な批判の腰を折るという面で『‼️堕落のアシスト役』ですらある」。

FULL TEXT

新型コロナ対策の大失政、会見での語彙の貧困、学術会議への強権発動、自信のなさとそれを(みんなに見抜かれてるのに)隠すような妙な肩肘張りぶりが目に余るSu。支持率が急落し不支持が支持を上回った。12/12

Sugの支持率が下がりすぎて目も当てられない。学者は「記憶力に優れ、正しいことを主張するのを諦めない人」だ!加藤陽子氏の「それでも、日本人は戦争を選んだ」は名著だ。Sugが太刀打ちできるわけがない。12/15

「菅さん、同じことを子どもの前でできますか」 尾木ママが読む対話なき政治のもろさ 毎日新聞 2020年12月15日

教育評論家の尾木直樹さん=東京都武蔵野市で2018年11月15日、長谷川直亮撮影

 非を認めず、論点をずらし、対話を遮断する「菅語」が子どもたちの間で広まったら――。菅義偉首相が国会などで不誠実な答弁や説明を繰り返す中、教育現場への悪影響を心配する声が上がっている。本来模範になるべき国のトップが見せる姿勢に、「尾木ママ」こと教育評論家の尾木直樹さんは怒りを込めて問う。「菅さん、同じことを子どもたちの目の前でもできますか」と。

素晴らしい論考が多くまとめて表に; 2020/12/15

「憲法を持ち出すのは
こじつけ」

<浜田邦夫>
科学者へのお仕置きか 
学術会議任命拒否の怪 

元村有紀子
安倍政権下で与えていた
「お墨付き」

尾池、大西、田中>
学術会議「改善」案 by 自民党

日本学術会議

立憲主義とは?

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CB3人、BE17人で円覚寺・建長寺から扇谷切通しで明月院へ。ゆっくり5時間ほどの散策。紅葉は60%ぐらいかな?説明は円覚寺の歴史と構内建築物の概要。蒙古襲来の歴史研究。死者の数不明。「三門」の意味説明するも研究不足だった(英語での説明が・・)。

円覚寺総門まえの紅葉

 建長寺へ

建長寺・三門

半僧坊の頂上からの富士

扇谷は数回通ったと思うけど急坂がちょっときつかった。BEの男性4人に交互に助けてもらった。なんともいい感じ。仲良くなれた。がっしりした兵士のようなおじさん、もう一人の強そうなおじさん、Jinieの夫さん、このごろいつも来る高校生(?)の美しい少年クンが助けてくれた。これ、なかなか楽しかった。

資料


歌劇「ミニヨン」の第一幕で、薄倖の少女ミニヨンが、自分の幼い時の淡い想い出の中に浮かぶ故郷の姿を物語る歌。この歌劇はゲーテの小説「ウイルヘルム・マイスター」のフランス訳に依っており、この原詩もその中にある有名な詩

イタリア貴族出身のミニョンは幼い頃に誘拐され北国ドイツで旅の一座の踊り子をしている薄幸の少女。このはマイスターに対する可憐なミニョンの気持ちを詠ったものとして有名。ミニョンがマイスターを思う気持ちを抱きつつ生まれ故郷イタリアに憧れて歌う曲。

『ミニョン』(1836)ドルトレヒト美術館)
Connais tu le pays ou fleurit l’oranger,
Le pays des fruits d’or et des roses vermeilles?
Ou la brise est plus douce, et l’oiseau plus leger,
Ou dans toute saison butinent les abeilles,
Ou rayonne et sourit, comme un bien fait de Dieu,
Un eternal printemps sous un ciel toujours bleu?
Helas! Que ne puis je te suivre
Vers ce rivage heureux, d’ou le sort m’exila!
C’est la, c’est la que je voudrais vivre,
Aimer, aimer et mourir!
C’est la que je voudrais vivre, c’est la! Oui, c’est la!

Connais tu la maison ou l’on m’attend la bas?
La salle aux lambris d’or, ou des hommes de marbre
M’appellent dans la nuit en me tendant les bras?
Et la cour ou l’on danse a l’ombre d’un grand arbre,
Et le lac transparent, ou glissent sur les eaux
Mille bateaux legers, pareils a des oiseaux!
Helas! que ne puisje te suivre
Vers ce pays lointain d’ou le sort m’exila!
C’est la, c’est la que je voudrais vivre,
Aimer, aimer et mourir!
C’est la que je voudrais vivre, c’est la! oui, c’est la!
Mignon: Lucile Vignon Wilhelm Meister: Alain Gabriel
 ❀❀ Piano伴奏
12/5の歌
2/3の歌、進歩あり?
3/14 ピアノ合わせ

君よ知るや南の国

訳詞   堀内敬三
作曲 C.L.A.Thomas
1.君よ知るや 南の国 木々は実り 花は咲ける
  風はのどけく 鳥はうたい 時をわかず 胡蝶舞い舞う
  光満ちて 恩寵(めぐみ)溢れ 春は尽きず 空は青き!
  ああ 恋しき国へ  逃れ帰る よすがもなし!
  わが 懐かしの故郷
  望み満てる国 心憧るる わが故郷!

2.君よ知るや 遠きわが家  光常に 輝き満てる
  夜は更くとも 石の像(ひと)は  共に舞わめと 腕延べつつ
  清き湖(うみ)の 波の上に  鳥の如く 白帆浮かぶ!
  ああ 恋しき国へ  逃れ帰る よすがもなし!
  わが 懐かしの故郷  
  望み満てる国 心憧るる わが故郷!

Kennst du das Land,
wo die Zitronen bluhn,
Im dunkeln Laub die
Gold-Orangen gluhn,
Ein sanfter Wind vom blauen
Himmel weht,
Die Myrte still und hoch
der Lorbeer steht?
Kennst du es wohl?
Dahin! dahin
Mocht ich mit dir, o mein
Geliebter, ziehn.
知っていますか、
レモンの花咲く あの国を?
くらい葉蔭に
オレンジかがやき
青い空から やわらかな風
天人花はしずかに 
月桂樹は高くたつ―

知っていますね?あの国へ!
いとしいひとよ
あなたとともにあの国へ!
Kennst du das Haus? Auf
Saulen ruht sein Dach.
Es glanzt der Saal, es
schimmert das Gemach,
Und Marmorbilder stehn
und sehn mich an:
Was hat man dir,
du armes Kind, getan?
Kennst du es wohl?
Dahin! dahin
Mocht ich mit dir,
o mein Beschutzer, ziehn.
知っていますか、円柱に
屋根のやすらうあの館?
広間も部屋もあかりがともり
石像がわたしを見つめ
問いかける
かわいそうに、なにをされたの?

知っていますね?
あの国へ!たのみのひとよ、
あなたとともにあの国へ!
Kennst du den Berg und
seinen Wolkensteg?
Das Maultier sucht im
Nebel seinen Weg;
In Hohlen wohnt
der Drachen alte Brut;
Es sturzt der Fels und
uber ihn die Flut!
Kennst du ihn wohl?
Dahin! dahin
Geht unser Weg!
O Vater, las uns ziehn!
知っていますか、あの山を、
雲間をとおるあの道を?

霧ふかく騾馬はとまどい
太古の龍が洞に棲み
切り立つ崖に滝が多義散る―

知っていますね?
あの国へ!この道は
あの国へ!父なるひとよ、
あなたとともに!
Pronunciation by Ali
コネテュ ル ペイ 
ウ フルリ ロロンジェ?
ル ペイ デ フリュイドール 
エデ ロズ ヴェルメイェ

ウ ラ ブリゼプリュ ドゥース 
エロワゾ プリュ レジェ
ウ ドン トゥテセゾン 
ブティナン レザベイェ

ウ レヨンネ スリ コマン 
ビヤンフェ ドゥ デュー
アネタルネル プロントン 
スザン シエルゥジュ ブルー

エラス! クヌ ピュイジュ 
トゥ スイブル
ヴェース リヴァジャルー 
ドゥル ソール メグシラ

セラ! セラ クジュ ヴドレ 
ヴィーヴル
エメ、エメ エモリール
セラ クジュ ヴドレ ヴィーヴル
セラ、ウイ セラ
コネテュ ラ メゾン 
ウ ロン マトン ラバ?
ラサル オロンブリ ドール、
ウ デゾンム ドゥ マーブル

マペル ドン ラ ヌュイ 
アン ムトンドン レブラ?
エラクール ウロン ドンス 
アロンブル デュン 
グランダーブル
エ ルラク トランスパロン 
ウ グリソン シュル レゾ
ミル バト レジェ パロイル 
デゾワゾ!

エラス! クヌ ピュイジュ 
テ スイブル
ヴェルス ス ペイ ロワンタン 
ドゥルソール メクシラ

セラ! セラ クジュ ヴドレ 
ヴィーヴル
エメ、エメ エモリール
セラ クジュ ヴドレ ヴィーヴル
セラ、ウイ セラ

パッサートの方は歌っている人が少なすぎて練習にならない。「春の歌」に変えようかな??

Viens! enfant, la terre s’éveille,
Le soleil rit au gazon vert!
La fleur au calice entr’ouvert
Reçoit les baisers de l’abeille.

Respirons cet air pur!
Environs-nous d’azur!
Là-haut sur la colline
Viens cueillir l’aubepine!
La neige des pommiers
Parfume les sentiers.

Viens! enfant, voici l’hirondelle,
Qui passe en chantant dans les airs;
Ouvre ton âme aux frais concerts
Éclos sous la feuille nouvelle.

Un vent joyeux, là-bas,
Frémit dans les lilas;
C’est la saison bénie,
C’est l’amour, c’est la vie!
Qu’un fleuve de bonheur
Innonde notre coeur.

Viens! enfant, c’est l’heure charmante
Où l’on voudrait rêver à deux;
Mêlons nos rêves et nos voeux
Sous cette verdure naissante;

Salut, règne des fleurs,
Des parfums, des couleurs!
Les suaves haleines
Voltigent sur les plaines;
Le coeur épanoui
Se perd dans l’infini!
おいで子どもよ 大地は目覚め
太陽が緑の芝に微笑みかける
花はそのつぼみを半分開いて
ミツバチの口づけを受けている

この澄んだ空気を吸いこもう!
そして青い空に酔うとしよう
丘の向こうのあの遠くへ
さんざしを取りにいこうよ
雪のように白いリンゴの花が
小径に香りを漂わしている

おいで子どもよ ほらツバメだ
大空を歌いながら飛んでいく
きみの心を爽やかな歌声で開いてよ
若葉の下で湧いてくるこの調べで

向こうではいたずらな風が
リラの花の中をそよぐ
今は祝福された季節
これぞ愛!これぞ人生!
幸福の波が
ぼくらの心を満たす時だ

おいで子どもよ 今は素敵な時
ふたりで夢を見るとき
この萌え出でる緑の下で
ぼくらの夢と誓いを語り合おう

ようこそ 花たちの世界
香りと色どりの世界へ
柔らかい吐息が
ひらひらと野原を漂い
開かれた心は
限りない世界へと広がっていく

グノー歌曲集でのフェリシティ・ロットのソプラノの歌が絶妙の魅力を示しています。

★1.Chanson de printemps ✿Bruno LAPLANTE

Chanson de printemps 春の歌

★2. Chanson de printemps ✿Elly Ameling · Rudolf Jansen
✿ Florence Tanzilli
Chanson de printemps · Michèle Losie
春の歌、ピアノ演奏からの伴奏、3節
Pronunciation by Ali
Come, child, the earth’s awakening,
The sun is smiling on the green grass!
With its calyx half-opened
The flower receives the bee’s kiss.
Let us breathe this pure air! 
Let us get drunk on the blue sky! 
Up there on the hill
Come let us gather hawthorn!
The snow of apple-trees
Fills the paths with fragrance. 

Come, child, there’s the swallow
Singing on the wing,
Open your soul to the fresh strains
Bursting from beneath young leaves.
A joyful wind over there
Rustles in the lilac,
It is the blest season,
It is love, it is life!
Let a stream of rapture
Flood our hearts!
Come, child,
it is the charmed hour,
When we would
dream together,
Let us mingle our dreams
and our vows
Beneath this greening foliage.
Hail to the kingdom of flowers,
Of scent and colour!
Gentle breezes
Move over the plains,
The radiant heart
Loses itself in infinity! 





Translation © Richard Stokes,
from A French Song
Companion (Oxford, 2000)

イスファハンの薔薇 – 詩の内容は、レイラという女性に失恋した男性が、イスファハンの薔薇も、ムスルのジャスミンも、あなたの美しさにはかなわない…と彼女を形容し、賛美するのに花が比喩的に使われています。

 フォーレの息の長い旋律に乗って歌われる、イスファハン、モスル、ジャスミン、オレンジといった異国情緒のある言葉の数々。歌詞のように、中東の街をつつむ花の香気が、音に乗って運ばれてくるような錯覚に襲われる。

 各節の脚韻はléger, douce. oranger, mousseの4つに限られていて、各節の4行目・次節の1行目の最後の単語が同じ、そして詩の最初の行と最後の行も同じ、と技巧を尽くした詩。最初の2節で旋律を繰り返して恋人を賛美する歌は、第三節で意外な展開をする、同じ語彙を繰り返しながら、fui(fuir), ne-plus-niと短い音の否定語をちりばめて、意味は一変する。一滴の朱が水面を全て覆うように、それまでの旋律は悲しみを込めて変奏されるのだが、この箇所のニュアンスの深さ!平静な身振りのなかに、深い悲しみが込められているような感動を味わう。 

Les roses d’Ispahan dans leur gaine de mousse,
Le jasmins de Mossoul,les fleurs de l’oranger,
Ont un parfum moins frais,ont une odeur moins douce,
O blanche Leilah! que ton souffle leger.

Ta levre est de corail et ton rire leger
Sonne mieux que l’eau vive et d’une voix plus douce.
Mieux que le vent joyeux qui berce l’oranger,
Mieux que l’oiseau qui chante au bord d’un nid de mousse.

(歌わない)Mais le subtile odeur des roses dans leur mousse,
La brise qui se joue autour de l’oranger
Et l’eau vive qui flue avec sa plainte douce
Ont un charme plus sur que ton amour leger!

O Leilah! depuis que de leur vol leger
Tous les baisers ont fui de ta levre si douce
Il n’est plus de parfum dans le pale oranger,
Ni de celeste arome aux roses dans leur mousse.

(歌わない)L’oiseau,sur le duvet humide et sur la mousse,
Ne chante plus parmi la rose et l’oranger;
L’eau vive des jardins n’a plus de chanson douce.
L’aube ne dore plus le ciel pur et leger.

Oh! que ton jeune amour ce papillon leger
Revienne vers mon coeur d’une aile prompte et douce.
Et qu’il parfume encor la fleur de l’oranger,
Les roses d’Ispahan dans leur gaine de mousse.

Orchestra: The Israel Camerata Jerusalem Soprano: Jennifer France, Conductor: Daniel Raiskin 2016.

Barbara Hendricks Michel Dalberto, piano

Les roses d’Ispahan – Fauré – accompaniment in D major

◎ Janis Kelly #ファ(楽譜どおり)
Amélie Saadia, mezzo soprano ファ(フランス人,半音低い)
Les roses d’Ispahan (Leconte de Lisle) 朗読
Elly Ameling Piano: Dalton Baldwin Recorded 1970-1974
Sayaka Takahashi and Dalton Baldwin
やわらかい音の伴奏 3:12
Les Roses d’Ispahan Karina Deshyes

🌹🌹 発表会用Piano伴奏(速度調節)
練習中の演奏(1/3)やっと歌詞がつけられるように・・・
練習中の演奏(2/7)※力が入ってない(泣) 最後も気をぬいてる・・
3/2 遅々として進歩せず
3/14 Piano合わせ

苔むした枝に咲くイスファハンのバラも
モスルのジャスミンも オレンジの花さえも
こんなに素敵な香りはしない 甘い匂いはしない
おお、純白のレイラよ おまえの軽やかな息遣いほどには

おまえの唇は珊瑚のよう そして軽やかな笑い声は
泉のせせらぎよりも やさしくそして愛らしい
オレンジの木を揺するいたずらなそよ風よりも
苔の巣のそばで歌う小鳥よりも素晴らしい

だが、苔むしたバラのかすかな香りや
オレンジの木のまわりをそよぐ風や
しとしと音を立てる泉の方が
おまえの気まぐれな愛よりは確かな喜びをくれるのだ!

おお、レイラよ、軽やかに飛び去ってしまった
甘いくちづけをくれたおまえの唇を失ってからは
もはややつれたオレンジの木も香ることはなく
苔むしたバラからも、かぐわしい匂いはしなくなった

鳥も濡れた羽と苔でできた巣の中にこもり
もはやバラとオレンジの木の周りで歌わなくなった
庭の泉ももはややさしい歌をなくしてしまった
朝焼けも昔の済んだ空のようには輝かないのだ

おお、軽やかな蝶のような若々しいおまえの愛が
すばやく、柔らかい羽で私の心に舞い戻ってきてくれたなら
そしてまたオレンジの木の花の香りが
苔むした枝に咲くイスファハンのバラの匂いが戻ってきてくれたなら

 “Après un Rêve / G. Fauré”
“Ombra mai fù / Händel”
“Im wunderschönen Monat Mai Op.48-1 / R. Schumann”

Voice Now

Frauenliebe und Leben op. 42 Liederzyklus nach Gedichten von Adelbert von Chamisso歌曲集『女の愛と生涯』 作品42 アデルベルト・フォン・シャミッソーの詩による連作歌曲集 Nr.4 Du Ring an meinem Finger わたしの指の指輪よ

Magdalena Kožená 
Sop. Hyunju Park, 소프라노 박현주 in Passau 2014
Du Ring an meinem Finger
Adelbert von Chamisso

Du Ring an meinem Finger,
Mein goldenes Ringelein,
Ich drücke dich fromm an die Lippen,
Dich fromm (an die Lippen)
an das Herze mein.

Ich hatt ihn ausgeträumet,
Der Kindheit friedlich schönen Traum,
Ich fand allein mich, verloren
Im öden, unendlichen Raum.

Du Ring an meinem Finger
Da hast du mich erst belehrt,
Hast meinem Blick erschlossen
Des Lebens unendlichen, tiefen Wert.

Ich will ihm dienen, ihm leben,
Ihm angehören ganz,
Hin selber mich geben und finden
Verklärt mich (und finden
Verklärt mich) in seinem Glanz.

Du Ring an meinem Finger,
Mein goldenes Ringelein,
Ich drücke dich fromm an die Lippen,
Dich fromm (an die Lippen)
an das Herze mein.
You ring on my finger


You ring on my finger,
My golden little ring,
I press you devoutly to my lips,
To my heart.


I had finished dreaming
Childhood’s peaceful dream,
I found myself alone, forlorn
In boundless desolation.


You ring on my finger,
You first taught me,
Opened my eyes
To life’s deep eternal worth.


I shall serve him, live for him,
Belong to him wholly,
Yield to him and find
Myself transfigured in his light.


You ring on my finger,
My golden little ring,
I press you devoutly to my lips,
To my heart.
황수미 Sumi Hwang – R.Schumann : 여인의 사랑과 생애(Frauenliebe Und Leben)

황수미 Sumi Hwangさんの歌唱:好き

こちらにも

Jessye Norman
Edith Wiens

ドイツ語発音記号

an/~に、身につけて
drücken/身体を押しつける
dich/君に、お前に
fromm/敬虔な、忠実な
Lippen/唇
Herz/心 
(下へ)
da/そこに、その時、
erst/第1の、最初の
belehren/教える、分からせる
Blick/視線、眼差し
erschliessen/開発する、推定する
Leben/生命、生涯、人生、生活
tief/深い Wert/価値
haben/持っている(英:have)
ihn/彼を、それを
austräumen/夢を見終わる
Kindheit/幼年時代、子供の頃
friedlich/平和な、穏やかな
finden/見つける、思う
allein/一人きりで、ただ~だけ
verlieren/なくす、失う、見失う
im/in+dem
öde/退屈な、味気ない
unendlich/無限の、果てしない
Raum/部屋、場所
wollen/~するつもりだ、~と主張する
ihm/彼に、それに
dienen/仕える、役に立つ
leben/生きている、暮らす
angehören/所属している、 一員である
ganz/完全に、すっかり
hin/あちらへ、~に向かって
selber/自分自身
geben/渡す、与える
verklären/晴れやかにする、輝かせる
seinem/彼の、その
Glanz/輝き、栄光

「女の愛と生涯」が作曲されたのはクララとの結婚を勝ち取ったまさに1840年のこと。長い苦難の末にようやく愛するローベルトと結ばれることを喜ぶクララの姿だけではなく、戦いの末に訪れた幸福をかみしめるシューマン自身の姿が「ワタシ」に重なり合う。楽譜を見ると、「私の指の指輪よ」は、ピアノの旋律と歌の旋律がほとんど一致し、和音は最低限に抑えられている。ピアノと女声という二つの声が寄り添うように同じメロディーを歌う。ごてごてした和音の飾りはなく、ピアノの奏でる内声は、まるで陽に当たってぽた、ぽたと地面に落ちていく雪解け水のようにに、それまでのわだかまり(ヴィークとの確執)を溶かしていく。