5月18日に、国連特別報告者で、「プライバシー権」担当のジョセフ・カナタチ氏(マルタ大教授)が、「プライバシーや表現の自由を制約するおそれがある」として懸念を表明する書簡を安倍晋三首相あてに送った。 「ヤギさんゆうびん」じゃないのに、中身もよく検討もせず「抗議文」を送った政府に対し、カナタッチ氏から厳しい反論が来た。なのに、Abeはサミットで立ち話をした国連事務総長との話を、真相を自分の都合の良いように捻じ曲げて発表した。

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「共謀罪」法案に対する国連からの警告をも無視し突っ走る政府
この法案をめぐっての日本政府の対応を国連特別報告者が批判。
「特別報告者」は、国連人権理事会に任命される独立した立場の専門家だ。国やテーマごとに監視し、理事会に報告する。
国連のプライバシー権に関する特別報告者のジョセフ・ケナタッチ氏が、共謀罪法案についての書簡を5月18日付で安倍晋三首相に送付。
書簡では、同法案がプライバシーや表現の自由を制限するおそれがある、と指摘対象となる277の犯罪にはテロや組織犯罪とは無関係なものがあり、法律が恣意的に適用される危険性への懸念を訴えている。
書簡は、国連人権高等弁務官事務所のホームページで公開された。こちら

日本政府は、この書簡に強い拒否反応を示した。菅義偉官房長官は522日、「一方的に発出された。不適切なもので、外務省を通じて強く抗議を行っている」と述べ、こうも語った。「特別報告者という立場ですけれども、個人の資格で人権状況の調査報告を行う立場であり、国連の立場を反映するものではない」

経過:東京新聞より

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天皇側の反撃? 天皇に「反撃」する権利があるか、反撃できるとして、それが大多数の国民の意見と異なる場合は危険ではないか、など気になる問題はあるにせよ、翻って現政権の態度は、国民統合の象徴である天皇の意志を完全に無視(それは大多数の国民の声を無視すること)し、あろうことか、あたかも自分が天皇であるかのような「もの言い」「態度」を見せるAbeには、多くの国民が辟易しているのは間違いない。日本が危ういかもしれない。
5/23の報道では宮内庁は天皇の「ショック」発言はなかったと反論

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国会議員の与野党合意で何とか法案ができそうな雰囲気だったものが、日本会議などからの横やりなのか右派からの圧力に政権が屈したのか、それとも政権の方がUltra Nationalistsの集まりだからか、合意の核心をはぐらかす「案」がでてきたようだ。長時間かけて作った合意を再協議もなしに変えるなどあってはならないこと。こんなことが平気でいつも起きるのが今の日本だ。
天皇は何も言う権利がない。内閣が天皇の考えを無視し国民の気持ちや意思を無視するとどうなるのだろう?私はそのうち天皇自身が、何らかの形で「何を考えているのか、憲法を守れ」というのではないかと思う。

朝日新聞(4/20)

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(もう少ししたらきっと、困った”時の人”になる)と書いたら、本当にそのようになってきた。幼稚なスピリチュアルなものを信ずる心が、自分の立ち位置をわきまえなければ政治性を帯びることに思いが至らない人には、自分がどんな危険な位置にいるかも認識できないようだ。自分の影響力が増すことの本当の意味を知らず、単純に”自分の価値”が増したのだと勘違いする!ホントにハタ迷惑な人だ。
元北大、現東工大教授中島岳志教授の議論を新聞より転載。

 

安倍昭恵 「家庭内野党」の真実  著:石井妙子(Kindleで購入)

ときに「反原発」「反防潮堤」「反TPP」といった安倍政権とは真逆の意見をいい自ら「家庭内野党」と名乗って見せる。一方で、内閣総理大臣夫人として講演会に出席するなど総理の妻としての顔もしっかり使いこなす日本のファーストレディー・安倍昭恵。
森友学園への関与をめぐって総理夫人は私人か公人かといった問題も話題となっている。
そんな昭恵夫人の奔放な振る舞いの源流を徹底取材。

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自民党の「復古主義」を”忖度”し市民の意識とかけ離れた方向に進むのが止まらない。道徳教育の教科書で「職業差別」をしてどうするのだろう??
それに、小学生が和菓子屋なんて知ってるだろうか?パン屋さんの方がきっと断然人気があり、なりたい子どもも多いはず。なのに、この選択は??学校が窮屈な空間にならないよう祈りたいものだ。私の一番下のかわいい孫も今年小学生だ。

 


日本は早くから、よその国の料理を取り入れ、食文化を豊かにしてきた。パン食も定着し、近所にお気に入りのパン屋をお持ちの方もおられよう。ところがそんなパン屋が教科書からはじき出されたのだという。小学校道徳の教科書検定の結果、「にちようびのさんぽみち」との教材に登場していた「パン屋」が「和菓子屋」に変更された

学習指導要領が求める「我が国や郷土の文化と生活に親しみ、愛着をもつ」との点が不足すると文部科学省が指摘し、出版社が修正した。パン屋では日本らしさが欠けるということか。同様の理由で、公園の遊具が和楽器の店に差し替えられた

もう50年以上前だが、評論家の加藤周一が仏教伝来や洋服などを例に、日本は雑種文化であると論じた。「日本精神や純日本風の文学芸術を説く人はあるが、同じ人が純日本風の電車や選挙を説くことはない」と書き、偏狭な日本主義者を批判した

和菓子や和楽器にすがって国や郷土への愛を説くとすれば、滑稽というほかない。本質よりも体裁にこだわる大人たちの姿である。まさか反面教師としての教育の一環ではあるまい。朝日新聞社説 2017/3/29


 

 

 

天皇退位と憲法問題cover

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