5/3憲法記念日。長谷部恭男先生は論旨がすっきり・わかりやすく、日本国憲法の良さをいつも教えてくれる人だ。政治・国際情勢・社会の諸問題は気になるけど「私が気にしなくてもいいか、、、?」と思ってしまう。でも時々はここにしっかり記録して折に触れ勉強するための「投稿」。勉強は楽しい。

vs(この頃気になる世界の異常思想【終末待望?論】)



「学問の自由」とは何か(東京大藤原ゼミ)

学術会議会員任命拒否問題をめぐって、これが「学問の自由」に関係があるのかないのかについて学者の中でも意見が分かれている。しかも「ある」という人も「ない」という人も自信をもって断言している。なぜこのようなことになっているのか。ここでは論争の構図を整理し、社会の中での学問の立ち位置について考えてみたい。

二種類の「学問の自由」
現在の論争で用いられている「学問の自由」という語は大きく二つの意味を担わされているように見える。一つは「自分の好きなように研究をする自由」(「学問の自由A」)。もう一つは「学問が権力による干渉を受けないこと」(「学問の自由B」)という意味である。今回の問題は「学問の自由」とは関係ない、なぜなら学術会議の会員にならなくても研究は自由にできるからだ、という人たちはこの言葉をAの意味でとらえている。それに対して、いや、問題は学問の自由に大いに関係があるという人たちは、特定の政権の意向に沿うだけなら学術会議は御用学者集団になってしまうとBの視点から危惧している。(以下略)

「公共の福祉(特に、表現の自由や学問の自由との調整)」に関する基礎的資料(PDF) 平成 16/4 / 1衆議院憲法調査会基本的人権の保障に関する調査小委員会 TEXT

23条「学問の自由」
学問の自由の内容
大学の自治
ポポロ座事件

デジタル大辞泉 「学問の自由」の意味・読み・例文・類語
学問研究・研究成果の発表・討論・教授・学習などに関して、政治・宗教・経済などいっさいの外的権力からの干渉・制限・圧迫を受けることなく、活動しうること。 日本国憲法第23条に「学問の自由は、これを保障する」と規定されている。Jun 23, 2017


AI Overview
Learn more
学問の自由には、学問活動における他者からの干渉や制限を受けない自由という意味と、学問研究の自由、研究発表の自由、教育の自由といった具体的な内容が含まれます。これは、思想・良心の自由、言論・表現の自由とも関連し、真理の探究を保障する重要な権利です。
学問の自由の具体的な意味:
学問研究の自由:
どんな分野の学問を研究するのか、どのような方法で研究を行うのか、自己決定の自由。
研究発表の自由:
研究成果を自由に発表し、議論を深める自由。
教育の自由:
どのような教育内容を伝えるのか、どのような教育方法で教えるのか、自己決定の自由。
学問的活動の保護:
学問研究、研究発表、学説内容など、学問的活動とその成果が、国家権力やその他の外圧によって妨げられないこと。
大学の自治:
大学が国家権力等の外的干渉を受けずに、自主的に学問研究・教育に関する諸事項を決定・遂行する権利。
学問の自由の重要性:
社会の発展と進歩:学問の自由は、社会の発展、技術開発、生活の改善に貢献する。
民主主義社会の基盤:批判精神を育み、民主主義社会を支える。
真理の探究:学問研究を通じて、真理を探究し、知識を蓄積する。
個人の成長:学問の自由は、個人の知的好奇心と創造性を高め、個性的な能力を伸ばす。


学問の自由と関連する憲法上の条項:
憲法第23条:学問の自由を保障。
憲法第19条:思想・良心の自由を保障。
憲法第21条:言論、出版、集会、結社、表現の自由を保障。
学問の自由における大学の自治とは?判例も紹介します!
May 9, 2021 — 学問の自由とは、学問活動において他者から干渉や制限を受けない自由です。 日本においては、学問=心理…


生成 AI は試験運用中です。法的なアドバイスについては、専門家にご相談ください


The governing ideology of the far right has become a 📛monstrous, supremacist survivalism. Our task is 📍to build a movement strong enough to stop them

The movement for corporate city states cannot believe it’s good luck.

For years, it has been pushing the extreme notion that wealthy, tax-averse people should up and start their own high-tech fiefdoms, whether new countries on artificial islands in international waters (“seasteading”) or pro-business “freedom cities” such as Próspera, a glorified gated community combined with a wild west med spa on a Honduran island. Full TEXT

 それにしても、なぜこの政権はこれほどまでに「極端」なのか。その「原動力」はどこから来るのか。

 謎を解くヒントとなる論考が、先月、🔹英国のガーディアン紙に載った。著者は著名な作家ナオミ・クライン氏とドキュメンタリー映画監督のアストラ・テイラー氏だ。「🌹終末論ファシズムの台頭」という題の長い論考だが、全体として、❗️トランプ政権を支える諸勢力は危険な「終末論」的思想で結びついているとして、警鐘を鳴らす内容となっている。(神里先生)


★「ゼロサム」思考のトランプ

http://www.akemimarumo.com/wp-content/uploads/2025/05/d2a7e52b205fdd27a0b9c1827e401a5e.pdfトランプ米大統領の世界観は「ゼロサム」思考に基づいている。すなわち「米国が勝つためには誰かが負けなければならない」とする考えで、両者が利益を得る「ウィンウィン」の発想はない。ゼロサムの対立構造はトランプ氏の人生を構成する不変の要素だ。トランプ氏は世界における米国の役割を縮小させたいと考えているのではないか。ロシアのプーチン大統領が支配したウクライナの広範な地域の運命は気にならないようだし、台湾についても関心は高くなさそうだ。このパラドックスは、トランプ氏が世界を勢力圏の概念で捉えていると考えると理解できる。full text

トランプ氏の復権は「革命」 副大統領ブレーンが予測する帝国の時代」2025/5/9Asahi

Full Text   同志社大三牧さんのコメントが良い。

帝国の幻影~壊れゆく世界秩序~「勢力圏」のはざまで【6】  米国は第2次トランプ政権の下、自ら第2次世界大戦後に築き上げた「リベラルな国際秩序(Liberal International Order)」を壊すような動きを見せてきました。背景に何があり、今後の世界はどうなるのか。バンス米副大統領のブレーンである米ノートルダム大学のパトリック・デニーン教授


三牧聖子氏:「もちろん、トランプ政権に多くの人脈を有するデニーン氏の国際秩序観は、トランプ政権の行動を理解するには役立つ。就任以来トランプは、19世紀から20世紀にかけてアメリカの領土拡張のイデオロギーとなった「明白なる運命(manifest destiny)」という標語を掲げ、グリーンランドやパナマ運河への帝国主義的な欲求を露わにしてきた。ただ、これらの行動が、「腐敗したリベラルの平和的な転覆」とどうつながるのかは不明だ。少なくとも日本をはじめとする中小国から見れば、国際秩序を悪化させるだけの行動だ。」

 この問題がないがしろにされていい訳がない。例えスガが廃人になったとしても誰も忘れてはいない。

Science Council of Japan SCJ (日本学術会議)

1

朝日新聞記事より

『理念なき法人化』が本当に行われたなら、日本の学術の『終わりの始まり』になる。心配です。」
 ――「終わり」とは?
 「ひとえに学術に基づき、社会や国に意見を言うのが、ナショナルアカデミーたる日本学術会議の使命です。しかし人事や運営面で国のコントロールが強まれば、国の方針に逆らうようなことは言いにくくなるでしょう。その影響は、いずれ学術界全体に及びます」
 「地球温暖化など、世界の英知を結集して対応すべき問題が眼前に迫っている。フェイクニュースが氾濫するこの時代に、ナショナルアカデミーの重要性はより増しているはずなのに、力をそぐようなことをして、本当にいいんですか?と」

 「国を動かす人たちに、科学というものがよく理解されていないのかもしれません。それぞれの研究が、どんなところでどういうふうに役に立つか、最初から見通しが立つわけではない。だからある程度寛容に、科学者の知的好奇心が自由に羽ばたくようサポートする態度が必要なのですが、そういう面が弱すぎる感じがします」

 ――何を言い続けますか。
 「ナショナルアカデミーとして学者の総意を社会や国、国際社会に発信できる組織であること。そのために学術会議が掲げ続けている  ①学術的に国を代表する機関としての地位  ②そのための公的資格の付与  ③国家財政支出による安定した財政基盤  ④活動面での政府からの独立  ⑤会員選考における自主性・独立性――の5要件をすべて満たすこと。ここは絶対に譲れません。現執行部は苦しいでしょうが、踏ん張ってほしいと思います」

 ――報道によると、学術会議は最終報告を「大筋容認」と。梶田さんがせっかく3年間を捧げて政府と対峙したのに、ちょっとがっかりしませんか?
 「よくわかりません。ただ、『大筋容認』は報道のミスリードじゃないかな。まだそこまでには至っていないと、信じています」
 ――ここで妥協しないと潰される。そんな恐れが現執行部にはあると巷間言われています。素朴な疑問ですが、潰されたらまずいのでしょうか。
 「これは完全に僕個人の考えですが、国からの独立性を失い、本当にデタラメな学術会議になるんだったら、『国が潰した』の方がまだましですそういう国だと世界から思われるでしょうが、それも仕方がない。そんなふうに思っています」
 ――梶田さんなら「だったら潰してくれ」と言うと。
 「いやいや、自分から『潰して』なんて決して言いませんよ。我々の意見はこうですと言い続けます。同じことを言い続けて、それでも結果、国に潰されるんだったら、しょうがない。そういう国だとあきらめるしかない」

2

「学術会議の言葉、国は聞かなくなる」加藤陽子氏ら法人化反対の会見 2025年2月15日

声明をまとめたのは憲法学者や政治学者らがつくる「安全保障関連法に反対する学者の会」。声明では、加藤陽子・東京大教授ら6人の任命拒否について「不作為の違法状態が続いている」として、任命と拒否理由の開示を政府に求めている。

 法人化法案については、首相任命の監事を新たに置くなど「独立性と自律性を破壊しようとしている」と指摘。「新法は国益に反する結果を招き、法改正が強行されたとしても任命拒否の違法性は消えない」とした。

2025/3/31 しんぶん赤旗記事

 法律家1162人が21年4月に行った任命拒否情報の公開請求で、国は黒塗り文書(画像①)を開示し、「任命権者側から日本学術会議事務局に、令和2年改選に向けた会員候補者の推薦に係る事項として伝達された内容を記録した文書であり…(中略)…会員候補者の氏名及び肩書きが記載されている」と説明しました。
 同文書の黒塗り部分は何だったのか。任命拒否された6人がそれぞれ個人情報開示請求を行ったところ、開示された文書には、1人ずつの氏名と肩書、斜めの直線の一部が記されていました。そのほかは黒塗りでした。6人分の計6枚の文書を重ねあわせると、1枚の文書(画像②)となり、そこには6人の氏名と肩書が記され、大きなバツが記されていることがわかりました。

4/21 アメリカではトランプがあまりにひどいことをするので、おもわぬ逆効果が働くかもしれない。Fakeが蔓延ってはならぬと。


☆★しんぶん赤旗の連載「ストップ学術会議解体法案」より  2025/4,5月

5/4長谷部氏記事

🌸5/17 法案がすでに衆院通過(あり得ない)「5/20参議院院内集会」予定

“任命拒否問題”の当事者が語った 文書が存在しないというのは「ありえないですね」日本学術会議と政治 対立の背景は【5/17 TBS報道特集】   FULL TEXT


長谷部先生「学問の自律性」(「自立性」は誤り)

🌸6/4 陽子先生の「座り込み」 迫力が違う!

Asahi web記事 FULL TEXT

NHKのTV番組で(本物の公演に行きたい!)FaureのRequiemを聴いて改めて山田和樹の音楽の魅力について考える。最初の直接のencounterはYCU管弦楽団の練習。あの財団事務室の前の空間に山田和樹が立って指揮をしていた。ドン・ジョヴァンニの序曲を演奏していた。そのあとN響その他での指揮、東混の指揮、世界の国家演奏でのPoland国家演奏(面白かった、良かった)SeongJin Choとの共演など。。。。2025年にはベルリンフィルの指揮がある、楽しみすぎる。がんばれ、山田さん! デビューは6/12となった。6/14公演は6/15早朝NHKが中継するらしい。

maestro; a distinguished conductor or performer of classical music.
“the orchestra was strained after clashes with the great maestro” <Oxford Dic>

https://www.nhk.jp/p/premium/ts/MRQZZMYKMW/movie

「音楽の友」2025年2月号『音楽評論家・記者が選ぶコンサート・ベストテン&ベスト・アーティスト2024』 2025/1/20

♦伊熊よし子さん(音楽ジャーナリスト)
<コンサート>
5/28 山田和樹指揮 モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団 [藤田真央(ピアノ)]  6/12 チョ・ソンジン

國土潤一さん(声楽家・合唱指揮者・音楽評論家)
<コンサート>  2/16 山田和樹指揮 東京混声合唱団 第264回定期公演

♦白石美雪さん(音楽学・音楽評論)
<コンサート>   5/27 山田和樹指揮 モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団 [藤田真央(ピアノ)]
<ベスト・アーティスト>  山田和樹

山田和樹とチョソンジンが並ぶ(嬉しい)

「題名のない音楽会」出演情報

 Pie Jesu, Dómine, 競演

Pie Jesu, Dómine,                                       
dona eis réquiem,
dona eis réquiem.

Pie Jesu, Dómine,
dona eis réquiem,
dona eis réquiem.

Dona eis, Dómine,
dona eis réquiem,
sempiternam réquiem,
sempiternam réquiem,
sempiternam réquiem.

Pie, pie Jesu,
pie Jesu, Dómine,
dona eis, dona eis,
sempiternam réquiem,
sempiternam réquiem.

(Gabriel Fauré, Messe de Requiem en ré mineur, op. 48: IV. Pie Jesu)

https://fr.wikipedia.org/wiki/Pie_Jesu
https://fr.wikipedia.org/wiki/Requiem_(Faur%C3%A9)
Fauré, Requiem – Pie Jesu (Sabine Devieilhe, Paavo Järvi)
Eri Nakamura-san pie jesu
IV. Pie Jesu (faure Requiem) : Akie Amou

5/25 UP 山田和樹 ベルリン・ドイツ交響楽団 (DSO) の首席指揮者兼芸術監督に就任予定!!

Berlin Phil pageより5/29

5/29  2025/6/15にベルリンフィル・デビューとなった。

指揮者の山田和樹がベルリン・フィルにデビューを果たします。サン=サーンスの交響曲第3番《オルガン付き》では、オルガンの珍しい技法のみならず、繊細な音の質感も聴くことができるでしょう(オルガン独奏はセバスティアン・ハインドル)。この曲の前には、水に因んだ2つの作品が取り上げられます。レスピーギのきらびやかな《ローマの噴水》武満徹の神秘的な《ウォーター・ドリーミング》です。後者では、エマニュエル・パユがフルート独奏を務めます。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 山田和樹

◆山田和樹Berlin Phil debuet Concert

◆山田和樹さんコメント

憧れのベルリン・フィルのデビューを迎えるにあたって、オリンピック選手さながらの緊張の日々を過ごしています。何とか緊張を越えて、世界一のオーケストラと共に音楽できることを楽しめるところまで持っていけたらと思います。演奏会の模様がNHKでも生中継されるとのこと、身の引き締まる思いですが、皆様から空間を超えた応援をいただけることをとても頼りにしています。私の大好きな、レスピーギ、武満、サン=サーンスの3作品でデビューを飾れることが本当にうれしいです。

🎶6/14 June12公演初日の様子

レスピーギ 《ローマの噴水》,武満徹 《ウォーター・ドリーミング》,サン=サーンス 交響曲第3番《オルガン付き》


ベルリン・フィルでデビュー 指揮者の山田和樹さんとの一問一答ベルリン=寺西和男2025年6月13日 10時59分
 世界最高峰のオーケストラの一つ、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会で、指揮者の山田和樹さん(46)が12日、初めて指揮台に立った。定期での日本人指揮者の起用は、2011年の佐渡裕さん(64)以来14年ぶり。終演後、山田さんが記者団にベルリン・フィルでのデビューの感想を語った。 ――演奏会を終えてどんな気持ちですか。 「1カ月前や2週間前、始まる前はすごく緊張しました。(音楽監督などを務めている)モナコのオーケストラや英バーミンガムのオーケストラが応援してくれ、それで気持ちがすごく楽になりました。(ベルリン・フィルでの)リハーサルが始まると、不思議なことにオーケストラがすごくオープンでした。世界最高峰のオーケストラだから見る目も厳しいのかな、通用するのかなと思っていましたが、全部受け止めてくださった。僕が提案したことは全部やってくださった。演奏会もそうでしたが、僕のやりたいことをものすごくフォローしてくださって、一緒に作り上げた感があって、すごく幸せな瞬間でした」

山田和樹さん、ベルリンフィル定期演奏会で指揮 日本人は14年ぶり ――世界の様々なオーケストラに関わってこられて、ベルリン・フィルの違いはどう感じられましたか。 「今はどこのオーケストラも本当にすばらしいです。クオリティー的には日本のオーケストラもすごく高い。アジアもヨーロッパのオーケストラも高い。ただ、本番でとくにベルリン・フィルの力というのは、こう変わるんだ、こんなふうに音楽をもっていくんだと思いました。つやつやしたサウンド、豪華なサウンド、アンサンブル、音楽の羽ばたき方もそうです。音楽が羽ばたき始めたら、それがぐんぐんと羽ばたく高さとか飛翔(ひしょう)具合にはすごいものがあります。世界最高峰のオーケストラというのを本番で特に感じました。リハーサルまでもすばらしかったですけど」

山田和樹 大盛り上がりの会場!1日目6月12日

 ――聴衆の反応はどう感じましたか。 「(演奏会の最後に披露した)サンサーンスの(交響曲第3番「オルガン付き」の)最後はすごく盛り上がります。(聴衆から)すごく『ブラボー』という声が来て、あんなに来るとは思わなくてびっくりしましたけど。フィルハーモニーだから、指揮者が真ん中にいる。ホールのセンターに指揮者がいる、そんな会場はここしかありません。真ん中にいて歓声を浴びたのは特別な思いがありました」

 ――聴衆に正面から見られるのはどういう感じでしたか。 「前から見られるのはちょっと恥ずかしいです。恥ずかしいですけど、不思議と今日はやっている時は目の前にお客さんがいるとかあまり考えず、わりと音楽に集中できました。舞台上に集中できたと思います」

 ――昨年死去した小澤征爾さんが生きていたら、今日の演奏についてどんなコメントをすると思いますか。 「それは怒られると思いますよ(笑)。小澤さんは厳しいから、『よかったね』と一言いった後に、50項目くらいいっぱい言われると思います。それは小澤先生もベルリン・フィルを振った時に毎回カラヤン先生に怒られていたという話を聞きますから、そうやって脈々と。だから僕も誰かに怒られないといけないですけど。だから僕の中では今日はすごくうまくいったと思いますが、きっと小澤さんだったら、こういうだろうという注意事項を心に反芻(はんすう)します」

Conducting with Confidence (ベルリンフィルサイトの記事)
Whenever time permits, Kazuki Yamada likes to attend the orchestra’s concerts in the Philharmonie, and has often imagined himself on the podium – “but not so soon!” he admits. “I’d assumed that I’d be older – say, sixty.” When the 46-year-old received the news, words at first failed Yamada; but then, he says, he might have screamed just a little. In Birmingham his predecessors included Andris Nelsons and Sir Simon Rattle, and the appointment proved a game-changer for him. “Since I became music director there, I’ve received more and more enquiries from major orchestras,” he explains.

Kazuki Yamada and the City of Birmingham Symphony Orchestra seem well-matched. In an interview, one of the section leaders praised the conductor: “He trusts us – and this allows the musicians to blossom, since they don’t feel under any pressure.” He has, the instrumentalist said, “a crystal-clear vision of the music: there is never any doubt about how things should be. He knows exactly what’s going on in every section of the orchestra – it’s almost alarming to find someone with such an incredible overview.” This characterization reflects Yamada’s work ethic: “Whenever I appear before an orchestra for the very first time, I try to sense its tradition and gauge the mood, ” he says. “Sometimes I can adjust things, but at other times it’s better to follow the ideas of the orchestra. It’s like communicating without words.” Every initial encounter with an orchestra, including his first one with the Berliner Philharmoniker in June, is always “a kind of mystery,” Yamada says.

6/16【山田和樹×ベルリン・フィル】独紙が「大成功の夜」と賞賛---「共同通信」Full Text

🌸<評>山田和樹ベルリンフィルデビュー(ドイツ紙の評)

【海外の反応】14年ぶりの日本人指揮者に現地大絶賛!? 🇩🇪ドイツの音楽評論家はどう見た?

Top Page

名曲誕生 S.A.S. ’25

東日本・能登半島の大震災を思い、その後の日本を憂い、サザン桑田の歌への思いを伝える名曲だ。

サザンオールスターズ – 桜、ひらり [Official Visualizer]

同曲は軽やかに吹き抜ける春風のようなサウンドに乗せ、時に無情に襲いくる天災への畏怖と哀悼、そして、いつの日か必ず芽吹く新しい生命への希望を、儚くも美しい“桜”に重ねて描いたポップ・ナンバー。 2024年1月1日に発生した能登半島地震の被災地へ想いを寄せる形で、1月11日に石川県からスタートする全国ツアー“LIVE TOUR 2025「THANK YOU SO MUCH!!」”に先駆けてのリリースとなる。

柳暗花明
桜、ひらり
どれくらい 眠れぬ夜を越え
止まない雨に打たれ 大人になったろう?
懐かしい友 愛する人は去き
明ばたくように 時間は流れた

突然 あれからしばらくは
生まれた この場所が嫌いになったよ

帰らぬ日々 麗しい街並みを 
切り裂くように 春が途切れた
桜、希望に萌えて今も匂ってきます
ひらり 風に舞ってる

誰か 未来へ言葉 うまく伝えて欲しい
ゆらり 忘れえぬ面影
柳暗花明

どのくらい  あなたの夢を見て
あなたの名を呼べば  忘れるでしょうか?
泣くことさえ拒むか? 蝉時雨
恵みたまう 海が溢れた

君よ次代に向けて 愛を謳って欲しい
今も君は生きてる 
人を敬いながら いつも守って欲しい
そして 時間は巡り来る

でもね
遊びにおいで 待ってます
みんなでここから未来へ 翔ぼうよ!!

桜、希望を与えて今も匂ってきます
ひらり 花弁が舞ってる
誰か未来へ言葉 うまく伝えて欲しい 
ゆらり 忘れえぬ面影
柳暗花明

Top Page

 日本製鉄のUSスチール買収阻止問題で、政治的思惑丸出しの(バイデンの)2025/janの決定には米国内でも「米国の繁栄と安全を損なう特別利益団体への哀れで卑屈な迎合である。法律を乱用しながら、同盟国を裏切る姿を見るのは残念だ」(ジェイソン・ファーマン米ハーバード大教授)との指摘がある。ジェイソン・ファーマン・ハーバード大教授の「X」への投稿

Jason Furman  President Biden claiming Japan’s investment in an American steel company is a threat to national security is a pathetic痛々しい and craven臆病な cave to special interests that will make America less prosperous and safe. I’m sorry to see him betraying our allies while abusing the law.


 そもそも、「戦略的競争相手」とみなす中国に対抗しようと、対中輸出規制や重要物資のサプライチェーンの強靱化で日本に協力するよう求めてきたのは米国です。これは、「フレンド・ショアリング(Friend-shoring)」と呼ばれるもので、中国などに対抗するため、米国の同盟国や友好国の間での重要物資のサプライチェーン構築を目指す考えです。

Friendshoring
This currently in-fashion trade buzzword has arrived out of recent economic crises and strains on global supply chains caused by various shocks to the global economy. These include the COVID-19 pandemic and Russia’s invasion of Ukraine.

Essentially friendshoring refers to the rerouting of supply chains to countries perceived as politically and economically safe or low-risk, to avoid disruption to the flow of business.

The practice has stoked concern within the international community about the possibility of further geo-political fragmentation and deglobalization of the world’s economy – the decline of interdependence between nations, global institutions and enterprises.

The US government, for example, has stressed its intention to obtain components and raw materials from ‘friendly’ countries with shared values to increase security of domestic production.

US Treasury Secretary Janet Yellen set out Washington’s new approach to trade last year: “Rather than being highly reliant on countries where we have geopolitical tensions and can’t count on ongoing, reliable supplies, we need to really diversify our group of suppliers,” she said.

“Friendshoring means… that we have a group of countries that have strong adherence to a set of norms and values… and we need to deepen our ties with those partners and to work together to make sure that we can supply our needs of critical materials.”

Tech giant Apple is one American company to have recently made friendshoring moves, relocating some of its iPhone production to India from China. Currently, only 5% of Apple products are made outside of China, but recent JP Morgan analysis suggests this could rise to a quarter by 2025, Reuters reports.

<ただ、野口教授の次のような意見もある。> これまでの経緯を振り返ると、次の通りだ。

 経営再建中のUSスチール2023年夏、自力での再建を諦め、身売りを表明した。同年12月に、日本製鉄が米鉄鋼大手クリーブランド・クリフスなどに入札で勝ち、USスチールを約141億ドル(約2兆円)で買収する計画を発表した。

 これに対して全米鉄鋼労働組合(USW)は、即日、反対を表明した。アメリカの国家安全保障上の利益にかなうかどうかが問題だという理由だが、USWは、クリーブランド・クリフスを買収先として考えていたからだといわれる。ところが、この問題は、アメリカ大統領選の中で政治問題化した。24年1月にはトランプ氏が反対を表明し、バイデン氏も慎重にならざるを得なくなった。

 4月12日に、USスチールの臨時株主総会が買収計画を承認した。賛成比率は投票総数の99%だった。その後、政府の対米外国投資委員会が、国家安全保障上の脅威になるかどうかを審査したが結論が出ず、判断をバイデン大統領に一任していた。

 最初に、日本側の考えや受け止め方に対する疑問を挙げると、私が理解できないのは、日本製鉄がなぜUSスチールの買収にこだわるのか、なぜアメリカでの生産にこだわるのかだ。より一般的に言えば、なぜ日本で生産してアメリカに輸出するのではダメなのか?なぜアメリカ企業を買収して、現地生産をする必要があるのか?ということだ。

 日本製鉄は、日本国内の粗鋼需要の増加がこれ以上は見込めない中で、アメリカは先進国の中でも安定した大きな需要が見込めることを買収の理由に挙げている。買収に成功すれば、日本製鉄の粗鋼生産量は世界第4位から第3位になるといわれる。確かに鉄鋼業は規模の利益が大きい産業だ。しかし、生産量だけを増やしたところでどれだけ意味があるだろうか? 

 重要なのは、付加価値の高い製品を作ることによって、企業価値を高めることだ。実際、中国が世界粗鋼生産量の約半分を占めている今、いくら生産量を増やしても中国の製鉄会社には勝てない。だから、買収が不成立となっても、それは日本にとって大きな損失にはならないだろう。野口悠紀雄:一橋大学名誉教授

 隣国・韓国では尹錫悦(Yun Seok-yeol)大統領の拘束令状をめぐって内政が混乱、そして同盟国米国バイデン政権が、日本製鉄の米鉄鋼大手USスチール買収計画を禁じる命令、フランスで2024年6月に行われた欧州議会選挙では、RNの得票率が31.37%でトップとなり、マクロン大統領を支持する中道の「与党連合」(14.60%)に大差をつけて勝利。ドイツ連邦議会で12月16日、オラフ・ショルツ首相の信任投票が実施され、反対多数で否決された。この結果を受けてショルツ首相はシュタインマイヤー大統領に議会の解散を提案。2025年2月23日に20年ぶりとなる議会解散に伴う総選挙が実施される見通し。

 イタリアのメローニ首相が(1月)4日、米南部フロリダ州にあるトランプ次期大統領の私邸マール・ア・ラーゴを訪問しトランプ氏と会談。主要7カ国(G7)の欧州首脳でトランプ氏の就任前にマール・ア・ラーゴを訪れたのは初めてで次期米政権で米欧をつなぐパイプ役としての存在感を内外に誇示。イギリス・スターマー首相はただただ人気がない。民主的政治を続けたカナダ・トルドー首相はもうすぐ辞任するらしい(インフレ対策などをめぐり支持率が低迷する中で決断を迫られた)。どうなっているのか?

メローニ首相と

<スターマー首相・関連> マスク氏は引き続き「X」で首相や労働党関係者を名指しで攻撃し続け、首相を「まったくおぞましい」と書いた。また、「グルーミング・ギャング」に対する全国的調査の要求を「極右行動主義」と首相が呼んだことについて、「まったくばかげた言い分だ」と反応した。

 マスク氏がスターマー首相を失脚させようとしていることは、労働党政権にとって外交上の頭痛の種になり得る。世界一の金持ちというほかに、マスク氏はドナルド・トランプ次期米大統領に近い主要側近のひとりでもある。2024年米大統領選でトランプ氏を精力的に支持したマスク氏はこのところ、イギリスや欧州の政治に目線を移し、主に新興の右翼勢力の運動を支持している。

Few European leaders have felt the lash of Elon Musk’s social media outbursts more than Germany’s Chancellor Olaf Scholz. The tech-billionaire owner of X has called him an “incompetent fool” and urged him to resign. On Thursday Musk will use his platform to host Alice Weidel, the head of Germany’s far-right, anti-immigrant AfD for a lengthy chat. For many German politicians it smacks of political interference, with the AfD running second in the polls ahead of federal elections on 23 February. “You have to stay cool,” says Scholz. “Don’t feed the troll.”

2025/2/18 トランプ米政権による対外援助の一時停止の決定は、国際開発局(USAID)による資金提供の凍結をまねくなど、米国内外で大きな波紋を呼んでいる。
 国際政治学者として米国の移り変わりを見てきた同志社大大学院の三牧聖子准教授(米政治外交)は、米国が「対外援助というソフトパワーのツールを自ら手放した」と表現し、その背景に米国の「国益観の変化」があるとみる。
 「USAIDの活動については、これまでも無駄や非効率性が指摘されてきました。他方、その年間予算は政府全体の年間予算の約1%程度に過ぎない中で、世界で無数の命を救ってきました。にもかかわらず、そうした予算が『無駄金』の象徴とされ、その解体論が国民的な熱狂を生んでいる背景には、米国の国益観の変化があります」
 三牧さんは、予算規模で世界最大の対外援助を誇ってきた米国において、国益の捉え方に大きな変化が生じていると感じている。

 「米国がUSAIDというソフトパワーのツールを失うだけでなく、USAID解体をめぐり政治的に分断され、混乱し、弱体化することは誰にとって望ましいのでしょうか」 三牧さんは問いかけるように話し、「それは中国とロシアではないでしょうか」と付け加えた。
 米国が支援をやめた「空白地帯」に中国が影響力を浸透させることへの危機感も希薄なのが、「今のリアルな米国」と直視した。

マスク氏についての私見を述べた。
 「米国の対外政策をめぐる真剣な論争というよりは、『民主党リベラルの巣窟』と表現されたUSAIDを解体したことを成果にしたくて、恣意的に論争を盛り上げてきた面はあるのではないでしょうか」と指摘。「マスク氏こそが、市民の監視が及ばないところで私利を追求する『ディープステート』になりつつあるのではないでしょうか」

Haiku Poem, 2024 Jul.(Jun)-Dec.

<季語> 冬の季語(きごさい時記)三冬(冬全体にわたる季語)
【時候】
 凍る 寒し 冴ゆ 霜夜 冬 冬暖 冬の朝 冬の暮 冬の夜 【天文】オリオン 寒昴 北颪 北風 霜 冬霞 冬銀河 冬の雲 冬の空 冬の月 冬の虹 冬の星  【地理】凍土 枯野 冬景色 冬野 冬の海 山眠る

<春の季語>

桜🌸
若桜、姥桜、千本桜、嶺桜、庭桜、一重桜、御所桜、楊貴妃桜、左近の桜、深山桜、里桜、緋桜、上溝桜、南殿、大島桜、染井吉野、桜月夜、桜の園、桜山   
【関連季語】 花、山桜、初桜


【例句】
さまざまの事思ひ出すさくらかな   芭蕉「笈の小文」
命二つの中に生きたる桜哉  芭蕉「甲子吟行」
花に遠く桜に近しよしの川  蕪村「蕪村句集」
桜咲きさくら散りつつ我老いぬ  闌更「半化坊発句集」
観音の大悲の桜咲きにけり  正岡子規「子規句集」
風に落つ楊貴妃桜房のまま  杉田久女「久女句集」
夜桜やうら若き月本郷に  石田波郷「鶴の眼」
さくら咲きあふれて海へ雄物川  森澄雄「浮鷗」
天地をわが宿にして桜かな  長谷川櫂「松島」
大釜に飯炊きあがる桜かな  高田正子「花実」


🌿🌿🌿🌿


青春、芳春、陽春、東帝、青帝
【解説】
四季の一つで、立春(二月四日頃))から立夏(五月六日頃)の前日までの期間をいう。動植物の生育が活発になる季節で、春という言葉には、もののときめく明るいひびきがある。
旧暦では一月、二月、三月が春。三春(初春、仲春、晩春)をまとめた九十日間を九春とよぶ。

【例句】
山寺の春や仏に水仙花  也有「蘿葉集」
先ゆくも帰るも我もはるの人  白雄「白雄句集」
日くれたり三井寺下る春の人  暁台「暁台句集」
田楽に土焦したり春の庭  闌更「半化坊発句集」
春を見に浅草川をわたるなり  成美「成美家集」
この春を鏡見ることもなかりけり  正岡子規「子規句集」
腸に春滴るや粥の味  夏目漱石「漱石全集」
少年や六十年後の春の如し  永田耕衣「闌位」
掌にありて遠くはるかに春の貝  加藤楸邨「まぼろしの鹿」
雪の峰しづかに春ののぼりゆく  飯田龍太「童眸」
バスを待ち大路の春をうたがはず  石田波郷「鶴の眼」


🍃🍃🍃🍃🍃

花(はな)晩春
【子季語】
花房、花の輪、花片、花盛り、花の錦、徒花、花の陰、花影、花の奥、花の雲、花明り、花の姿、花の香、花の名残、花を惜しむ、花朧、花月夜、花の露、花の山、花の庭、花の門、花便り、春の花、春花、花笠、花の粧
【関連季語】
桜、初花、花曇、花見、落花、残花、余花

【解説】
花といえば桜。しかし、花と桜は同じ言葉ではない。🌸桜といえば植物であることに重きがおかれるが、
🌸🌸花といえば心に映るその華やかな姿に重心が移る。いわば肉眼で見たのが桜、心の目に映るのが花である。

【文学での言及】
あしひきの山さへ光り咲く花の散りぬるごとき我がおおきみかも 大伴家持『万葉集』
ひさかたの 光のどけき 春の日に 静心なく 花の散るらむ 紀友則『古今集』
年経れば よはひは老いぬしかはあれど花をし見れば 物思ひもなし 藤原良房『古今集』
花の色はうつりにけりないたづらに我が身世にふるながめせしまに 小野小町『古今集』
願はくは花の下にて春死なんそのきさらぎの望月のころ 西行『続古今集』


【例句】
これはこれはとばかり花の吉野山  貞室「一本草」
なほ見たし花に明け行く神の顔  芭蕉「笈の小文」
花の雲鐘は上野か浅草か  芭蕉「続虚栗」
一昨日はあの山越えつ花盛り  去来「花摘」
🌸花に暮れて我家遠き野道かな  蕪村「蕪村句集」
花ちるやおもたき笈のうしろより  蕪村「蕪村句集」
花を見し面を闇に打たせけり  前田普羅「普羅句集」
雀来て障子にうごく花の影  夏目漱石「漱石全集」
風呂汲みも昼寝も一人花の雨  杉田久女「杉田久女句集」
花万朶をみなごもこゑひそめをり  森澄雄「白小」
🌸雪山のどこも動かず花にほふ 飯田龍太「麓の人」
花の上に浮ぶや花の吉野山  長谷川櫂「松島」
花の風護摩の焔を吹きあふぐ  高田正子「花実」

1月

デイケアへの冬の道、よ~く見るとかすかな季節の移り変わりが、、、。

◆ ヤマボウシ赤く芽吹くや春立ちぬ ⇒ 山法師赤く芽吹いてりにけり         
◆ 寒明や山の斜面に陽射し見ゆ

2月

時折、ハイムの海沿いの道を車椅子で散歩し中庭で歩行訓練をしてみた。

◆ 海沿いの花壇春めくスミレ草         
海の青映えて揺れ(お)り菜花かな  <いい句です。>
◆ 春寒し海鵜と遊ぶ子らの声

◆ (病む部屋)病室にかそけき香り(サクラソウ)桜草         
◆ 海鵜二羽青い水面を渡りゆく
◆ 菜の花も咲くや如月平潟の海

週2回通所のリハビリ施設「こもれび・デイケア」は円海山の麓に位置します。

◆ 坂歩行振り返り見る薄紅梅         
◆ 汗し歩む我にやさしき梅白し

2/27 少ない所得税だけど、長年の習慣で確定申告をしました。

◆ 冬寒や年ごとに減る還付額       
マイナンバーカードで確定申告す  <いいですね。> !
◆ 厄介な申告終えて春が行く

3月

◆ VanceにNo! (冬)怒りのVTスキー場         
◆ 人々の怒りで雪も溶けるらし

3/8 先生に”「を使って春季の俳句を詠みなさいという問題”ときいて、すぐやってみる軽率な私。

◆ 東風に翼広げて鳥帰る (NHKの映像を見て)        
◆ 翼折り頭を垂れて春待ちぬ (老いゆく身と向き合いつつ春を待つ)
卒業の孫よ翼は無限大 (希望を胸に就職戦線に挑んでいる孫・・・) 孫の句、素晴らしい

3/15 先生に”「末」を使って春季の俳句を詠みなさいという問題”ときいて、懲りずにまたすぐやってみる軽率な私。

<入選>年度末の工事現場に黄砂降る降る黄砂 ※二句を頂きました
◆ 三月の工事現場はつちぐもり ※(”三月”で「年度」と置き換えができますか?)
三月は小説巻末先に読み 
◆ ゆく末を明日に託して春を待つ

「床」の入った春季雑詠

◆ 雪解けの川床覗く猫柳                            
◆ 川床に春の風吹き辛夷咲く   
 
◆ 苗床に種まく父を追いしかな       
父の手の芋の種撒く土の床 

◆ 終の床はいと答えて父逝けり  ◆ 春の床はいと答えて父逝けり ⇒(先生)春の日にはいと答て父逝けり
<苗代>
◆ 遠い日の温(ぬる)き苗代青い空 ⇒(先生)日の温き苗代青・・苗代もOK
◆ 苗代の滑りの記憶青い空(出さず)


3/25「西日」の入った句

◆ 道端の菫西日に背を伸ばし         
西日浴び帰る釣船影長し (〇です。)

「端居」の入った句

◆ 端居して想ふは故郷の山桜        
◆ 端居してロバートフロスト原語読み⇒(改)端居してフロスト「牧場(まきば)」原詩読む

「筆」

先生の課題で、その課題が春の季語か夏の季語かもわからないという、かなり絶望的レベルだ。でも、課題が来るだけしあわせ。

◆ 冬越して山里明るみ筆竜胆
◆ ブログ記事今日の挿絵は土筆んぼ

◆◆

5月

「花火」「芙蓉」

◆ 遠き日の 記憶に光る 宵花火         
🌸 有名な花火の俳句

🎆 松尾芭蕉(まつお ばしょう)

大江や けふは我が世の 花火かな
(意味:大川(隅田川)の賑わいを見て、今日の花火は自分が主人公のようだ。)

🎆 小林一茶(こばやし いっさ)

花火して また夜空へと 消えにけり
(意味:打ち上げられた花火が消えて、また夜空に戻る様子を詠んでいる。)

🎆 正岡子規(まさおか しき)

花火上がる 夜のしじまに 音ひびき
(意味:夜の静けさの中に花火の音が響きわたる。)

◆◆

Top Page

田中熙巳(てるみ)さん(92)を追うサイト

この中で現地で演説を行う田中煕巳 代表委員は「今回の受賞をきっかけに世界中の核兵器をなくさないといけない、なくすために活動しないといけないという思いを持ってもらい、大きな運動になることを期待したい」と述べました。

また、すでに完成したという演説の内容について「中身を考えるのに頭のほとんどを費やし、夢の中まで出てくるほどだった」と振り返ったうえで、「原爆が人間にどういう被害を与えるかよく知られておらず、『非人道的』といっても必ずしも頭に浮かんでいるわけではないと思うので、どういう被害をもたらすのか、ことばだけでなく中身が伝わるようにしたい」と述べました。

12/9 オスロ空港

田中 熙巳 TANAKA Terumi (peace boat site)(日本被団協代表委員埼玉県原爆被害者協議会会長)

1932年中国東北部(旧満州)生まれ。東京理科大学物理学科卒業。博士(工学)。1938年父の死亡により、父母の姉たちがいた長崎に移住。1945年8月9日、県立長崎中学校1年在学時、爆心地から3.2キロの地点で原爆被爆。爆心地付近にいた二人の伯母を含む親族5人の命を一挙に奪われ、母方の伯母を野原で荼毘に付す。1972年から被爆者運動に関わり、宮城県原爆被害者の会や日本被団協の役員を歴任。2000年6月より、日本被団協事務局長を務める。2017年6月より日本被団協代表委員。<元東北大学工学部助教授、博士(工学)(東北大学、1993年)>


nhk 【全文】ノーベル平和賞授賞式 日本被団協 田中熙巳さんの思い12/9 NHKの単独インタビュー

日本被団協 きょうノーベル平和賞授賞式 田中熙巳さんが会見  <全文>

質疑Q.ノーベル平和賞は日本被団協にどのような影響を与えますか。将来にどのような期待をしますか。

A.正直申しますと、日本被団協は、核の廃絶、今のことばで言うと、核のタブーの確立のために貢献してきたと私どもは自負をしていました。
ノーベル平和賞をいつかは、遠くない将来にいただけるんだというふうに期待していた年が結構ありました。それが叶わないできたという、諦めていた時に、先ほど申しましたように今年の思わない受賞でありましたので、本当に私どもの運動の経過が初めてと言いますと申し訳ないんですけども、ノーベルの委員会にも認められたし、それを通して世界の人たちに認めていただけることになったんだというふうに思っています。

なぜ、特に私どもの受賞が今年与えられたかということになりますと、やはり、今の世界の核情勢、2年前のロシアのウクライナに対する侵攻、しかも核兵器を威嚇に使うというような状況での侵攻、それからイスラエルのガザに対する、なんて言いますかね、私どもからすると申し訳ないような、申し訳ないようなと言うのは変ですけれども、残虐な行為が繰り返されていることに対しての怒りというのもあるんですけども、そういう全体の中で、やはり核がまた軽く語られる、核兵器を使うことが軽く語られるような時代になったということは大変私どもにとっては遺憾なんですね。ある種、悲しい思いがいたします。

Nagasaki atomic bomb survivor speaks ahead of Japanese Nobel Peace Prize winner’s

A Japanese organisation of atomic bomb survivors from Hiroshima and Nagasaki has won the Nobel Peace Prize for its “efforts to achieve a world free of nuclear weapons”. The group, known as Nihon Hidankyo or Hibakusha, which is a Japanese term to describe the survivors of the atomic bombings, was awarded the prize in the Norwegian capital of Oslo on Friday morningThe Norwegian Nobel Committee, announcing the award, said in its citation: “Hibakusha is receiving the Peace Prize for its efforts to achieve a world free of nuclear weapons and for demonstrating through witness testimony that nuclear weapons must never be used again.”

♬授賞式、受賞スピーチ

代表委員 田中熙巳さんの演説全文 in English  フリードネス委員長のSpeech

(asahi)ノルウェー・オスロで10日にあったノーベル平和賞の授賞式で、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)を代表してスピーチした田中熙巳(てるみ)さん(92)は、日本政府が原爆の犠牲者に国家補償をしていないことに繰り返し言及した。あえて強調したのはどんな思いからなのか、どう受け止められたのか。 《もう一度繰り返します。原爆で亡くなった死者に対する償いは、日本政府は全くしていないという事実をお知りいただきたい》


直野章子京大

――田中さんは授賞式で、なぜ「国家補償」を強調したのでしょう。

 「補償」とは、「お金がほしい」ということではありません。死者の無念を代弁し、放置されてきた人たちを忘れないでと訴え、国に「償い」を求めたものです。そうした田中さんの強い思いを感じさせるスピーチだったと思います。

[戦後補償を拒み続ける政府の真意とは]