「路傍の聖者ー宮芳平展」

2011年2月17日

没後40年 「路傍の聖者ー宮芳平展」練馬区立美術館

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「地面に落ちた草の種が、そこから芽を出し生え出るように、俺も自分が置かれた場所から芽を出し生え出る、そこがあまりいヽ地面で奈かったとしたところで、それが何としやう、芋の種は決してそこから動かない・・・」

練馬区立美術館で、まずその自画像に惹きつけられた。力強い油絵、軽快なリトグラフ、そして眼が見えなくなった時に描かれたゆがんだ自画像、どれもつよく心に残った。

これからきっともっと注目されると思う。注目されればいいなと思う。

2024/2/29

鷗外先生、「おれの絵のどこが悪い?」

文豪・森鷗外の小説『天寵』のモデルとなった、著者の生涯と画業。
油彩画、素描、銅版画、ペン画、詩文を満載し、その多彩な魅力に迫る。
明治26年 新潟に生まれる。画家を志す中、森鷗外と出会い、高村光太郎、中村彝など、時代の巨匠たちに見守られ本格的に画家として歩みだす。
しかし、その愚直ともいえる生き方ゆえに、極貧から抜け出せない時を過ごすが、長野諏訪の高等女学校に美術教師として職を得、以来、信州の自然、純粋な子供たちに囲まれ、画家として制作をつづけた。著/宮 芳平

宮 芳平「歌」 大正4(1915)年/油彩、キャンパス/額1217×823×49(mm)/資料番号100067

宮芳平画文集 「野の花として生くる。

宮芳平 著 ; 練馬区立美術館 企画・監修// 生誕一二〇周年を記念して開催される巡回展に合わせて制作された、生涯にわたる絵の変遷をたどる図版の決定版。生誕一二〇周年を記念して開催される巡回展に合わせて制作された、生涯にわたる絵の変遷をたどる図版の決定版。

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